実務上の能力

 
 1 誕生の背景/なぜ、ITコーディネータが必要か?
 2 経済・社会的役割/ITコーディネータはどのような役割を担うのか?
 3 政府による支援/政府によるITコーディネータ等活用支援施策 
 4 実務上の能力/ITコーディネータに求められる能力 
 5 制度の特長/ITコーディネータ資格認定制度の基本的考え方 


ITコーディネータに求められる能力


 ITコーディネータ資格認定制度では、ITコーディネータを次のような実務能力を有する人材として想定しています。

経営とITが分かり、経営者の戦略的IT投資をサポートできる人材。
IT投資の企画・立案からシステム開発、運用までを一貫してモニタリングできる人材。具体的には、次のような実務を的確に行うことが必要です。
情報システムを基盤として組込んだ経営戦略の策定を支援する。
経営戦略を実現する情報化企画書を作成する。
情報化に必要なIT資源の調達を経営戦略企画責任者と共に行い、情報システムの開発および組織への導入時に経営戦略企画責任者の片腕となってマネジメント支援を行う。
運用時にはIT資源および経営活動全般における情報の活用度を定期モニタリングする。
これらのプロセスで問題があれば対策を提案する。ITコーディネータ資格認定制度では、これらを次の5つの活動フェーズ

 ・経営戦略フェーズ
 ・IT戦略策定フェーズ
 ・IT資源調達フェーズ
 ・IT導入フェーズ
 ・ITサービス活用フェーズ

と、この5つ活動フェーズ全体をプロジェクトとしてとらえ、

 ・各フェーズの活動を最適な方向に導く「プロセス&プロジェクトマネジメント」能力
 ・経営者をはじめユーザーやITベンダーとの「コミュニケーション」能力
 ・活動の成果を「評価基準」に基づいてチェック、監理する「活動のモニタリング&コントロール」能力

と体系化しています。

ITコーディネータ協会では、これらの活動、能力を高めるためのカリキュラム体系を用意し、提供しています。


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