誕生の背景

 
 1 誕生の背景/なぜ、ITコーディネータが必要か?
 2 経済・社会的役割/ITコーディネータはどのような役割を担うのか?
 3 政府による支援/政府によるITコーディネータ等活用支援施策
 4 実務上の能力/ITコーディネータに求められる能力
 5 制度の特長/ITコーディネータ資格認定制度の基本的考え方


なぜ、ITコーディネータが必要か?

 日本におけるITの活用が、国際的にみて遅れている構造的な要因の一つに、 ITベンダーはITユーザーの 経営に関する知識が乏しく、 ITユーザーはITベンダーの情報システム開発についての知識が乏 しいため、情報システム開発の現場では極めて非効率な情報化投資が行なわれているという現状 があります。こうした現状を打破し、わが国の企業の国際競争力を高めるため、 ITユーザー、 ITベンダー双方の事情に通じた豊富な実務経験を持ち、経営者の立場に立って経営とITを橋渡し、 真に経営に役立つIT投資を支援できるプロフェッショナルが求められています。

 また、21世紀はネットワークの時代です。新しい時代は、 ITによって解決できる領域を広げる一方で、 経済主体間や地域間を精力的に飛び回り、従来のネットワークを創造的に破壊しながらグローバルな視点 で新しいネットワークやシステムをコーディネートする今までにないタイプのプロフェッショナルを求めています。 ITコーディネータは、こうした新しい社会の要求に応え、積極的にITやネットワークを活用して経済・社会システム や市場を形成する人材です。

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