ITCAメールマガジン「創新」バックナンバー


◆◆◆◆◆ ITCAメールマガジン「創新」 第149号 2008.3.28 ◆◆◆◆◆

 メルマガ「創新」は、ITC協会会員、ITC資格認定者並びにITC制度に関心を
  持って頂いている皆様に毎月第2/第4金曜日にお送りしています。

 ■■ITコーディネータはITと経営に強いコンサルタントです■■
  □日本全国で資格保有者は
   7,000人弱、平均年齢45歳。1/4がITコーディネータをビジネスに。
  □顧客の業種は、
   製造業が2割強、流通、サービスが各々2割弱、官公庁も5%。
  □顧客規模は、
   売上2億円未満が3割、2億から10億円が3割、10億円以上が4割。
  □ITコーディネータによる年収は、
   5百万円以上が140人、そのうち1千万円以上が60人。

━ INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……
  1.ITコーディネータビジネス成功事例・活動事例情報
   【「島根」と「モノづくり応援隊in大田区」とのコラボの成果】
   【「企業内ITCの活動事例ご紹介」】
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  2.ITコーディネータ協会からのお知らせ
   ・第14回ITコーディネータ試験のご案内
   ・2008年度ITコーディネータ協会主催セミナー(予定)のご案内
   ・第11回全国コミュニティ大会開催のお知らせ(開催予告)
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  3.編集後記
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  1.ITコーディネータ・ビジネス成功事例・活動事例情報

 *このコラムでは全国のITCから寄せられた生の事例情報を掲載します*
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  ◆「島根」と「モノづくり応援隊in大田区」とのコラボの成果

       島根県中小企業団体中央会 商業情報課 課長 荒田 裕司
                   (NPO法人経営応援隊さんいん所属)
                 (ITコーディネータ、中小企業診断士)

 今年度、私の所属する島根県中小企業団体中央会で「IT経営応援隊事業」
  を受託いたしました。

 実は、これには多少の裏話がありまして、そのお話を少々。
  まず、事業受託に至った経緯ですが、前年度に島根県では経営応援隊参画
  機関が集まり、今年度の事業について検討したところ、経営応援隊事業に
  ついては一定の成果が上がったので今年度は各機関の判断に任せると言う
  ことで結論付けされていました。

 しかし、ふたを開けてみると島根県からの事業エントリーは無いという状
  況でありました。
  この状況をみた島根県の担当課の方から補正予算的なものを国が組むと言
  っているので、是非島根県からもエントリーしていただきたいとの依頼を
  受けました。

 まさに渡りに船、棚からぼた餅とは言い過ぎかもしれませんが、取り急ぎ
  受諾の方向で手続きに入りました。
  実際には11月に委託契約が終わり、そこから事業が正式にスタート。
  内容はセミナー開催と個別指導(3社)ですが、12月にセミナー、1〜2月
  に個別指導を3回という非常にタイトなスケジュールになってしまいました。

 でも、そんなことではへこたれません。そんなタイトなスケジュールの中、
  あるいはそういうスケジュールであったからこそかもしれませんが、多少
  変則的なやり方で事業を進めました。

 まずセミナーについては製造業に限定し、地区も県内では比較的製造業が
  集積している島根県簸川郡斐川町にフォーカスして行いました。
  そして何よりも講師を「モノづくり応援隊in大田区」で中小製造業支援の
  実績のある田中氏、川鍋氏にお願いした点であります。
  もちろん県内にも私を含めてITCはいるのですが、ここは実績・経験のあ
  る方にお願いする方が島根県のためになると判断したからです。

 ITコーディネータ協会を通じ、大田区におじゃましたときに快く趣旨をご
  理解いただきお受けいただいたモノづくり応援隊in大田区の皆様には感謝
  申し上げる次第です。
  そしてセミナー参加者の中から3社が個別指導を受けることになり、2月ま
  での3回、セミナー講師の両氏に指導をしていただきました。

 実はその個別指導実施の時にも1つ仕掛けをしておりまして、それは地元
  島根のITコーディネータが3名個別指導に同行したことです。
  当然今回の事業では3回の指導しかないわけですから、最終的に成果を出
  すに至らないことは容易に想定できました。
  従って事業終了後のフォローをこの地元ITコーディネータに託そうと思っ
  てのことです。

 幸いにも3社とも今後の方向性が明確になり、各社長とも納得の上で次へ
  のアクションへとつながっております。
  個別指導の最終回には中国経済産業局のご担当の方にもご同行いただき、
  現場で何が行われているのかをご確認いただきました。

 それがきっかけかどうかは分かりませんが平成20年度、中国経済産業局か
  ら示されたIT経営応援隊事業の事業スキームに今回島根県で実施した事が
  モデル化され、提示されていたことには、驚きと成果を認めていただいた
  ことへの感謝でいっぱいです。

 今後の展開ですが、個別支援を実施した3社については地元ITコーディネ
  ータがフォローアップをし、必ず企業業績を上げるべくコンサルティング
  を継続していくことになっております。

 すでにIT化の方向性は決定しており、1社はSaaS版の生産管理システム導
  入に向けてスタートしています。さらに1社は親企業を巻き込んでのEDI導
  入と業務システム改革による在庫削減に取り組みつつあります。
  もう1社についてはマーケティングの強化に取り組みつつあり、大田区の
  企業のWEBサイトでネット販売をしてもらうという、島根の企業と大田区
  の企業同士のコラボレーションも始まっています。

 私共も今回の成功に勇気づけられ来年度も「IT経営応援隊事業」にエント
  リーさせて頂こうと準備中であります。
  今回、この事業をコラボレーションしていただきました「モノづくり応援
  隊in大田区」の皆様、セミナー開催並びに個別指導企業の選定に多大なる
  ご支援をいただきました島根県および斐川町のご担当の方、さらにNPO法
  人経営応援隊さんいんのメンバーの方々に感謝いたします。

 島根県中小企業団体中央会
  http://www.crosstalk.or.jp/

 NPO法人経営応援隊さんいん
  http://www2.crosstalk.or.jp/ka-it/

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  ◆「企業内ITCの活動事例ご紹介」

                          ITコーディネータ 
                      (株)テクノル 松谷 光洋

 全国の有効求人倍率が1.0前後と好調なのに相対し、青森県は0.47と景気
  回復の波は南東北までで足踏みしている感があります。
  そのような若干閉塞感が漂う青森県にあって、弊社ではIT関連機器の販売
  及びメンテナンスを行いながら、ITによる業務改善(まだ経営改革を語る
  には恐れ多いのです)を広めようと、ITコーディネータ資格取得に積極的
  に取り組んでおります。
  その資格者も来月には2名増え、6名になる見込みです。

 今回、「何とか青森県内にITコーディネータの認知を広め、そして活用の
  促進ができないものか」との思いから、弊社が毎年開催している新春フェ
  アにおいて“ITCコーナー”なるブースを設け、県内の法人の代表者様に
  対してPR活動を実施致しました。

 とは言うものの、初めての試みですので来場頂いたお客様にどのようにす
  れば分かりやすく“ITコーディネータ”を理解して頂けるか?という点に
  は腐心致しました。

 まず、ITCコーナーにA1パネルを4枚展示しました。
  こちらはIT経営応援隊の「IT経営のススメ」の気づきのポイント等を真似
  て作成致しました。
  これを使って経営者の方にIT経営の必要性を訴え、その為にITコーディネ
  ータがお役に立ちます!!というストーリーで臨みました。

 またCOMPASSを始め、御客様の興味を引きそうなカタログを6種類ほど用意
  し、まずは目に留めてもらうことに苦心致しました。
  その結果多くの御客様にIT経営は大事だという事を認識してもらえたと思
  います。
  しかし一番の眼目のITコーディネータの紹介は中々うまく伝えられません
  でした。
  もう少し経営支援経験をつんで具体例で紹介できれば経営者のお客様にも
  っと興味を持ってもらえたと思っております。
  今回はどうしても得意分野のソリューション紹介が中心となり、経営的な
  話は余りできませんでした。
  今後はもう少しポイントを絞ったコーナーとしていきたいと思います。

 意外と受けたのが、100円ショップで購入した“ルービックキューブ”に
  IT経営のポイントと弊社のITコーディネータの写真を貼り付けたものでし
  た。なにげに皆様に手に取って頂きました。(^^)

 今回の新春フェアは県内4会場で開催し、吹雪等の悪天候の中、
  合計約1,800名の方にご来場頂く事ができました。
  今回の経験を糧にして次回以降も様々なイベントで“ITコーディネータ認
  知度の向上”を目的に、企業内ITCの活動を模索していこうと考えており
  ます。

 最後になりましたが、今回のイベントにおいてITC活用事例集・IT経営の
  ススメ・COMPASS等の各種資料をご提供頂いたITCA協会事務局の皆様に感
  謝致します。

 株式会社テクノル『Smile&Honesty. 一人ひとりが未来のために』
  http://www.technol.co.jp/

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  2.ITコーディネータ協会からのお知らせ 
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  ◆第14回ITコーディネータ試験のご案内

 第14回ITコーディネータ試験の願書を配布しております。
  4月10日(締切日消印有効)まで、受付中です。

 ■試験日:平成20年5月25日(日)
  ■願書受付期間:平成20年3月3日(月)〜4月10日(木)(締切日消印有効)
  ■試験会場:札幌・仙台・東京・名古屋・金沢・大阪・広島・福岡(8会場)
  ■合格発表:平成20年7月上旬

 ※1 新たに、専門スキル特別認定試験の受験が可能となります。
    該当の資格保有の方は、こちらの受験を選択できます。
  ※2 「専門スキル特別認定試験」、「ITC知識試験(ポイント不足者向け
    知識試験)」「資格失効者(ポイント取得用)知識試験」を受験され
    る方は、受験願書が異なりますので、それぞれの受験願書をホームペ
    ージよりダウンロードしお申込み下さい。

 *詳細情報は、以下をご覧ください。
  http://www.itc.or.jp/authorize/exam/index.html#2-3

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  ◆2008年度ITコーディネータ協会主催セミナー(予定)のご案内

 ITコーディネータ協会では、資格者の継続学習およびIT化を推進する
  人材の育成を目指して、研修・セミナーを実施しております。

 2008年度は、ITコーディネータならではのIT経営の実践力を高める講座に
  重点をおくとともに、2007年度から開設し好評を得た最新の経営/IT動向
  をウォッチできる「ITコーディネータトレンドセミナー」を充実させてい
  きます。
  また、東京、大阪、名古屋以外では、届出組織のリクエストに応じて講座、
  日程を調整し開催する予定です。

 現在企画中の講座一覧はこちらを参照ください。
  ※追加、変更も発生しますので、必ずホームページでご確認いただくよう
   お願いします。
  http://www.itc.or.jp/activity/seminar/seminar_2008.html

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  ◆第11回全国コミュニティ大会開催のお知らせ(開催予告)

 ITコーディネータ協会 業務開発・広報委員会(西岡郁夫委員長)主催
  第11回全国コミュ ニティ(全届出組織対象)大会を、以下の要領にて
  開催いたします。
  各組織1名の御参加をお願いいたします。なお、プログラム詳細は追って
  お知らせいたします。

              記

 ■開催日時平成20年5月22日(木)13:00〜19:00(受付:12:30〜)

 ■内容 
  1)13:00〜17:20 コミュニティ大会
(2008年度活動方針説明、ITコーディネータ活動報告等 ※詳細後日)
2)17:30〜19:00 懇親会(立食パーティ・会費制)    

 ■会場  大田区産業プラザ 4Fコンベンションホール
         東京都大田区南蒲田1-20-20
         TEL03-3733-6477
         (交通)京浜急行蒲田駅から徒歩2分
             京浜東北線JR蒲田駅から徒歩12分 
         (地図)http://www.pio-ota.jp/plaza/map.html 

 ■参加費用
   ・遠隔地からの参加者の方には協会規程により交通費(実費)を支給
    いたします。宿泊費はありません。
   ・懇親会(立食パーティ)では、参加費2,000円を戴きます。
    (領収書を発行します)

 なお、4月中旬頃、議事次第及び出欠確認のメールをお送りしますので、
  どうぞよろしく願いいたします。

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  3.編集後記     ITコーディネータ協会 広報担当  山川 元博
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  今号は、島根、青森のITコーディネータの方から寄稿をいただきました。
  寄稿していただいた皆様、ありがとうございました。

 島根・荒田さんからは、県を越えたコラボレーションの成果を寄稿いただ
  きました。お互いの「強み」をかけ合わせた結果の成功事例は、一つのモ
  デルとして、皆様も何かしら気付くことがあったのではないでしょうか。

 青森・松谷さんは、企業内ITコーディネータの方で「何とか青森県内にIT
  コーディネータの認知を広め、そして活用の促進ができないものか」との
  思いを、活動に移した「初めての試み」をご紹介いただきました。
  やってみて初めてわかること、自分で動いてみて納得できること、の思い
  が伝わってきます。

 このような主体的活動に対して、私もできる限りの支援をしていきたいと
  思います、何かございましたらぜひご連絡ください。

 先日、関西の企業様からITコーディネータの支援希望がありました。
  公募に対し、多くのITコーディネータの方からの応募をいただきました。
  積極的に応募いただきました皆様、本当にありがとうございます。
  ただいま、選考に入っておりますので、もう少しお待ちください。

 ※※※※※メルマガ「創新」では、寄稿をお待ちしております※※※※※
  「こんな活動しています」「こんな成果出ました」「参考にしてください」
  等の事例をお持ちの方がいらっしゃいましたら、広報担当までお知らせ
  ください。

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  いただきますので広報まで御連絡下さい。
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  発行/編集: ITコーディネータ協会 広報担当 山川
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