ITCAメールマガジン「創新」バックナンバー



◆◆◆◆◆ ITCAメールマガジン「創新」 第102号 2006.3.10 ◆◆◆◆◆

 メルマガ「創新」は、ITC協会会員、ITC資格認定者並びにITC制度に関心を
 持って頂いている皆様(約7千名)に毎月第2/第4金曜日にお送りしています。

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 1.ITCビジネス成功事例情報
  【「地域ワークショップ(京都)」に参加して】
  【共感はビジネスのスタート、ITC福井の活動(「福井モデル」)】
  【ITC富山 この1年の取組みと手応え】
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 2.ITC協会からのお知らせ
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 3.ITC協会便り
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 4.編集後記 
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 1.ITコーディネータ・ビジネス成功事例情報

**このコラムでは全国のITCから寄せられた生の成功事例情報を掲載します**
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 ◆「地域ワークショップ(京都)」に参加して

                   みのりITコンサルティング
                        ITC 坂下正洋

 3年前に独立してから、現在、長崎・佐賀県内にて中小企業ヘの情報化
 支援やWeb戦略立案支援、行政へのIT導入支援、IT関連の研修会講師
 等をしています。

 先日、2月16日に京都で開催された「地域IT経営応援隊立ち上げ計画」
 ワークショップに、オブザーバーとして出席しました。
 発表内容を聞くと、何れも金融機関との連携を実施してユーザ企業との
 コンサル契約を目指している物であり、私が所属する「ITCながさき」
 でも実証モデルとして、先月、中小企業金融公庫(以下、中小公庫)
 との連携による経営者研修→個別コンサルへの移行を実施しています。
 経営者の方からの評判も良く、IT導入の成功事例となれるように進めて
 行きたいと思っております。

 もう一つ、経営者の方から尋ねられたことですが、「企画書を作成する
 ことで今後やるべきことが整理できた、PDCAによる経営戦略でIT投資
 も考えたいが・・・」「この企画書で中小公庫は融資評価をやって
 くれるのかな?」と言われていました。確かに、中小公庫でこういった
 企画書による企業の事業展開の可能性に目をむけ、保有不動産等と同等の
 資産価値として評価してくれれば、経営者研修への参加も増えるのでは
 ないかと思われます。

 この件は、今回、経営者研修会への顧客紹介をいただいた、中小公庫
 長崎支店の窓口の方ともご相談しながら、前向きに進めていきたいと
 思います。

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 ◆共感はビジネスのスタート、ITC福井の活動(「福井モデル」)

               NPO法人福井県情報化支援協会 理事
       (有)ナレッジ21 代表取締役 ITC 横屋 俊一

 最近、ITC福井のこれまでの活動や、来年度の計画を評価していた
 だいて「福井モデル」と呼ばれることがあり、嬉しく思っています。

 「福井モデル」の特徴は、
 1)多くの中小企業を支援する組織と緊密に連携していること、
 2)多くの公的支援策を有効に活用していること(「IT活用型経営
  革新モデル」採択件数6件など)、
  そして、今年からは、
 3)地元金融機関との連携やマイクロソフト社との連携などが加わり、
 IT経営応援隊事業の全体関連図はスパゲティー状態?になる
 ほどです。

 ただ嬉しい反面、会員20数名の内でアクティブ会員10名弱の組織の
 一員として、いろいろな事業をやりながら、且つ、顧客(企業経営者)
 の満足度向上を考えるとき、正直、ストレスは感じます。
 しかし私のこれまでの経験から、企業経営者は、一生懸命なITCの
 姿勢に共感してくれるもので、この共感からビジネスはスタート
 するものだと思っています。だから自分に前向きさと熱意がある限り
 は、経営者の満足度については心配していません。

 これらの事業をとおして企業経営者との出会いの場が生まれ、ITC
 の市場創出に繋がっていくことを思うと、もっともっとITCは、独立系
 であろうと、企業内ITCであろうと、真に自立したITCを目指して貪欲
 に活動して欲しいと思います。是非、福井県外のITCの方も「福井
 モデル」で一緒に事業してみませんか。

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 ◆ITC富山 この1年の取組みと手応え

       特定非営利活動法人ITC富山 会長 吉田 誠

 ここ1年間のITC富山の活動を紹介させて頂きたいと思います。
 昨年5月の会長就任に際して「我々はITCなのだからITCプロセス
 に沿って会を運営しよう」と考え、所信表明で「会長の思い」を
 表明後、会員有志によるSWOT〜CSF抽出を行いました。
 その結果「ITCおよびITC富山の知名度とブランド力の向上」
 をはじめとする5つのCSFが出されました。
 今年度はそれを落とし込んだアクションプランに従い、
 ホームページのリニューアルや会員スキルマップの作成の他、
 以下のサイトにある様々な活動を実施してきました。
 「地域IT経営応援隊立上げ計画」を会の自立とCSF解決のための
 中期計画と位置付けて策定。
 その第1弾として「支援機関にITCを知ってもらう」という目的で
 対象参加者を絞り、講師・講演を厳選した上で2/17に実施した
 公開セミナーでは、非常に大きな効果があり来期がとても楽しみな
 状況になってきております。
 ITCプロセスに従ったこの1年の活動が、来期に大きく実を結びそうな
 手応えを感じているこの頃です。

 ・ITC富山ホームページ
 http://www.itc-toyama.org/

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 2.ITC協会からのお知らせ 
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 ◆広島で「第3回地域IT経営応援隊立ち上げワークショップ」開催(協会主催)

 当協会業務開発・広報委員会(西岡郁夫委員長)は、ITC組織の
 ビジネス立ち上げ・拡大を推進する施策のひとつとして、協会の
 呼びかけに応えて「立ち上げ計画」を提出したITC組織(11)を対象
 に、全国3ブロックで協会主催の標記ワークショップを開催しました。

 広島会場(3/1)では広島ITC協同組合、ITC山口協同組合、
 ITC中四国倶楽部、ITC佐賀、の4組織代表からの発表とITC中部/水口
 理事長のプレゼンを行い、歯に衣を着せぬ闊達な意見交換で活動
 計画のブラッシュアップを行いました。
 
 11組織の活動計画は修正結果を3月末頃、協会ホームページに掲載
 予定ですが、協会はこれら立ち上げ計画実現のために今後施策を
 推進・支援していきます。
 来年度は更に多くの組織から具体的な計画が寄せられることを
 期待しています。

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 ◆平成18年度中小企業戦略的IT化促進事業(補助金)公募開始
     (旧名称:IT活用型経営革新モデル事業)

 昨年度と名称が変わった標記事業は、今年度「EDIシステム等」
 の促進事業を施策として全面に出しているのが大きな変更点です。
【補助事業の区分】
 1.経営革新支援事業
  地域でのビジネスモデルとなりうるシステムの開発・導入事業
   補助金額:100万円〜3,000万円/件 (1/2補助)
 2.EDIシステム等促進事業
  受発注の手続等を電子化して行うEDIシステムや電子タグの活用
  1)EDIシステム等事前調査研究枠
   補助金額:100万円〜1,000万円/件 (1/2補助)
  2)EDIシステム等促進枠
   補助金額:100万円〜1億円/件 (1/2補助)
【公募期間】
   平成18年3月31日〜4月28日17時必着

 詳細は、ホームページを参照  
 http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/koubo/060303itkasokushin.htm

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 ◆長野県庁へのITC長野の「オープンソース化提案」が専門誌に掲載
 
 2005年7月に長野県が公募した公共工事設計積算システム開発の
 公募型プロポーザルには、IT調達の適正化を支援する
 ITC長野の提案によりオープンソースによる開発提案が盛り込まれ
 ました。この新たな試みが専門誌にも取り上げられました。

 ・記事詳細: http://www.itc-nagano.or.jp/20060307.htm
 ・ITC長野 http://www.itc-nagano.or.jp/


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 ◆プロジェクトマネジメント学会2006年度春季研究発表大会のお知らせ
      ( ITC協会が後援する知識ポイント対象セミナーです.)

 プロジェクトマネジメント学会(SPM)では,来る2006年3月16日〜17日
 (2日間),千葉工業大学津田沼キャンパス(千葉県習志野市)で,
プロジェクトマネジメント学会春季研究発表大会を開催します.
  ITCの皆様も奮ってご参加下さい.会員でなくても参加できます.
  PMPの方はPDUを10ポイント獲得できます.

  *詳細・お申し込み http://www.spm-japan.jp/

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 ◆儲けるIT利活用セミナー 2006年3月16日(木)開催!

 当協会がITC普及の広報面で連携するソフトバンク クリエイティブ株式会社
  (「情報化の処方箋」を発行)が主催するセミナーのお知らせです。終了後、
   参加者にITCによる無料相談があります。

 【基調講演】今、日本で最も活躍している気鋭のエコノミストの一人
      慶応義塾大学教授兼内閣府特命顧問 島田晴雄氏    
 【特別講演】海洋堂、吉本興業、かに道楽などの強さを知るにも最適
     「関西商魂」の著者!ブルームエンタープライズ代表 中森勇人氏
 ・受講無料・・お申込みはこちら→  http://www.sbpnet.jp/smb/

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 ◆IPA ニューヨーク事務所発 米国IT業界動向「ニューヨークだより」3月号

  IPAから提供いただいた「米国ITサービス企業の対新興国戦略」をご紹介します。

    http://www.ipa.go.jp/about/NYreport/200603.pdf

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 3.ITC協会便り 
  【新インストラクター募集の結果について】
             ITC協会 事務局  前田 信太郎
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 ケース研修の新規登用インストラクターへのご応募ありがとう
 ございました。130名の応募をいただきましたが、最終的に2月末の
 審査委員会で審議の結果、40名の方々を新インストラクターとして
 採用させていただくことが決まりましたので、ご報告いたします。

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☆このメールマガジン「創新」は、皆様からの投稿(情報)をお待ちしております☆

  以下お問い合わせフォームから「広報関連」宛てにお願いいたします。
URL:https://wws.itc.or.jp/cgi-bin/form/toiawase/mailsend.cgi
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 4.編集後記         ITC協会 広報担当  松下 正夫
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 春一番も吹き、花粉症に悩む方も増えてきたことと思いますが、
 まもなくゴルフも本格シーズン・インを迎えます。
 
 「ゴルフの上手は、ホールから逆算して攻める。」
 という話を聞いて、グリーンからティーグランドを振り返ってみると、
 良く来たコースでもまったく攻めるルートが間違っていたことに気づいた
 経験があります。
 視点を変え、本質(ユーザー)を起点として考えることは全てに通じる
 のかもしれません。

 前号では、自治体で成果を挙げ市長から感謝状を戴いているITCの話題を
 ご紹介しましたが、大手企業に所属するITCの中にも、ITCプロセスで
 大手企業に提案し、連続して成果を上げている方が誕生してきています。
 この企業ではITCプロセスを部門の共通プラットフォームとして活用し、
 共通言語として提案レビューを行っています。広報の了解を得て
 マスコミに紹介していく予定です。

 成績が上がらなければ思い切って発想を変える。
 スリーパットして頭に血が上ったら、深呼吸して、ティグランドを振り返る
 のもいいかもしれませんね。


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 「創新」のバックナンバーは、下記に掲載しています。
  http://www.itc.or.jp/mailmaga/mailmaga_top.html

 *注意*
   このメールアドレスは送信専用アドレスです。
お問い合わせは、以下お問い合わせフォームから「広報関連」宛て
にお願いいたします。
URL:https://wws.itc.or.jp/cgi-bin/form/toiawase/mailsend.cgi
本メールにそのまま返信頂いても、ご質問等にお応えすることが
   できませんのでご注意下さい。

 【配信停止方法】 
  ITC協会ホームページ「お問い合わせ窓口」ページ(下記URL)から
  【広報関連】を選択いただき、お申し込みください。
 https://wws.itc.or.jp/cgi-bin/form/toiawase/mailsend.cgi/mailsend.cgi

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 ★ 資格者の方 ★
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   https://wws.itc.or.jp/auth/

 ★ 会員の方 ★
  脱会・登録情報変更依頼書、あるいは記名登録情報変更依頼書を
  お送り下さい。
   http://www.itc.or.jp/kaiin/kaiin3.html

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 発行/編集: ITコーディネータ協会 広報担当 松下
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