ITCAメールマガジン「創新」バックナンバー



◆◆◆◆◆ ITCAメールマガジン「創新」 第108号 2006.6.09 ◆◆◆◆◆

 メルマガ「創新」は、ITC協会会員、ITC資格認定者並びにITC制度に関心を
 持って頂いている皆様(約8千名)に毎月第2/第4金曜日にお送りしています。

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 1.ITCビジネス成功事例情報
  【東北地方でITコーディネータとして独立してみて思うこと】
  【ITコーディネータ同士でインターネット・マーケティングを
   更に進めよう】
  【NPO法人IT静岡2周年を迎えて】
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 2.ITC協会からのお知らせ
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 3.IT経営応援隊便り
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 4.編集後記
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 1.ITコーディネータ・ビジネス成功事例情報

**このコラムでは全国のITCから寄せられた生の成功事例情報を掲載します**
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 ◆東北地方でITコーディネータとして独立してみて思うこと

                      ITコーディネータ宮城会
          オフィス エヌ・ビー・アイ代表 ITC 本田 秀行

 私は、昨年末に勤めていた会社を退職し、今年1月からITコーディネータ
 として独立しました。
 およそ半年が経過しましたが、中小企業診断士や税理士などをしている
 方々と違い、普通に会社でSEをしていたため、独立時には、特に顧客を
 持っていたわけではなく、全く0からのスタートでした。

 ただ、幸いにも独立当初は、地元でITCをしている方から仕事を紹介して
 頂いたり、ホームページを見たという方からセミナーの依頼を頂いたり
 ということで何とか食っていくことができました。今でも、以前勤めて
 いた会社で上司だった方々からの仕事の依頼で収入を得ているところが
 多々あります。
 そういうことを考えてみると、やはり人と人との繋がりというのは、
 ありがたく大切なものだと実感します。

 また、それまで東北IT経営応援隊などでもIT経営の無料相談会を行ったり
 していたのが、独立してからの仕事に結びついたりしています。
 特に、宮城県では今年から電子入札が本格化することもあり、昨年末から
 相談を受けていたのですが、その件に関して、電子入札のサポートだけ
 ではなく、パソコンのサポートセンターとして、地元の中小企業や個人
 事業主をまとめた組織作りの動きが出てきました。まだまだ、ビジネス
 の規模としては小さなものですが、そのような事業の立ち上げに関わる
 ことができると、ITコーディネータとして独立して良かったなぁという
 気持ちになります。

 今後も、大きな仕事だけではなく、このような地元に密着した事業に
 関わり、地域の活性化に少しでも力になれればと思っています。

(参考)ITC宮城会 http://www.itc-miyagi.org/

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 ◆ITコーディネータ同士でインターネット・マーケティングを
   更に進めよう
                  神戸の税理士・ITC 佐伯祐司

 私どもの「ズバリ!経営戦略立案ソフト」のサイト
 (http://e-site-frontier.kir.jp/)が2006年6月2日現在
 ヤフーで「経営戦略立案」と検索すれば、63万件の第一位に。
 また、「経営戦略」で検索でも242万件の第五位であります。
 グーグルでの検索で「経営戦略立案」では、199万件の何と第一位。
 しかし、グーグルで「経営戦略」を検索しますと1,510万件もあり、
 10位以内には入っていませんが、アドワーズ広告でスポンサーとして
 トップページに掲載されるようになっています。
 いずれは順位も上がってくるはずです。
 サイトをご覧になられる方も多く、まだ立ち上げて3ヶ月ほどですが、
 1時間当たりの最大ヒット数は6月1日で何と2520、
 1日当たりの最大ヒット数 8949とすごい反響です。
 ソフトの宣伝もNECソリューションランド、「S.M.B.Cafe」、ベクター
 IBMのソリューションサイトでも掲載されることになっております。

 小資本の私どもですから「ズバリ!経営戦略立案ソフト」を知らしめ
 売上につなげていくためのインターネットでのビジネスはITコーディ
 ネータの皆様方にもモデルになることだと信じております。
 今後もソフトとサイトでのコンテンツの充実をはかり、インターネット
 上で最適なマーケティング方法を模索し続けるつもりです。
 これが、中小企業に対するコンサルティングにいきてくることでしょう。

 そこで、ITCの皆様にも提案があります。
 現在ITCは全国で6000人を超えるほどに成長しています。
 6000人一人一人がホームページやブログを書き、それぞれが相互リンク
 して毎日、お互いのページを訪問するとどうなるでしょうか?
 ヤフー、グーグルはじめMNS等の検索サイトは、ITCが独占することに
 なるのではないでしょうか?
 ぜひ、ITCをどんどん広めていこうではありませんか!

 (参考)007コンサルティング http://www.bizsupp.jp/

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 ◆NPO法人IT静岡2周年を迎えて
                  NPO法人IT静岡 理事 宮角 良介 

 去る5月20日、主として静岡県内のITCで組織されたNPO・IT静岡の2周年
 目を迎えた総会がITC協会関会長にもご参加いただき開催されました。
 今回の総会では、来賓として参議院議員や県会議員の方々もお見えに
 なり、地元企業などへのIT化推進など我々への期待を込めたご挨拶を
 頂戴しました。

 総会後、恒例の記念講演会では、最初に静岡県立大の石川教授の講演、
 次にITCA関会長が、協会としての今後の取り組み方針に加え、独立系・
 ベンダー系・ユーザー系に色分けされるITCがお互いの特長を生かし協力
 するとともに、地域の支援機関や専門家などとも連携することで中小企業
 の発展に寄与して欲しいと熱く語っていただきました。
 最後に当会員の大城氏から昨年度IT経営応援隊事業「中小製造業の生産
 管理ソフトWG報告」で、システムをPDCA型で継続的に開発すること、
 企業内に「IT経営マイスター」といった人材を育成することがポイント
 との報告がありました。

 現在NPO・IT静岡には県内96名いるITCの約70%に相当する66名が会員と
 なっています。NPOとしての主な活動は、会員にタイムリーなテーマを
 取り上げた研修会の開催やIT経営応援隊事業などとなっています。
 会としての活動というわけではありませんが、私が最近注目しているもの
 に地元のIT系企業が主宰・運用する地域ブログ「HAMAZO」をベースにした
 動きがあります。
 熱き思いを持った会員などが中心になり、自らも積極的に発信する一方
 で「ブログ村」という初心者にブログの楽しさを体験してもらう場を
 作り普及・啓蒙を進めているという活動があります。
 和菓子、ケーキ、お酒、雑貨、飲食など地元の商店主や中小企業などの
 ブログへの書き込みが進むにつれ、ブログ仲間を中心に新たな交流が
 生まれ、その広がりから個々の事業の拡大だけでなく、地域活性化の
 起爆剤にまでなろうとしています。

 つまり今まで、自分の店をアピールする手段を持たなかった中小零細の
 経営者が、ブログというほとんどコスト負担のない、しかも簡単に情報
 発信が出来る武器を手にしたことで、確実に変化が生まれてきています。
 さらにこの動きが広がることで、顧客との密なコミュニケーションが
 進み、顧客の求めるモノやサービスを提供し事業の一層の拡大・発展に
 つながるものと思われます。地域や企業を元気にするこのような活動も
 重要ではないかと感じています。

(参考)
 ・地域ブログ HAMAZO: http://hamazo.tv
 ・NPO法人IT静岡ホームページ http://www.it-shizuoka.jp/

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 2.ITC協会からのお知らせ
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 ◆関会長が地域のIT経営応援隊事業に参加しITCをPR

 ITC活躍の市場拡大などの観点から、当協会が積極的に連携を推進して
 いるIT経営応援隊の地域事業である「東北!中小企業IT経営の日」
 (東北IT経営応援隊主催、5月26日(金)開催)に当協会の関会長が
 イベントの中心となるパネルディスカッションのモデレーターとして
 参加されました。
 
 また、ちゅうごくIT経営応援隊の今年度第1回全体会合にも出席し、参画
 機関約50団体に対して「ITCの活動状況の今後」について講演され、IT
 コーディネータの活動実績の紹介と連携、活用機会の創出を呼びかけました。

 今後開催される「一日IT経営応援隊」イベントは、
 6/14(水)名古屋、6/16(金)石川、6/22(木)中国地区(4会場)、
 6/23(金)博多、7/3(月)札幌、7/5(水)四国地区(4日以上)、
 7/8(土)沖縄 です。
 是非、ご参加ください。
  
 ・詳細は、各地域応援隊のホームページを参照してください
  http://www.itouentai.jp/

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 ◆「IT経営百選」応募に関する知識ポイント付与について

 既にご案内のとおり経済産業省が推進するIT経営応援隊事業「IT経営
 百選」は、経営戦略、ITの活用実態が優れ、中小企業経営者の目標となる
 21世紀型中小企業を選出し、その実態を広く知らしめることを通じて、
 多くの中小企業者の経営改革・IT活用の高度化と段階的な進化を促すこと
 を目的としています。

 当協会は、IT経営応援隊事業との密接な連携を事業施策の中心に据えて
 活動しておりますが、今回の「IT経営百選」企業募集をITC成功事例(実
 績)公知の絶好の機会ととらえ、ITCからの応募について、以下の条件を
 満たす場合については「知識ポイントの付与」の対象といたしますので
 奮って応募されますようよろしくお願いいたします。

 1.知識ポイント付与の条件
  以下の2項目をいずれも満たすこと。
  1)平成18年度「IT経営百選」企業募集に推薦者として応募し、
    審査の結果、最優秀企業もしくは優秀企業に選出されること。
  2)推薦企業に対しITCとして支援面で重要な役割を果たした実績が
    あること

 2.知識ポイントの付与内容
  1)知識ポイント名
    「ITC活動による成功事例発表」
  2)付与される知識ポイント 【5ポイント】 
    (ITCが複数の場合、支援したITC2名までは各5P、3名以上の場合
     は10Pを均等割り付与)
 (参考)2006年度知識ポイント 制度改定版 
    ・http://www.itc.or.jp/point/point_kaitei.html

 3.応募方法
  IT経営応援隊が定める所定の様式を使用して、締め切り期日(6/30)
  までに支援企業と打ち合わせの上、推薦者欄に氏名と保有資格(ITC)を
  記入し、IT経営応援隊事務局に提出してください。
 (参照)「IT経営百選」 募集
    ・http://www.itouentai.jp/hyakusen/h18/bosyu.html

 ご不明の点がありましたら、
  ・ポイントに関しては、ITC協会事務局(松下、海老沢)まで
  ・「IT経営百選」募集に関しては、IT経営応援隊事務局
     (担当:石井、鶴嶋 TEL:03-5978-7506) まで 

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 ◆「ソフトウエア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー2006」募集開始の
   お知らせ(再掲示)

 情報処理推進機構(IPA)は、国内で流通しているソフトウエア・プロ
 ダクトの中から年間を通じて最も優秀なものを選定し表彰する「ソフト
 ウエア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー2006」の今年度募集を開始
 しました。募集期間は7月31日までです。 
 
 詳細はこちらをご覧ください
 ・http://www.ipa.go.jp/about/press/20060511.html

 [お問い合わせ先]
  独立行政法人情報処理推進機構ソフトウェア開発支援部
   高橋(智)・熊谷
   Tel:03-5978-7504、Fax:03-5978-7514、
   E-mail:spoty@ipa.go.jp

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 ◆IPAニューヨーク事務所発
  米国IT業界動向「ニューヨークだより」6月号

 「情報セキュリティ人材育成の現状」をご紹介します。
  ・http://www.ipa.go.jp/about/NYreport/200606.pdf

 情報処理推進機構(IPA)の主な活動「IPA情報発信第25号(2006年5月)」は
 以下のとおりです。
  ・http://www.ipa.go.jp/about/report/IPA-info_no.25/index.html


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 3.IT経営応援隊便り
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 ◆「IT経営気づき事例集」発行にあたって

          IT経営応援隊教科書作成委員会 普及策企画推進WG 
            「気づき事例集」作成リーダー ITC 河野 亘

 IT経営教科書作成委員会では、昨年度、自社の経営改革にIT導入の必要性
 を感じていない経営者やIT不信の経営者などに対して、課題解決の手段
 の一つとして、ITを活用することが重要であることに気づいてもらうこと
 に重点をおいた「IT経営教科書β版」(2004年度)を作成し、その気づき
 事例として、11件の事例を紹介しました。

 IT経営百選選考委員会による「IT経営百選」がIT経営のベストプラク
 ティスを提供しているのに対し、「IT経営気づき事例」は、中小企業経営
 者が目の前の多くの壁に気づき、それをどのように乗り越えたか、どの
 ようにしてIT活用の重要性に気づいたか、という身近な事例の紹介です。

 今年度は、その「IT経営教科書β版」の活用に関する実証実験を行い、
 その調査結果を反映して、1事例の概要を見開き2頁とし詳細内容は必要
 に応じてご覧いただけるようにインターネット上に公開することとし、
 事例数も21件を追加して「IT経営教科書」の別冊とした「IT経営気づき
 事例集」を作成しました。

 さらに、キーワードも「地域」や「業種」等の他に、IT経営教科書の別冊
 である「IT経営のススメ」で好評の「経営課題解決策関連図」に連動
 させて、「経営課題」や「ITによる経営課題解決策」をキーワードとした
 検索ができるような構成としています。

 1事例毎にご紹介できるリーフレットも用意していますので、ITCやIT経営
 応援隊 の支援者が、ドアノックツールとして、顧客獲得のツールとして
 この事例を活用され、 多くの中小企業経営者が身近な事例に「自分も
 頑張ればできる!」という気づきと勇気、希望をもっていただければと
 願っています。

 (参考)IT経営気づき事例集 (ダウンロードできます)
  ・http://www.itouentai.jp/kyoukasyo/index.html

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☆このメールマガジン「創新」は、皆様からの投稿(情報)をお待ちしております☆

  以下お問い合わせフォームから「広報関連」宛てにお願いいたします。
URL:https://wws.itc.or.jp/cgi-bin/form/toiawase/mailsend.cgi
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 4.編集後記         ITC協会 広報担当  松下 正夫
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 ITCのユーザー/ITベンダーへの認知度を上げる!
 これは今年度の協会(業務開発・広報委員会)の施策のひとつです。
 
 今回メルマガにも記載いたしましたが、関会長をはじめ、協会幹部の
 精力的な全国地域での講演・広報活動をはじめ、テレビ、新聞、雑誌
 などマスコミへの積極的な働きかけも行っています。

 5月末には関会長がテレビ(関東圏)の独占インタビュー番組に出演、
 6月上旬には下田専務理事が日経新聞の取材を受け日経産業新聞に
 7段のコラムで記事になり、来月は日経BP社の日経ソリューションビジネス
 と日経コンピュータに会長と専務理事のインタビュー記事がそれぞれ掲載
 される予定です。

 しかし、認知度の向上は、こうした講演会やマスコミなどによる広範囲の
 情報発信による効果もさることながら、更に重要なのはITCの支援を受けた
 経営者やITC自身からの継続的で具体的な口コミなのではないでしょうか。

 今回メルマガに寄稿された神戸のITC佐伯さんのように、ご自分のサイトに
 1日9千件もアクセスがあるようなすごいPRをされている例は珍しいとしても、
 既に6,500名を超えるITCがそれぞれにユーザーに訴求していくことが真に
 大きな波を起こす事になるのではないかと思います。
 
 その際の情報源として、ITCの活動の卓越した事例や全体感をお伝えする
 協会機関誌「架け橋」
 https://wws.itc.or.jp/kikanshi/kikanshi_index.html や、

 ITC組織のビジネス活動
 http://www.itc.or.jp/press/itcmap/itc_community2006.html
 当メルマガなどをご活用いただければ幸いです。
 
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 「創新」のバックナンバーは、下記に掲載しています。
  http://www.itc.or.jp/mailmaga/mailmaga_top.html

 *注意*
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お問い合わせは、以下お問い合わせフォームから「広報関連」宛て
にお願いいたします。
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   できませんのでご注意下さい。

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 ★ 会員の方 ★
  脱会・登録情報変更依頼書、あるいは記名登録情報変更依頼書を
  お送り下さい。
   http://www.itc.or.jp/kaiin/kaiin3.html

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 発行/編集: ITコーディネータ協会 広報担当 松下
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