ITCAメールマガジン「創新」バックナンバー


◆◆◆◆◆ ITCAメールマガジン「創新」 第104号 2006.4.14 ◆◆◆◆◆

 メルマガ「創新」は、ITC協会会員、ITC資格認定者並びにITC制度に関心を
 持って頂いている皆様(約7千名)に毎月第2/第4金曜日にお送りしています。

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 1.就任のご挨拶
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 2.ITCビジネス成功事例情報
  【ITC中四国倶楽部の活動について】
  【地方における「企業内ITC」活性化に向けて】
  【「ITC組織の強化と地域密着型の経営支援活動を目指す」】
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 3.ITC協会からのお知らせ
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 4.ITC協会便り
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 5.編集後記
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 1.就任のご挨拶

             ITC協会 事務局長 久保寺 良之
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 このたび4月にITコーデイネーター協会事務局長に就任いたしました。
 これまで当協会の支援・開発委員長および運営企画委員長を担当
 してまいりました。 

 ご高承の通り、ITCは制度発足後5年を経て、このたび国の
 「IT新改革戦略」においても重要な役割発揮を期待される人材像
 へと位置付けられるようになりました。
 これも偏にITC価値向上に向けた皆様の地道なご努力の結果であり、
 改めまして感謝を申し上げます。

 私は長年にわたり民需企業向けソリューション構築にたずさわって
 きましたが、この経験の中でプロジェクト成功のために重要と痛感
 したことは、経営管理から業種・業務・ITにわたる幅広い知識・
 ノウハウ(知力)と現場に根ざした土の香りのする実践知見(眼力)
 そしてプロジェクトを差配するマネージメント力(腕力)を
 兼ね備えた人材育成です。まさに追い求めてきたものは、
 ITCに求められる資質の構成要素に近いものであったと
 再認識をしています。
 今後もITC人材創出、ITC制度目標の実現にさらにお役に
 立てるように微力ながら傾注をしてまいります。
 引き続きのご指導、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

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 2.ITコーディネータ・ビジネス成功事例情報

**このコラムでは全国のITCから寄せられた生の成功事例情報を掲載します**
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 ◆ITC中四国倶楽部の活動について(一会員からの報告)

                      広島在住 ITC 平井 幸雄
 
 平成18年3月1日、広島市で開催されたITCA主催「地域IT経営応援隊
 立上げ計画ワークショップ」に出席しました。ITC届出組織149、
 内ビジネス組織86の中で計画書提出組織は僅か11と云う数字には
 寂しい気持ちが致します。「ITCが6000人を超えたことを誇るよりも
 中小企業の社長さんが喜んでくれた人数を誇れるように」とのコメント
 が西岡委員長からありました。

 古家後代表が率いるITC中四国倶楽部は、愛媛県と広島県のITCが
 集まって、2001年に発足し、活動している任意組織です。活動拠点
 を呉市に置き、近郊の経営者に当初から積極的に参加していただいて、
 研修会を開催してきました。
 経営者から、多数のITSSP事業への参加と事例発表をして頂きました。
 その結果、16、17年度「IT活用型経営革新モデル事業」に採択された
 ものも数社ありました。中国経済産業局主催「18年度中小企業戦略
 的IT化促進事業公募説明会」において、成功事例として社長さんから、
 ITC活動が経営者にとって役立ったという喜びをPRして頂きました。
 
 ITC中四国倶楽部は、“ちゅうごくIT経営応援隊”活動の一環で、
 この4年間の活動事例を冊子「IT経営の扉」に活動記録を残し一つの
 区切りができました。18年度から1)新たな経営者への参加の呼びかけ、
 2)企業内ITCをもつベンダーへのアプローチ、3)他の届出組織との
 交流を、そして、19年度には、ITC自立化に向け「喜ぶ社長の増加
 =顧問契約の拡大」と「モデルITCの輩出」をKGIとして活動すること
 にしました。皆様のご支援をよろしくお願い致します。

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 ◆地方における「企業内ITC」活性化に向けて

        福岡ITコーディネータ推進協議会 会長 梅田 静哉

 当協議会は、昨年10月に発足したばかりの九州最後発ITC組織です。
 今般、メルマガへの初登場と言うことで、これを機会にお見知りおき
 頂ければ幸いです。

 早速ですが、少し当協議会の紹介をさせて頂きます。
 4月1日現在、正会員12社、賛助会員1団体、グループ会員4勉強会
 グループにて構成されています(個人単位での参加ではありません)。
 各会員所属のITコーディネータの合計人数は、100名以上を数えます。

 賛助会員として、「福岡県情報サービス産業協会」に参画して頂いて
 おり、9割以上の方が、いわゆる「企業内ITC」であることが特徴です。
 「企業内ITC」にとって、会社の理解を得ていることが重要なポイント
 と考え、正会員各社は全てトップ層のご理解を得てからの参加です。

 また、勉強会グループに、グループ会員として参加して頂くことで、
 ケース研修後の受講生へのご支援や、個人的な参加も可能なように
 配慮していることが、工夫している点です。

 さて、全国の「企業内ITC」の皆様は、なにをお困りでしょうか?
 また、「企業内ITC」の会員をお抱えの届出組織の皆様は、なにを
 お悩みでしょうか?
 おそらくそれは、「何をしたら良いかが、よく分からない」と言う
 ことに凝縮されるのではないかと私は想像しています(特に地方の
 場合)。

 「地方におけるITコーディネータ間の掛け橋になる」。
 これを当初の命題に、今年から本格的な活動を推進して参ります。

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 ◆「ITC組織の強化と地域密着型の経営支援活動を目指す」

              NPO法人石川県情報化支援協会
 専務理事 細 川 一 男

 年度末の3月31日、お忙しい中をITコーディネータ協会の関会長を
 金沢市にお迎えして、北陸3県の届出組織代表者(各県役員2〜3名)
 による「会長との懇談会」が行われました。この日は雪国北陸でも
 珍しい60数年振りの大雪でしたが懇談会も予定通り開催され、始めに
 関会長より「日本におけるIT化の課題とITCの活躍について」の説明
 を聞き、そのあと各県の「地域IT経営応援隊」の平成18年度活動方針
 の発表が行なわれた。会長から夫々の発表について、細部にわたり
 指導や助言下さったことに大変感銘を受けました。
 又、役員からも活発に意見交換が交わされたことを報告いたします。
 
 我がNPO法人石川県情報化支援協会(IISA)は、昨年3月31日に設立し
 丸1年が経ちましたが未だヨチヨチ歩きの状態にあります。
 本年度の目標は中小中堅企業から求められるITCであり、当然のこと
 ながら本協会に属しているITCの資質向上は勿論、実力ある独立系の
 ITコーディネータが自立と自活ができるよう支援することも肝要
 であり、1件でも多くの仕事が提供できる体制を作り上げていきたい
 と考えています。又、企業ITCの方も積極的に参加し、活躍できる
 機会を作ることが重要な課題であるといえます。
 
 新ITC制度に順応し、従来までの継続研修セミナー中心の事業展開
 から脱却し、石川県産業創出支援機構、地域IT経営応援隊事務局で
 あるIT総合人材育成センターや地元銀行及び中小企業金融公庫等
 との連携により、中小企業とのビジネスマッチングを図りながら、
 最低半期に1社、通期で2〜3社のコンサルタント事業の受注ができる
 ようにしていく予定です。
 
 他府県のITC協会や団体と1歩も2歩もスタートは出遅れましたが、
 当協会はこれからがスタートであり、ITコーディネータ協会をはじめ
 とする関係諸団体の皆様のご指導と暖かいご支援を頂くことを
 お願い申し上げ、「会長懇談会」の御礼と報告に代えさせて頂きます。

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 3.ITC協会からのお知らせ
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 ◆「ITコーディネータ中期ビジョン」の策定ならびに公表について

 このたび当協会ビジョン諮問委員会では、2010年度に向けた「ITコーディ
 ネータ中期ビジョン」を策定し、ホームページに公表いたしました
 のでお知らせいたします。

 ・協会ホームページ
  http://www.itc.or.jp/press/html/vision20060401.html

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 ◆ITC協会機関誌「架け橋」創刊号発刊!(4月25日予定)

 昨年下期より編集・作成を進めてきた、協会機関誌「架け橋」
 (年2回:発行予定)創刊号が、今月下旬に発刊の運びとなりました。
 協会会員(法人・個人)の方には無料で郵送いたします。
 会員以外で購読ご希望の方は、4月14日(金)よりホームページから
 申し込みを受付いたします。

 なお、当機関誌の年間購読は知識ポイント(2ポイント)の取得対象
 となります。

 ・申し込みはこちらから
  https://wws.itc.or.jp/kikanshi/kikanshi_index.html

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 ◆地域IT経営応援隊立上げ計画ワークショップ開催結果の報告
 
 当協会の業務開発・広報委員会(西岡郁夫委員長)が主催し、ITCの
 市場開拓支援施策の一環として、2月〜3月に3地区11組織が参加し
 開催した「地域IT経営応援隊立上げ計画ワークショップ」の内容を
 協会ホームページに掲載しましたのでお知らせいたします。
 今年度も引き続き、各地域におけるITC組織のビジネス立ち上げを
 支援する活動を推進してまいります。 

 ・詳細はこちらから
  http://www.itc.or.jp/press/ouentai/chiikiouentai.html

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 ◆モバイルシステム技術検定試験(5月20日実施)のお知らせ

 モバイルシステム技術検定は、当協会が連携するモバイル
 コンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)が主催し、
 モバイル分野、IT分野の実践的知識レベルを検定する制度です。

 ・詳細はこちらから:http://www.mcpc-jp.org/kentei/

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 ◆IPA ニューヨーク事務所発 米国IT業界動向
               「ニューヨークだより」4月号

 IPAから提供いただいた「米国中小企業におけるIT化の状況」を
 ご案内いたします。

 ・詳細はこちらから
  http://www.ipa.go.jp/about/NYreport/200604.pdf

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 4.ITC協会便り
  【平成18年度経営者研修教材講習会を開催します】
               
                  ITC協会 事務局 君島 新二
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 平成18年度経営者研修(新)教材講習会を開催します。
 5月8日(月)大阪、12日(金)東京の開催です。
 時間は12時30分〜17時30分です。

 経営者研修教材は、昨年度まで使われていた企画体験型研修コース
 教材を改訂しIT経営体験編としました。さらに、経営戦略の方法論
 に重点を置いた経営改革編を新たに追加しました。>>>
 【経営者研修教材】
 ・IT経営体験編(3日間コース)・・・IT経営の気づきに重点
 ・経営改革編(4日間コース)・・・経営戦略の方法論に重点

 協会主催の本講習会はこの二つの教材について半日で講習を行う
 ものです。
 平成18年度のIT経営応援隊事業に参加し経営者研修会を指導する
 ITCは本講習会を受講することが義務づけられています。

 また、4月末〜5月にかけて全国の各経済産業局で「平成18年度IT
 経営応援隊事業説明会」が開催されます。
 その中で、上記2種類の教材のうち「IT経営体験編(3日間コース)」
 についての説明会が行われます。平成17年度までの前教材講習会を
 受講されたITCに限り、特例として、この説明会の聴講で「IT経営
 体験編(3日間コース)」については協会主催講習会を受講した
 ものとみなします。

 この説明会についての詳細はIPAのIT経営応援隊事務局に
 お問い合わせください。
 (IT経営応援隊事務局:ouentai-info@ipa.go.jp)

 尚、「経営改革編(4日間コース)」を使用するためには、協会主催
 の講習会受講が必須ですので、ご注意ください。

 上記、大阪、東京での講習会は協会ホームページの主催セミナー欄
 で申込み受付中です。奮ってご参加ください。
 URL:http://www.itc.or.jp/index.html
 
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☆このメールマガジン「創新」は、皆様からの投稿(情報)をお待ちしております☆

  以下お問い合わせフォームから「広報関連」宛てにお願いいたします。
URL:https://wws.itc.or.jp/cgi-bin/form/toiawase/mailsend.cgi
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 5.編集後記         ITC協会 広報担当  松下 正夫
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 春ですね。
 少し大きめの制服を着た中学(1年)生が桜並木の中を登校していきます。

 新年度を迎え、協会ビジョン諮問委員会から2010年度に向けた
 「ITコーディネータ中期ビジョン」が発表され、機関誌「架け橋」
 も月末に創刊予定、また、協会事務局にもジェントルな久保寺
 新事務局長が着任するなど、次々と新たな風が吹き始めました。

 ITC制度は5周年の節目を迎えましたが、編集子は最近、ITCの活動・
 活躍が次第に日本を変えていく一つの社会現象になってきていると
 実感しています。

 機関誌「架け橋」は、協会設立から5年間の軌跡を特集し、今活躍
 するITCや組織のレポート、改革に成功したユーザーの喜びの声など
 を誌面の許す限り掲載しました。皆様に是非お読みいただきたい、
 乞う、ご期待です。 
 
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 「創新」のバックナンバーは、下記に掲載しています。
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 *注意*
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お問い合わせは、以下お問い合わせフォームから「広報関連」宛て
にお願いいたします。
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本メールにそのまま返信頂いても、ご質問等にお応えすることが
   できませんのでご注意下さい。

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  お送り下さい。
   http://www.itc.or.jp/kaiin/kaiin3.html

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 発行/編集: ITコーディネータ協会 広報担当 松下
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