ITCAメールマガジン「創新」バックナンバー



◆◆◆◆◆ ITCAメールマガジン「創新」 131号 2007.6.8 ◆◆◆◆◆

 メルマガ「創新」は、ITC協会会員、ITC資格認定者並びにITC制度に関心を
  持って頂いている皆様(約8千名)に毎月第2/第4金曜日にお送りしています。
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  1.ITCビジネス成功事例情報
   【ITコーディネータの支援機関での活動】
【意なく、必なく、固なく、我なし】
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  2.ITC協会からのお知らせ
   ・第9回全国コミュニティ大会報告:ホームページに掲載
   ・『これから、更にIT経営キャラバン隊が加速していきます!』
   ・2007年5月度ITコーディネータ認定者発表
   ・「月刊食品工場長」並びに「週刊BCN」記事掲載募集のお知らせ
   ・ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー2007公募開始のお知らせ
   ・「IPA情報発信第37号(2007年5月)」のご案内
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  3.ITC協会便り「IT経営成熟度診断ツールの新業種版リリース(連載第二回)」
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  4.編集後記
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  1.ITコーディネータ・ビジネス成功事例情報

**このコラムでは全国のITCから寄せられた生の成功事例情報を掲載します**
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  ◆ITコーディネータの支援機関での活動

                      有限会社中庭情報サービス
代表取締役  中庭 正人  
 
  2001年のITC制度発足とほぼ合わせて、独立系のITCとして
  四国香川県にて活動を続けています。
  2002年より国の支援センターである中小企業・ベンチャー総合支援センター
  にて専門家としての活動を初め、本年4月より(独)中小企業基盤整備機構
  四国支部中小企業・ベンチャー総合支援センターのプロジェクトマネー
  ジャーに就任しました。

 中小企業・ベンチャー総合支援センターは、国の支援機関として
  競争力ある企業の創出を目的として活動としています。
  私の現在の業務は、自らが専門家として企業を直接指導するのではなく、
  様々な専門家に協力頂きながら企業の課題解決を行うためのマネージメント
  を中心に、事業の企画運営等を行っています。
  ITCによって学んだ知識、経験そして考え方は、専門家としての活動だけ
  ではなく、マネージメント業務にも活かされており、その有効性を実感して
  います。

 ITCの視点で企業支援業務を見ると、IT経営の必要性は高いがその必要性は
  十分に認識されていないと感じています。
  特に、企業側のIT経営に対する認識は高いとはいえません。
  私自信もIT系の相談をきっかけとして経営の問題に行き着き、全体的な
  視点で改革を進めるというパターンで業務を行ってきました。
  支援センター側においては理解が進みつつありますが、
  まだ十分とはいえません。
  私たちITCが実践を通して理解を深める必要があります。
  四国IT経営応援隊等の個人的な活動の経験からいうと、支援機関、
  金融機関等と一緒に仕事をするのが一番効果的でした。
  IT経営の必要性とその効果に対する理解が一気に深まります。

 実務経験及び指導経験を持つ優秀な人材が支援機関では求められています。
  特に、中小企業・ベンチャー総合支援センターでは対象範囲が全国となり、
  特殊な業界での実務経験、指導経験は重要視されます。
  専門知識とあわせて自己の強みを生かし、中小企業を元気にするお手伝いを
  お願い致します。

 ・有限会社中庭情報サービス
  http://www.nakaniwa.org/

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  ◆意なく、必なく、固なく、我なし

                有限会社 エム・エイ・コンサルティング
                        代表取締役 町田 行雄
                        ITC/ITCインストラクタ
中小企業診断士

 私は2003年(平成15年)3月末に造船重機械企業を進路選択制度により
  早期退職し独立しました。
  1995年に中小企業診断士の資格を取得していましたので、
  在職中は情報システム技術者の傍らサンデーコンサルタントとして
  数社の中小企業を支援していました。

 ITコーディネータ資格については、恥ずかしながら在職中はその存在を
  知りませんでしたが、2003年12月にプロ特認制度で資格を取得し、
  ITに強い経営コンサルタントの看板を掲げています。
  ITC資格やプロセスガイドは経営コンサルタントとして有用性を
  感じております。

 2004年7月からIT推進アドバイザーとして三州製菓様の情報システム
  再構築の支援を行う機会を得ました。
  当社は食品製造業であるため斉之平社長は「安全・安心」に
  とても留意されていました。
  「安全・安心」を具現化するために食品トレーサビリティシステムを
  提案し、システム要件に取り入れました。

 企業を支援するポリシーとして表題にあります『論語』の教えを
  心掛けています。(とても困難でありますが)
  (1)意なくー主観で推測しない  (2)必なくー無理強いしない
  (3)固なくー固執しない (4)我なしー我を通さない
  今後は、NPO法人埼玉ITCのメンバーとして地元企業のIT経営推進の
  一助になればと思っております。

 参考:食品トレーサビリティシステムの概要は下記を参照下さい。
  http://www.rmc-chuo.jp/home/mt/archives/2006/02/20063_1.html

 有限会社エム・エイ・コンサルティング
  http://www.ma3.biz/

 ITコーディネータ協会ホームページ掲載
  http://www.itc.or.jp/about/casestudy/support/support13.html

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  2.ITC協会からのお知らせ 
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  ◆第9回全国コミュニティ大会報告:ホームページに掲載

 5月17日(木)大田区産業プラザで開催した第9回全国コミュニティ大会
  (業務開発・広報委員会西岡郁夫委員長主催)の模様を、協会ホームページ
  に掲載いたしました。
  「気づき事例作成の統一様式・サンプル」を公開しています。

 *詳細は、こちらをご参照ください
   http://www.itc.or.jp/foritc/community/itc_community2007.html

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  ◆『これから、更にIT経営キャラバン隊が加速していきます!』

 IT経営キャラバン隊も、昨年12月13日北九州行橋市を皮切りに、5月末で
  既に39件(延べ日数)を実施し、年末に向けて100件以上を訪問予定です。
  今も、IT経営キャラバン・バスのチャレン ジ号は東奔西走中。
  各地のITCが、IT経営のススメに講演やIT経営相談会などを通じて、地元の
  ユーザ企業に対してITCプロセスを普及啓蒙しています。 

 *ブログ更新記事は、こちらをご参照ください
   http://itcaravan.blog101.fc2.com/

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  ◆2007年5月度ITコーディネータ認定者発表

 協会ホームページに2007年5月度ITコーディネータ認定者発表を
  掲載しました。

 *詳細は、こちらをご参照ください
   http://www.itc.or.jp/authorize/application/announce/index.html
  *なお、ITCプロフィール(2007年3月末版)は以下の通りです。
   http://www.itc.or.jp/press/index.html

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  ◆「月刊食品工場長」並びに「週刊BCN」記事募集のお知らせ

 媒体2誌(「月刊食品工場長」、「週刊BCN」)より、ITコーディネータ
  の皆様へ執筆、取材依頼が、協会にございました。
内容をご確認いただいて、該当する事例を持ち、ご協力いただける
  ITコーディネータの方がいらっしゃいましたら、この機会に発表して、
  多くのITCの方々の参考にさせていただければと存じます。
  今後も協会では、ITCの方々が活動発表のできる機会を、
  多くご提供できるよう活動を続けてまいります。

 *詳細は、こちらをご参照ください
   http://www.itc.or.jp/activity/articles/index.html
  *月刊食品工場長は、こちらをご参照ください
   http://www.nissyoku.co.jp/kojocho/kojocho_top/kojocho_top.html
  *週刊BCN(ITCAが認定する定期刊行物です)は、こちらをご参照ください
   http://www.computernews.com/

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  ◆ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー2007公募開始のお知らせ

 6月1日より「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー(R)2007」の
  公募が開始されました。
  同時に、Web上にて申込み受付が開始されましたのでご案内いたします。

 *詳細は、こちらをご参照ください
   プレスリリース http://www.ipa.go.jp/about/press/20070601.html
   募集開始案内  http://www.ipa.go.jp/software/oftheyear/index.html

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  ◆「IPA情報発信第37号(2007年5月)」のご案内

 5月のIPAの主な活動をまとめた「IPA情報発信第37号(2007年5月)」を
  ご案内させていただきます。是非ご一読下さい。

 *詳細は、こちらをご参照ください
   http://www.ipa.go.jp/about/report/IPA-info_no.37/index.html
   このURLから、本文中の資料番号のクリックで該当参考資料が表示されます

 未踏ソフトウェア創造事業の最新の成果をまとめた
  「未踏ソフトウェア創造事業」の成果報告(第4号)をWebで
  公開いたしましたので、ご案内いたします

 *詳細は、こちらをご参照ください
  http://www.ipa.go.jp/jinzai/esp/message/pdf/seika.pdf

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  3.ITC協会便り     支援・開発委員会 診断ツールWG  石川 敬三
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  「IT経営成熟度診断ツールの新業種版リリース(連載第二回)」
 
  「貨物輸送業版活用例紹介」

 H18年度の業種拡大WGで新たに物流業版をリリースすることになりました。
  物流業と言っても範囲は、陸/海/空、人/物等 多岐に渡ります。
  そこで、業種を絞り込み、「道路貨物運送で、倉庫業も付帯業務で残す」
  をターゲットに開発を進めてきました。
  詳しくはファシリテータガイド等をご参照下さい。
  以下に実証実験事例を2つご紹介します。

 M社:「一般貨物、特別積合せ」を「貸切、積合せ」で物流拠点を複数
  持たれて、事業展開されている社員総数(パート等含む)85名の運送業です。
  実証実験の目的は、次のように定めて実験に参加頂きました。
  ・対象業種に合った内容や表現になっているか
  ・分かり難い言葉や間違った表現が無いか
  ・課題&マッピングが的を射た抽出となっているか
  です。診断結果は、重要経営課題の抽出用マッピングリストに精度不足が
  あったのでそれを社長と共に見直し修正後、再度マッピングからやり直し
  て満足の行く結果を出せました。

 S社:「一般貨物(倉庫業は別会社)」を「貸切」で物流拠点を複数持たれて、
  事業展開されている社員総数(パート等含む)250名の運送業者です。
  精度を高めたツールで、物流・倉庫業を含めて統合的に使ってみました。
  診断結果は、的を射た重要経営課題の抽出が行え、ドアノックツールとして
  次のコンサル営業につなげて行ける報告書が作成できました。

 今回の業種拡大版で、7業種が揃いました。皆さんもコンサル先開発の入り口
  として、『自社を再認識しませんか』的な発想で成熟度診断ツールを活用して
  頂ければ、開発チーム一同、嬉しく思います。
  又、今後も精度を高めて、時代にマッチした内容にバージョンアップして
  いきますので、活用報告等、実施結果の情報をお寄せ頂ければ幸いです。
  協会HP「お役立ち情報」の診断ツールコミュニティ掲示板をご活用ください。

 *「お役立ち情報」の診断ツールコミュニティ掲示板
  http://www.itc.or.jp/foritc/useful/knowhow/sindan/sindantool_qa.html

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  4.編集後記         ITC協会 広報担当  松下 正夫
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  明日(6/9)は名古屋で協会主催の第1回「IT経営カンファレンス」※1が開催
  されます。企画運営はITC中部実行委員(約70名)の皆様です。
  (編集子もWorkerで参加します)
 
  中部地区の経営者や関係機関の皆様を約300名お招きしITCは約150名が参加
  予定ですが、名古屋駅前のトヨタ本社ビル内ミッドランドホールは満員
  札止めだそうです。
  開催の模様は、協会ホームページや機関誌「架け橋」第3号(8月発刊予定)
  で詳しくお伝えしたいと思います。

  「架け橋」といえば、次号の「巻頭言」に山本幸三経済産業副大臣から寄稿
  を頂戴できることになりました。協会が事務局となり推進する「IT経営キャラ
  バン隊」活動で、ITCの熱心な活動を評価していただいたことがきっかけと
  なりました。
  IT経営キャラバン隊「1日イベント」の開催を通じて、全国約100箇所以上の
  地域で地元ITCと商工会議所など地元機関との連携のチャンスができ、この
  機を生かして継続的な連携事業を始めたITCの事例も生まれてきています。
  詳しくはブログ※2をご覧ください。

  さて、私も今回が最後の編集後記となりました。
  2001年8月に協会に着任し約6年間勤めてまいりましたが、今月末で出向元の
  企業に戻ることになりました。振り返れば創業期の頃の情熱だけは旺盛で
  連日深夜まで皆で残業し協会の方向性を議論したことを懐かしく思い出します。

  強力な後任もまいりましたので、これからもメルマガ「創新」を引き続き
  ご愛読いただきますようどうぞよろしくお願いいたします。
 
  ※1:http://www.itc.or.jp/foritc/exclusive/nagoya_conf2007.html
  ※2:http://www.itc.or.jp/foritc/exclusive/it_caravan.html


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  文字化け(抜け)が発生している場合には、略字で対応させて
  いただきますので広報まで御連絡下さい。
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  発行/編集: ITコーディネータ協会 広報担当 松下
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