本企画の主旨
今年度のITCカンファレンスを大田区(大田区産業プラザ)に於いて開催するにあたり、大田区をテーマとしたプログラム(2日目Dトラック)を企画致しました。
企画推進にあたり、大田区の町工場活性化に努力されている皆様のご協力を賜り、大田区企業の抱える現状の課題を把握し、今後多くのITコーディネータが継続的に大田区企業の活性化に役立てるようなきっかけの場を作りたいと考えております。
ITコーディネータ協会では、この実践活動を「モノづくり応援隊in大田区」と題し、実践活動をするために応募した15名のITコーディネータを3つのグループに分け8月より活動を開始しております。
本プロジェクトはITコーディネータと共にIT経営改革を目指す企業を選定する「気づきのプロセス」からスタートし、実際に企業を訪問、経営課題解決の方向性(戦略イメージ)を経営者と共に考え、カンファレンス当日には、対象企業の経営者をお迎えした報告会を行いたいと考えております。
ITC Coference 2005 2日目「Dトラック」プログラム構成
午前(10:00〜12:50) 講演(3名予定)
午後(13:50〜16:40) パネルディスカッション
第1部)大田区経営者とITCを交えての意見交換の場
(大田区企業3社/ITC3名)
第2部)「モノづくり応援隊in大田区」
〜ITCによる大田区企業への支援実践〜報告会
展示【併設】 大田コレクション:パネル・商品・廃材使用のフラワーアート等展示
モノづくり応援隊の活動内容
(1)大田区特有の経営課題に対して積極的な取り組みをされる企業にITコーディネータ
が直接訪問し、経営改善の方向性を支援します。
(あくまでも経営課題の解決が目的であり、IT導入が目的でありません。)
これまでのヒアリング・調査の中からあがっているキーワードは以下の2つです。
■脱下請け
・製品企画力・・・独自技術を生かした製品の開発
・販売チャネル拡大・・・マーケティング・営業力強化
■後継者不足 ・・・魅力があり、将来性のある企業へ
(2)個別企業の対策もあるが、共通的課題解決の方向性も視野に入れて活動します。
(3)すでに動かれている大田区関連の支援団体様との連携の下地作りのきっかけに
なればと考えております。
(4)カンファレンスまではおそらく数回の訪問となりますが、経営改善の方向性を示す
ところまで無償で経営者の方と取り組ませていただき、その途中経過を発表します。
(対象企業は、許せる範囲で内容を公表させていただけることが前提)
(5)カンファレンス後、対象企業の要望があれば、改めて契約を結びITC協会の
組織的協力の元、引き続きご支援いたします。
このプロジェクトは、イベントに向けての1次的なものでなく、1年後2年後を
見据えた形で計画すると共に、カンファレンスがきっかけで大田区の経営者とITC
が交流することを通じて、具体的経営課題の把握と対策を検討し、将来につながる
活動にできればと考えております。
体制およびスケジュール
ITコーディネータ 15名(3グループ)体制で活動