ITCAメールマガジン「創新」バックナンバー



◆◆◆◆◆ ITCAメールマガジン「創新」 第120号 2006.12.22 ◆◆◆◆◆

 メルマガ「創新」は、ITC協会会員、ITC資格認定者並びにITC制度に関心を
  持って頂いている皆様(約8千名)に毎月第2/第4金曜日にお送りしています。
━ INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……
  1.ITCビジネス成功事例情報
   【終身斉家治国平天下】
   【実務能力の向上について】
   【支援機関との連携のヒント『商工会議所』編】
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  2.ITC協会からのお知らせ
・IT経営キャラバン隊 九州からスタート!
   ・第8回全国コミュニティ大会 開催
   ・ニューヨークからの最新情報12月号のご案内
   ・ITCのための継続学習プログラム
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  3.ITC協会便り
   ・テーマ研究セミナー「日本の情報政策とITCへの期待」が始まります
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  4.編集後記
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  1.ITコーディネータ・ビジネス成功事例情報

**このコラムでは全国のITCから寄せられた生の成功事例情報を掲載します**
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  ◆「終身斉家治国平天下」
                 NPO法人 福井県情報化支援協会 
                       理事長  先織 久恒

 「終身斉家治国平天下」大学時代を終えて唯一記憶に残った孔子の
  儒教の言葉である。
  個人が身を修めることで、自ずと家庭が治まり、家庭が治まることで
  国が治まる。さらに国が治まることで世界が治まると。と言う意味で
  ある。
  ITコーディネータに置き換えると、しっかりとITCプロセスをマスター
  して実践力を身につけたITCになると、ITCが在籍する会社の業績が
  上がる。その会社が組織として中小企業をサポートする。そのような
  実力を備えたITCが集まる届出組織が、所属するメンバーITCのブラッ
  シュアップに努める。
  そのITCと届出組織が所属するITC協会も、ITCの更なるブラッシュアッ
  プに努める。その結果 更にITCの実力が上がる。
  ITCの支援を受けて経営革新をした中小企業の業績が更に上がる。
  中小企業の戦略的投資も増える。
  日本全体の中小企業の力が増し、国際競争力が向上する。
  この夢を早く実現したいですね。

 (参考)ITC活動事例
   ・http://www.itc.or.jp/about/casestudy/support/support07.html

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  ◆実務能力の向上について
                     中小企業診断士 ITC
                            高島 利尚

 中小企業診断士の更新要件の一つである「実務従事」について、平成
  18年度より、『実務に従事したこと』の日(点)数が、『9点以上/
  5年間』から『30点以上/5年間』に変更となりました。(「実務従事
  要件の強化:登録等規則第10条関係」)

 この変更の目的は、『中小企業診断士の能力向上』が狙いです。

 しかしながら診断士の中には、一人ひとりが個々の能力向上をいかに
  図るかを考える前に、”実務実績ポイント『30点以上/5年間』”を
  どのように稼ぐかに目がいっている方が多くみうけられます。

 このようなことは、ITCについても言えるかと思います。

 今、中堅・中小企業は、激変する経営環境下において、如何に対応し
  ていくべきかを考えております。その中堅・中小企業が期待する課題
  解決に向けて、中小企業診断士やITCが的確なソリューションを提供
  していかなければなりません。

 環境が大きく変わっているとき、過去の経験・知識だけでは対応でき
  ません。やはり『現場』に出て、一つひとつの成功体験を積んでいく
  ことが、中堅・中小企業から期待される「中小企業診断士/ITC」に
  なることの重要要件かと思います。

 改めて本質を確認し、一人ひとりの進むべき目標に向けて「実務能力
  向上」を図っていきましょう。
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  ◆支援機関との連携のヒント『商工会議所』編
  〜郷に入ったら郷に従え=コミュニティイン作戦〜

                   浜松総務部有限会社 木村玲美

 「商工会議所など地域の支援機関との連携がうまく行かない」という
  声をITCの皆さんからよく聞きます。私は縁もゆかりもない浜松で事業
  を始めて10年余り。商工会議所、テクノポリス推進機構、浜名湖国際
  頭脳センター、しずおか産業創造機構などの支援機関の方々には大変
  お世話になり、事業を共にさせていただく機会もいただいています。
  私のコミュニティイン作戦を商工会議所を例にまとめてみました。

 ヒント1:「商工会議所は会員組織である」
  1)会員になるべし(会費は年間15,000円前後〜)
  2)会員活動をするべし⇒『情報部会』など情報化推進部署の活動に
    参加することで事務局および地域のベンダー企業とリレーション
    形成ができ、また活動の企画に参画できる
  3)商工会議所主催のイベント、セミナー、研修会に参加すべし⇒
    提案の参考にすべし
  4)経営者コミュニティ(=異業種交流会)に参加すべし⇒経営者
    とのリレーション形成ができる

 ヒント2:「商工会議所は施策を有効活用して地域の中小企業を活性化
       するミションを担っている」
  1)「専門家登録」、「OB人材登録」すべし⇒商工会議所の専門家活用
    施策にのる
  2)各商工会議所の重点施策に絡めて提案すべし⇒経営革新、第二創業、
    新連携など既知の施策を理解し情報化施策を提案すべし

 ヒント3「商工会議所は独立した組織、ミドルアップでの意思決定を
      する」
  1)キーマン、職員を尊重する⇒施策だからやるべきというスタンス
    ではなく、現場の職員の方とWin-Winのパートナーシップで臨む。

 など、地味地道なことですが、相手の立場に立って、相手のニーズに
  則したかかわり、提案をすることを心がけていくことこそが最も連携
  の近道であると確信し実践しています。
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  2.ITC協会からのお知らせ
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  ◆IT経営キャラバン隊 九州からスタート!(12/13)

 去る12月13日(水)「IT経営キャラバン隊」第1回イベントが、行橋
  商工会議所(福岡県)で開催されました。(行橋商工会議所、IT経営
  応援隊、IT経営キャラバン隊共催)

 これから1年間、全国約2百ヶ所で、主として中小企業経営者向け「IT
  経営」をテーマとしたイベント・セミナーのキャラバン活動をスター
  トします。(IT経営百選受賞企業やITCの講演、ITCによる相談会、
  最新機器・ソリューションの体験コーナーなどが開かれます。)

 ☆同日の模様を、協会ホームページに掲載しました。
   ・IT経営キャラバン隊 九州からスタート!
    http://www.itc.or.jp/foritc/exclusive/ikuhasi.html

 また、本日(12/22)の日本経済新聞朝刊にも、同日イベントの模様
  が全面カラーで掲載されていますので、ご覧ください。
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  ◆ 第8回全国コミュニティ大会 開催 (12/6) 

 当協会(業務開発・広報委員会)主催の第8回全国コミュニティ大会
  (ビジネス志向のITC届出組織対象)では、「IT経営キャラバン隊を
  (ITCビジネスに)どう活用するか!」をテーマに開催しました。
  全国から69組織の代表者が集い、パネルディスカッションでは西岡
  委員長の司会で忌憚のない活発なディスカッションが行われました。
  
  来年1年間、全国各地のITC(組織)には、商工会議所等と連携した
  キャラバンイベントのプロデュース・講師・相談の役割と、1日イベ
  ントをきっかけとした支援機関との関係作り、継続的なIT経営支援
  活動の提案・企画・実行のチャンスが到来します。   
  
   ☆協会ホームページに掲載
   ・第8回全国コミュニティ大会 開催
   http://www.itc.or.jp/foritc/community/itc_community2006business.html
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  ◆ ニューヨークからの最新情報12月号のご案内 (IPA発信情報)

 IPAニューヨーク事務所から、米国IT業界動向「ニューヨークだより」
  (「オープンソース・ソフトウェアと特許」)が届きました。

  http://www.ipa.go.jp/about/NYreport/200612.pdf

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  ◆ITCのための継続学習プログラム

 ITC資格維持のための知識ポイント取得対象セミナー・研修のお知らせ
  です。

 ・詳細はこちら
   http://www.itc.or.jp/activity/seminar/index.html
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  3.ITC協会便り
   テーマ研究セミナー「日本の情報政策とITCへの期待」が始まります
                      ITCA事務局 前田 信太郎
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 11月から開始した企業内ITCのためのテーマ研究セミナーは、内部統制を
  テーマに2回開催し、参加者は220名となりました。この内部統制に
  ついては、引き続き2月にも新しい内容で開催の予定です。

 1月からは、新たに「日本の情報政策とITCへの期待」セミナーを開催
  します。
  初回は、IT経営を中心に、IT新改革戦略から始まる数々の情報政策の
  背景から具体的な施策について、経済産業省の担当官からお話を伺い
  ます。

 政府関係者から直接お話が聞け、質疑応答もある良い機会ですので、
  ご参加をお待ちしています。

 セミナーの申込受付は、12/20から始まっています。
  ・http://www.itc.or.jp/foritc/exclusive/theme_seminar.html

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  4.編集後記         ITC協会 広報担当  松下 正夫
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 「求む! 実戦経験のあるITコーディネータ」

 全国のITC届出組織とITC協会(業務開発・広報委員会)とが進めている
  「ITCの市場拡大活動」で、各地の金融機関や大手ITベンダーとITCとの
  ビジネス連携の話が進んでいます。

 ところが、ITCに対する理解と認識も進み、漸く「それでは、お客様をご紹介
  します。」とした時に、担当するITCが足らない。という状況が起こり始めて
  います。大切なお客様をご紹介いただく連携先の立場を考えると、ITCには
  非常に大きな期待と責任がかかってきます。
 
  今回のメルマガに寄稿いただいた3名のITCの方々は、多くの実戦を
  経験され、数々の成功事例を生み出してこられました。これから活動を
  始める方には、大変参考になる内容ではないでしょうか。
 
  協会も、ITC組織も、ITCそれぞれの皆様にとっても、来年は、
  「いよいよ、出番が回ってくるぞ」という年になる予感がします。

 少し早いですが、今年1年間、メルマガをご愛顧・ご愛読いただき
  まことにありがとうございました。

 それでは、良い年をお迎えください。
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   http://www.itc.or.jp/activity/mail/index.html

 *注意*
   このメールアドレスは送信専用アドレスです。
   お問い合わせ・配信停止方法・送付先変更方法はこちらをご覧下さい。
   http://www.itc.or.jp/activity/mail/index.html
 
  ※当協会からのメール配信で、宛名等が外字(機種依存文字)で
  文字化け(抜け)が発生している場合には、略字で対応させて
  いただきますので広報まで御連絡下さい。
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  発行/編集: ITコーディネータ協会 広報担当 松下
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