◆◆◆◆◆ ITCAメールマガジン「創新」 第113号 2006.9.8 ◆◆◆◆◆
メルマガ「創新」は、ITC協会会員、ITC資格認定者並びにITC制度に関心を
持って頂いている皆様(約8千名)に毎月第2/第4金曜日にお送りしています。
━ INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……
1.ITCビジネス成功事例情報
【税理士のITCノウハウの活用】
【中小企業診断士業務とITCプロセス】
【「内部統制セミナー」及び「内部統制診断ツール」のご案内】
------------------------------------------------------------------
2.ITC協会からのお知らせ
------------------------------------------------------------------
3.編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.ITコーディネータ・ビジネス成功事例情報
**このコラムでは全国のITCから寄せられた生の成功事例情報を掲載します**
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆税理士のITCノウハウの活用
ITCとくしま 会長 福田稔
徳島県における税理士としてITCのノウハウを生かした最も身近な活動を
報告させて頂きます。
税理士とITの最も身近な接点は、関与先の自計化(企業内で会計ソフト
を利用した会計処理)です。従来、自計化の多くは、関与先が自社の判断
のみで自計化してきたため、様々なトラブルや顧問料の引下げなど税理士
にとって逆風のように思われていました。
ところが、当会員の税理士で、ITCの資格を取得するまでITに全く無関心
な方が、資格取得後、積極的に自計化を促進することで関与先と今まで
以上の非常によい関係を築くことに成功されました。
その手法は、まず、自計化の提案時に、業務フローを見直し、自計化する
ことのメリットを示し、導入計画を立てます。自計化した後は、月々の
試算表をもとに、SWOT分析等の手法を使い、企業が今どのような状態か、
経営計画とのずれは何が原因かを突き止め、問題の解決にあたるという
経営指導を行っています。これにより、小規模零細企業の方が、IT経営
を知らず知らずのうちに実践し、その成果をあげています。
このような活動は、税理士として当たり前の業務と思われがちですが、
税理士がITCのノウハウを生かすことにより、小規模零細企業が自然に
IT経営を実践していける、これは税理士でITCでなければできないことと
痛感いたしました。
-------------------------------------------------------------
◆中小企業診断士業務とITCプロセス
NPOマジック 代表 松尾 一也
(中小企業診断士・ITC)
私は、ITコーディネーターの資格を取得する以前から、ITCプロセスに
似た手順で中小企業でのコンピュータ活用について指導をしていました。
明確なプロセスを意識しているわけではありませんでしたので、ITコー
ディネーターの”ケース研修” を受けたとき、自分が今までの実施して
きた指導プロセスを整理しているような感覚になりました。
IT化について指導することは多くはありませんが、コンピュータ利用と
いう意味ではなく、本来の意味での「システム」という考え方の導入で、
ITCプロセスを大いに役立てています。私は、『システムとは、各部署、
各個人が、自分の業務を責任もって果たすことにより、全体の目標を達成
できるように考えられたシクミである。』と定義しています。システムの
必須要件として1)組織の共通目標 2)下位組織の部分目標 3)情報
コミニケーション 4)自働的(自動的ではない)の4項目を上げています
が、ITCプロセスを活用することにより、この定義の100%実現を可能にし
ています。
本来、ITCプロセスの内、「経営戦略」と「情報化戦略」の策定フェイズ
は中小企業診断士として活動するには必須の知識ですが、中小企業診断士
の実務に結びつく知識としては体系化されたものがなく、ITCプロセスを
活用することで中小企業診断士としての業務に幅を持たせることを実現
しています。
-------------------------------------------------------------
◆「内部統制セミナー」及び「内部統制診断ツール」のご案内
ITC内部統制研究会 代表 平井 嘉人
ITC内部統制研究会では、日本版SOX法対応について研究・研修をして
きましたが、このたび、ビジネスの立ち上げを目指して、「内部統制
セミナー:9/20(水)」の開催及び「IT内部統制診断ツール」の提供を
開始する運びとなりました。
「内部統制セミナー」では、内部統制における「ITへの対応」のついて
の解説(公認会計士/石島教授)、次に「IT内部統制の成熟度評価」に
ついての説明((株)アイ・ティ・アール内山代表取締役)を、最後に、
ITC内部統制研究会からITCの方々に、内部統制診断ツール
(*1「IT@Governance Lite」)の活用方法及び協業形態について、
ご説明いたします。
セミナー詳細
・http://www.itc-naibutousei.jp/html/seminer.html
セミナ参加の受付、ツールのお問い合わせ先
・info@itc-naibutousei.jp
また、ITC内部統制研究会では「IT@Governance Lite」をITCの皆様と
協力して顧客に提供していきたいと考えており、パートナーシップを組ん
でいただけるITCの方々を募集しております。ツール自体、或るいは
ツールを活用してのビジネスにご興味のある方は、本セミナにご参加の
上、ご連絡をお待ちしています。
*1「IT@Govenance Lite]
ITC内部統制研究会の要望により(株)アイ・ティ・アール社が開発した
中堅規模企を対象としたIT内部統制評価診断ツールです。ツールは予め
用意された約600の質問に答えていただくことにより、対象企業のITガバ
ナンスに関する成熟度を評価し、日本版SOX法に対応していく上での不備
を浮き彫りにし、具体的な改善提案を行う支援が可能です。
ご一緒にITCによる内部統制ビジネスを進めていける方からのご連絡を
心よりお待ちしています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2.ITC協会からのお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「ITC Conference 2006」参加者の申し込み受付中!
10/13(金)・14(土)の2日間、「ITC Conference 2006」(ITC協会
主催:高梨智弘実行委員長)を、都内大田区産業プラザで開催致します。
「経営とITの融合による経営革新」をテーマに、
初日はGoogle-Japan村上憲郎社長、東京大学伊藤元重教授など各界の
著名人などによる講演、2日目はITCの活動成果発表を中心に、
【Aトラック】「IT経営」成功事例(経営者と担当ITC)、
【Bトラック】企業内ITCの活動(各企業のITC)、
【Cトラック】ITCビジネスの展開(独立系ITC)、の3トラック制(選択)
となっています。現在、定員の半数を超えているトラックもあり、
各トラック満席になり次第、締め切りますので、お早めにお申し込みください。
(1日あたり2ポイントの知識ポイントが付与されます)
・お申し込みは協会ホームページから(お早めに!)
http://www.itc.or.jp/activity/seminar/itc_conf2006/index.html
☆【ITCカンファレンス特別展示】 (ITCツール品評会)を実施します!
他のITCがどのような営業・業務ツールを使ってビジネスをしているか?
ITC相互にナレッジを共有できればビジネスサポートが効率的になる?
など、全国のITCから集めた各種ツールの展示会を企画しております。
※ツール登録(出品)をお待ちしております!(本日15時以降受付開始)
http://www.itc.or.jp/activity/seminar/itc_conf2006/cf06_tenji.ht0ml
-------------------------------------------------------------
◆Webサイトで、知名度向上のチャンス!ソフトバンクがITCに寄稿を大募集!
当協会がITCの認知度向上PR面で連携しているソフトバンクグループが
運営する「ソフトバンク ビジネス+IT」では、「ITと経営の融合で企業
価値向上を図る」をテーマに、CEOやCIO、IT製品導入の決裁権を持つ
ユーザーに向けて、さまざまな媒体(Web、雑誌、セミナー)を使った
情報発信を行っています。
このたび、同社からITCに対して、同Webサイト「ソフトバンク ビジネス
+IT」に掲載する原稿執筆の募集依頼がきました。IT、ビジネス、テクノ
ロジー、法務、税務などに関するITCとしての活動実績やエピソードなど
が記事の対象です。
寄稿記事は、記名式で連絡先も掲載(顔写真掲載も可)されます。
また、採用記事1200文字につき、もれなくQUOカード進呈。中から秀逸な
ものは同社が発行する雑誌に掲載のうえ、更に謝礼が進呈されます。
↓↓↓投稿方法、投稿条件など詳細はコチラまで↓↓↓
http://www.sbbit.jp/article/art.asp?newsid=2487
----------------------------------------------------------------
◆アスキーWebサイト「IT経営情報局」にITCの記事掲載
昨年度の「ITC Conference 2005」で発表した、大田区における
ITCの支援活動「モノづくり応援隊IN大田区」の取材記事が、アスキーの
Webサイトに掲載されました。
(第8回「ものづくり応援隊IN大田区)
http://ascii-business.com/zeisei/
----------------------------------------------------------------
◆協会が認定する定期刊行物に「週刊BCN」を追加しました
2006年度以降、ITCの知識ポイント(1P)取得対象になります。
また、広報面でも連携を深め、中小企業に対するITCの活動事例など
取材記事を連載していく予定ですので、どうぞご購読ください。
・協会HP(詳細)
http://www.itc.or.jp/activity/book/publication/index.html
【追加した認定定期刊行物】
名称:週刊BCN (Business Computer News)
出版社:株式会社BCN
問合せ窓口:03-4236-5133
*既に2006年4月以降に購読を開始されていて、払込票・受領証等の
書類を紛失された方は、上記の出版社「問合せ窓口」にお問合せの上、
購読証明書を取得して下さい。
----------------------------------------------------------------
◆ 平成17年中小企業実態基本調査の結果(確報)公開
(IT経営応援隊メルマガより)
中小企業庁では、創業・新事業に挑戦する中小企業への支援、中小企業
の人材育成・活用、中小企業金融の多様化・円滑化と中小企業の再生
支援、商店街・中心市街地活性化などの施策の企画・立案及び実施の
ため、中小企業基本法に基づき、定期的に中小企業の実態を明らかにする
ための様々な調査を実施してまいりました。8月15日に平成17年度に実施
した中小企業実態基本調査の結果が公開されました。
中小企業における電子商取引の実施状況等、参考になるデータが多く含ま
れています。是非一度目を通されては如何でしょうか。
・詳細は下記URLを参照下さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/kihon/h17kakuhou/index.htm
----------------------------------------------------------------
◆IPA 暗号フォーラム2006開催のお知らせ
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)では、企業内システムの情報
セキュリティ対策に関する最新動向、トピックスなどを紹介するため、
以下のとおり、国内外から暗号技術の第一人者を招いてフォーラムを開催
いたします。
・開催日時:10月5日(木)10:00〜17:30
・開催場所:経団連会館ビル14F(千代田区大手町)
・講師:Adi Shamir(イスラエル ワイツマン研究所教授)
王 小云(北京精華大学・山東大学教授)
岡本 龍明氏(日本電信電話株式会社 研究フェロー)
松井 充氏(三菱電機株式会社情報セキュリティ技術部長)
・入場無料、同時通訳あり
・参加申し込み;9月中旬以降、IPAホームページから受付開始予定
・お問い合わせ先;IPAセキュリィティセンター暗号グループ(山岸・大熊)
03-5978-7508 e-mail.:angou-info@ipa.go.jp
---------------------------------------------------------------
◆モバイルシステム技術検定試験(11月11日実施)のお知らせ
モバイルシステム技術検定は、モバイルコンピューティング推進コンソー
シアム(MCPC)が主催し、モバイル分野、IT分野の実践的知識レベルを検定
する制度。今回、1・2級試験が同時に開催されます。
2級受験については、ITC特別価格(通常14,700円⇒12,600円)が適用され
ます。
・詳細はこちら
http://www.mcpc-jp.org/kentei/
---------------------------------------------------------------
◆東京大学国際IT協力交流会議(非営利会議)のお知らせ
東京大学大学院国際IT協力研究会主催のセミナーが以下のとおり開催されます。
・日時:2006年 9月14日(木) 13:30〜17:00
※その後、懇親会を予定しています。18:00−21:30
懇親会のみ参加可、事前申し込み必要。
・場所:東京大学山上会館(東京大学本郷三四郎池隣)
・貴賓 中国武漢東湖国家級ハイテクノロジー開発区
湖北省科学技術庁 武漢ソフトウェア・アウトソーシング連盟
詳細は会議の公式サイト: www.uuJapan.com まで。
〔なお、本会議では後援による知識ポイントはつきません〕
・お問い合わせ先:東京大学大学院国際IT協力研究会
国際IT協力会事務室 e-mail: uujapan@yahoo.co.jp
Tel&Fax:03− 6914−5567
----------------------------------------------------------------
◆IT経営応援隊ホームページに掲載された新着情報です。
・平成18年度経営者研修会の詳細(更新)……25件の開催案内が掲載され
ています。2件の実施報告書が掲載されています。
→ http://www.itouentai.jp/kensyu/h18/h18list_all.html
・第4回IT経営百選選考委員会開催内および傍聴について
→ http://www.itouentai.jp/hyakusen/koukai/committee1804.html
・平成18年度CIO育成研修会の詳細・報告書 一覧
→ http://www.itouentai.jp/cio/h18/h18list_all.html
------------------------------------------------------------------
☆このメールマガジン「創新」は、皆様からの投稿(情報)をお待ちしております☆
以下お問い合わせフォームから「広報関連」宛てにお願いいたします。
URL:https://wws.itc.or.jp/cgi-bin/form/toiawase/mailsend.cgi
------------------------------------------------------------------
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3.編集後記 ITC協会 広報担当 松下 正夫
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「ITC Conference 2006」(10/13-10/14)の参加申し込みを受付中です。
第5回目となる今回(2日目講演)の特徴は、
初めて「企業内ITCのトラック【Bトラック】」が出来上がったことと、
「ITCビジネス展開」(【Cトラック】)のパネルディスカッションに金融
機関の方(ITCとビジネス連携の推進者)が登場されることでしょう。
人気トラックは早めに満杯になるようですので、申し込みはお早めに。
また、広報担当としてITCの認知度向上は喫緊の課題ですが、
記者の方との連携で、日経コンピューター最新号(9/4号)の特集「成長
企業に学ぶ”IT指南役”活用術」に、ITCと経営者の成功事例が7件も
10項にわたり取材され、掲載されました。5年間で売り上げ高が5割増加、
経常利益が7倍になった会社の事例もあり、是非、ご一読をお勧めします。
このところ、ITCの活躍実績の増加や国家IT戦略におけるITCのオーソラ
イズなどもあって、IT系のメディアからのお問い合わせや記事掲載が
かなり増えてきておりますが、現在、IT系のみならずユーザーが読む様々
なメディアへの当方からのアプローチも行っています。
記者の方々へ提供する、皆様の活動情報(ネタ)の提供のご協力をどうぞ
よろしくお願いいたします。
*****************************************************************
↓ 各種問合せ先 ↓
*****************************************************************
「創新」のバックナンバーは、下記に掲載しています。
http://www.itc.or.jp/activity/mail/index.html
*注意*
このメールアドレスは送信専用アドレスです。
お問い合わせ・配信停止方法・送付先変更方法はこちらをご覧下さい。
http://www.itc.or.jp/activity/mail/index.html
-----------------------------------------------------------------
発行/編集: ITコーディネータ協会 広報担当 松下
-----------------------------------------------------------------