◆◆◆◆◆ ITCAメールマガジン「創新」 第121号 2007.1.12 ◆◆◆◆◆
メルマガ「創新」は、ITC協会会員、ITC資格認定者並びにITC制度に関心を
持って頂いている皆様（約8千名）に毎月第2/第4金曜日にお送りしています。
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1.年頭ご挨拶 ITC協会 会長 関 隆明
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2.ITCビジネス成功事例情報
【新プロセスガイドラインに沿った物流事業者への支援の事例】
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3.ITC協会からのお知らせ
・IT経営キャラバン隊イベント 横須賀市で開催！
・ITC届出組織ビジネス（地域IT経営応援隊）立ち上げ計画書の募集
・関東IT経営応援隊「DAY2007」開催のお知らせ
・ソフトウエア開発支援事業の公募について（IPA）
・情報セキュリティ監査シンポジウム in Winter 開催のお知らせ
・「中堅中小企業 情報化の処方箋」 第13巻発行
・ニューヨークからの最新情報1月号のご案内（IPA発信情報)
・ITCのための継続学習プログラム
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4.編集後記
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1．年頭ご挨拶
ITC協会 会長 関 隆明
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新年明けましておめでとうございます。
平成19年の新春を迎えるにあたり、年頭の所感を申し上げます。
昨年いざなぎ景気を超えて回復を続けてきた日本経済は、ようやく
デフレからも脱却しつつあり、ゆるやかな景気拡大へと向かう節目を
迎えようとしております。いずれの企業も、グローバル競争に打ち
勝つべく、経営改革と一体になった内部統制の強化などを含め、攻め
の経営に転じる必要性に迫られてきております。昨年発表された新
経済成長戦略大綱で強調されているイノベーション、生産性向上が、
今や企業規模の大小を問わず待ったなしの課題と云えます。
このような状況の下、IT経営実現の先導者としてのITコーディネータ
（ITC）の役割が益々重要になってきております。今年はまさにITCの
真価が問われる重要な年であり、特に次の3点に注力していかなければ
ならないと思っています。
第一は、ITCの実践機会の増大です。ITC自身が今まで以上にITCの認知
度を高め、市場や企業との接触面を広め、自らのビジネス・モデルの
確立に邁進していかなければなりません。IT経営百選の受賞企業に
見るITCの方々は、まさに他の範となる先駆的役割を果たしております。
このようなITCに続いて、多くのITCが積極的に実践に挑戦していく
ことが、ビジネスチャンスを広げていく王道だと思います。
第二は、ITCとしての役割への対応力の強化です。一段と多様化、
高度化されてきているITCの役割を今一度見直すことが必要と思います。
官公庁、医療を始め、対応する業種、業務も加速度的に広がる一方で、
急速に進歩していくITの本質を見際め、有効に活用していかなければ
なりません。例えば、EC/EDIの如き喫緊のテーマによる専門ITCチーム
の形成とITC同士の連携といったことが益々重要になってくると思います。
第三は、各種機関・団体との一層の連携強化で既に始められている金融
機関との連携は、政府から次々打ち出されている中小企業への融資
政策と併せ考えると、極めて有効な活動だと思います。今年はIT経営
応援隊や昨年末にスタートしたIT経営キャラバン隊などの活動を通し、
他の機関・団体のキーマンとの連携強化など、更なる連携の輪が拡がる
ことを期待しております。協会としても、これら連携を加速させるため
に、中央組織との関係強化に一層努力していきたいと考えています。
今年も、ITC各位の活動が一段と活発化し、社会からも正当な評価を
受け、一大飛躍する年になりますよう、心から祈念致します。
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2．ITコーディネータ・ビジネス成功事例情報
＊＊このコラムでは全国のITCから寄せられた生の成功事例情報を掲載します＊＊
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◆新プロセスガイドラインに沿った物流事業者への支援の事例
有限会社イーグルアイ代表取締役
ITコーディネータ 藤田秀一
私のITコーディネータとしての支援事例をご紹介いたします。
三信倉庫株式会社（本社東京）は、4ヶ所の営業倉庫と5ヶ所の賃貸
不動産を所有する 中堅の物流事業者です。同社は本業の物流事業に
加えて、積極的な不動産活用戦略により安定経営体制を築き、2005年
2月に創立50周年を迎えました。
しかし経営トップおよび社員の世代交代を目前に、経営を委ねる若い
リーダーの育成が急務となり、ここに外部の視点を投入するITC支援
のニーズがあり、私がお手伝いすることとなりました。
ちょうど基幹情報システムの再構築のタイミングと合致して、社長
および現幹部社員から提示された会社のあるべき姿の指針を元に、
若手社員を中心に構成したプロジェクトが形成されました。そして
新基幹システム構築を目標に、経営戦略策定の段階からITC・新プロ
セスガイドラインの手順に沿って一段階ずつ進めていきました。
なかでも、特に、IT調達プロセスに多くの時間を費やし、次期基幹
システムのITベンダー選定という重要な経営案件を、プロジェクトの
若手社員の努力で乗り切りました。
また、導入プロセスでは、新たに参加したベンダーのSEも加えて、
各営業倉庫を順番に本番稼働へと導き、本年2月には、いよいよ、
当初のプロジェクト目標を達成することになります。今後も、新たな
事業戦略に合わせて、常にシステムの評価、見直し、追加変更が行わ
れてゆくことになります。
そして、何よりも、今回の経験によってパワーアップした若手社員が、
経営を継承して、 ”100年続く企業”を目指して、明日の三信倉庫を
リードしてゆくことを期待しています。
・三信倉庫株式会社 : http://www.loop-mx.co.jp/
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3．ITC協会からのお知らせ
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◆IT経営キャラバン隊イベント 横須賀市で開催！（1/18（木））
来る1月18日（木）関東地区で初めての「IT経営キャラバン隊」イベン
トが、横須賀商工会議所で開催されます。（ＩＴ経営応援隊共催）
今年1年間、全国約2百ヶ所でIT経営の啓発などとテーマとしたキャラバン
イベント・セミナーが開催されます。
1/18当日は、ITCや経営者等による講演やITCによる相談会、最新ソリュー
ションの体験コーナーなどが開かれ、商工会議所関係者や地元経営者
とITCとのマッチングが行われます。
（参考）IT経営キャラバン隊ホームページ
・http://www.itcaravan.jp/schedule/070118.html
ITC（組織）の皆様からのIT経営キャラバン隊招聘企画（1月〜12月まで）を
募集しますので、お早めに以下の窓口までお気軽にお問い合わせください。
・ITコーディネータ協会内「IT経営キャラバン隊事務局」 那波、松下
電話03-5733-8380
http://www.itc.or.jp/foritc/exclusive/it_caravan.html
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◆ITC届出組織ビジネス（地域IT経営応援隊）立ち上げ計画書の募集
当協会（業務開発・広報委員会）では、組織のITCビジネス事業計画を
立案し協会に提出していただいたビジネスを志向するITC届出組織
（現在22組織）を対象として、今年度は、地域ワークショップ（6地域）
の開催や、金融連携ワークショップ（3回）の開催、関係支援機関、
中小企業経営者、地方自治体などからの連携要請紹介など各ITC組織
の活動ニーズに沿った取り組み支援を行っています。
ついては、このたび、標記事業計画書の募集（第3次）を下記のとおり
行います。
（既に全ITC届出組織の広報担当殿宛には1/9にメールでご連絡済み
です）
1.募集名称
・ITC届出組織ビジネス（地域IT経営応援隊）立ち上げ計画書
2.事業計画内容
・ビジネスを志向するITC組織の立ち上げ事業計画書
・・・2007年度以降3年間の活動計画（毎年更新が条件）
3.計画書様式
・ご連絡いただければ協会から定型様式（雛形）をお送りします。
4.提出期限
・2007年2月28日（水）17：00
5.提出先並びにお問合せ先
・ITコーディネータ協会広報担当 松下、矢野宛て
なお、今年度後期のITC組織地域ワークショップ開催は、2/22：近畿
地区（京都市内）、2/23：中部地区（金沢市内）、3/16：中国地区
（広島市内）で、それぞれの地域のITC組織（3〜4組織）の発表・
ディスカッションを予定しています。
（参考）地域ワークショップ開催状況
・http://www.itc.or.jp/foritc/index.html
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◆関東IT経営応援隊「DAY2007」開催のお知らせ（2/17（土））
戦略的なIT活用による経営革新を目指す中小企業およびそれをサポート
するIT企業や支援者の方々を対象に、「ネット社会で起きている変化
を理解し、それを経営にいかに生かすかを考える一日」というテーマ
で開催します。講演・情報交換会等、盛り沢山の内容となっております。
是非、ご参加下さい。
＜開催概要＞
・日時：平成19年2月17日（土） 開場9:30、開始10:00 終了17:10
・会場：東京商工会議所ビル7階「国際会議場」
（東京都千代田区丸の内3-2-2）
・参加：無料※事前登録制 こちらから→http://www.kan-ouentai.com
・主催：関東IT経営応援隊事務局
【本件に関するお問い合わせ先】
・関東IT経営応援隊プロジェクト推進事務局
http://www.kan-ouentai.com
・特定非営利活動法人OCP総合研究所
http://npo-ocp.jp/
TEL：042-621-0600 FAX：042-625-3026 （担当：平松、後藤）
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◆ソフトウエア開発支援事業の公募について（IPA）
独立行政法人情報処理推進機構（IPA)では、2007年度上期の標記募集
を行う予定です。
1月26日より公募要領を開示し、3月30日締め切りの予定です。
募集の詳細並びに説明会については、以下のホームページをご参照
ください。
・IPAホームページ
http://www.ipa.go.jp/software/2007/index.html
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◆情報セキュリティ監査シンポジウム in Winter 開催のお知らせ
日本セキュリティ監査協会（JASA）、経済産業省主催のセミナーを
以下のとおりお知らせします。
本シンポジウムは、情報セキュリティ監査制度の利用促進に向けて、
保証型監査に必要となる個別の管理手続・監査手続等を含む保証型
監査のフレームワーク、並びに監査人及び監査推進担当者向けの
監査実務ガイド、技術検証手法などをご紹介します。
＜会期／会場＞
2007年1月31日（水） 10:00−17:15
ベルサール九段（東京メトロ 九段下 徒歩3分）
詳細・お申し込みは、http://www.jasa.jp/seminar/secf2006lh.html
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◆「中堅中小企業 情報化の処方箋」 第13巻発行
ITCの広報面で連携を行っているソフトバンクパブリッシング（株）
が発行する「中堅中小企業 情報化の処方箋」 第13巻が発刊され
ました。
無料購読や中小企業のお客様へ配布のための申し込みができますので、
ご希望の方は、以下のURLから直接同社へお申し込みください。
・ITCAホームページ
http://www.itc.or.jp/activity/articles/johoka.html
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◆ニューヨークからの最新情報1月号のご案内（IPA発信情報)
IPAニューヨーク事務所から、米国IT業界動向「ニューヨークだより」
（「CMMIに基づくIT調達プロセスの標準化」）が届きましたのでご案
内します。
http://www.ipa.go.jp/about/NYreport/200701.pdf
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◆ITCのための継続学習プログラム
ITC資格維持のための知識ポイント取得対象セミナー・研修のお知らせ
です。
・詳細はこちら
http://www.itc.or.jp/activity/seminar/index.html
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4．編集後記 ITC協会 広報担当 松下 正夫
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「松の内」は、本来、小正月の1月15日までを言うらしいのですが、
最近の世の中では、1月7日までをさす場合が増えてきたようです。
ビジネスマンにとっては、流石に、15日まで正月気分・・・という
わけにはいかないわけですが、しっかりと今年の目標を決め、気持ち
をリフレッシュしてスタートしたいものです。
今年、最初のメルマガは、冒頭に、関会長の年頭ご挨拶をお届けしま
した。協会事務局も、もちろん4日からフル稼働しており、2006年度
活動施策の仕上げや、来年度に向けた構想作りをはじめています。
今年は、全国でのIT経営キャラバン隊活動や継続が見込まれるIT経営
応援隊事業などを通じて、ITCと諸機関との連携も一層進んでまいります。
今年1年、それらの情報伝達、コミュニケーションの一端を担いたい
と思いますので、 何卒、当メルマガを、すみからすみまで、
ご愛読のほどよろしくお願い申し上げます。
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「創新」のバックナンバーは、下記に掲載しています。
http://www.itc.or.jp/activity/mail/index.html
*注意*
このメールアドレスは送信専用アドレスです。
お問い合わせ・配信停止方法・送付先変更方法はこちらをご覧下さい。
http://www.itc.or.jp/activity/mail/index.html
※当協会からのメール配信で、宛名等が外字（機種依存文字）で
文字化け（抜け）が発生している場合には、略字で対応させて
いただきますので広報まで御連絡下さい。
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発行／編集： ITコーディネータ協会 広報担当 松下
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