ITCAメールマガジン「創新」バックナンバー


◆◆◆◆ ITCAメールマガジン「創新」 第162号2008.10.31 ◆◆◆◆

 メルマガ「創新」は、ITコーディネータ協会会員、ITコーディネータ資格
  認定者並びにITC制度に関心を持って頂いている皆様に毎月第2/第4金曜日
  にお送りしています。(今月は第3/第5金曜日)
  今号は、ケース研修の受講体験記を掲載しています。
  受講を考えていらっしゃる方に、ぜひお知らせください。

━ INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……
  1)ITコーディネータビジネス成功事例・活動事例情報
  【『NPO法人大分IT経営推進センター』の設立】
  【ITC-Labo.の行動指針(後編)】
  【届出組織ITC千葉・ITC実務研の横連携でSaaS最新情報等の勉強会実現】
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  2)ITコーディネータ協会からのお知らせ
  ・2008年度第3期ケース研修のお知らせ(受講体験記)
  ・中小企業向けIT経営促進講座〜IT経営で何が変わるか、何を変えるか〜
  ・ITC育成体系策定WG募集のお知らせ
  ・H20年度ITコーディネータ協会主催セミナーのご案内
  ・広報活動のお知らせ
  ・JISA主催シンポジウムのご案内
  ・COMPASS2008秋号発刊と無料配布のご案内
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  3)編集後記
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  1.ITコーディネータ・ビジネス成功事例・活動事例情報
  *このコラムでは全国のITCから寄せられた生の事例情報を掲載します*
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  ◆『NPO法人大分IT経営推進センター』の設立

                      ITC大分 会長 阿部芳久

 この度、ITC大分の有志と地元金融機関が連携して、『NPO法人大分IT経営
  推進センター』を設立いたしました。

 9月29日には、地元4金融機関と大分県庁からの来賓を招き、開所式を開催
  することができました。このように地元金融機関、行政から高い期待を受
  け、中小企業支援という共通の理念のもと、まさに地域の総力を結束した
  支援団体の発足が結実できたのも、連携金融機関、大分県庁をはじめとし
  た行政の方々の支援の賜物でした。この場をかりてお礼申し上げます。

 ■構想
  この法人は、金融機関に在籍するITコーディネータの「ある考え」がその
  生みの親になりました。それは、「地元の中小企業者は、大分県という地
  域においてITを誰に聞けばいいのか、わからない」ということでした。金
  融機関は中小企業者との接点は多いが、ITの知識に乏しい。コンサルやベ
  ンダーに直接聞くのは気が引ける。ならば、「IT経営に関して誰もが安心
  して相談できる、そんな団体を作ろう」、そして「地域経済の基盤である
  中小企業の経営力の強化、ひいては地域経済の発展に寄与できる団体を作
  ろう」と、どんどん志は大きくなってきました。

 ■ITC大分の概要
  ITC大分は、平成14年4月に任意団体として設立された、会員23名(企業内
  ITC12名)のセミナー中心の勉強志向団体です。1年に2回程度のITコーデ
  ィネータや中小企業診断士のためのセミナー、ほぼ毎年の地域の企業の経
  営者の方々を対象にしたセミナーを主催してきました。また、中小企業診
  断協会大分県支部、システム監査人協会などとの共催による合同セミナー
  を、ITコーディネータ協会の後援を受け、毎年、開催しています。

 ■設立まで
  上記の構想のもと、ITC大分と地元金融機関が連携して、ビジネス志向団
  体を作ろうと検討を進めていきましたが、問題は運営費でした。構想で考
  えた通り中小企業者が気軽に相談できる場の提供を実現するためには、そ
  れなりの運営費が必要になります。最終的には初年度は地元金融機関より
  寄付金を得てNPO設立まで漕ぎつけることができましたが、結局構想から
  1年半が経っていました。

 ■NPO法人の特徴
  このNPO法人の特徴は何より、ITC大分と金融機関が当初より連携して設立
  した点にあります。その為、金融機関サイドとしては、積極的に活用して
  いくことを当初より想定しています。設置場所は、地域の中小企業支援セ
  ンターである財団法人大分県産業創造機構と同じ建物の中で、地元企業の
  方々がワンストップで利用できるようにしています。また、金融機関のみ
  ならず、地元大学、中小企業診断協会大分県支部、地場コンサルタントに
  も、理事、社員として参加していただき、まさに中小企業支援のプラット
  フォームとして機能できることが強みとなっております。

 ■業務内容
  基本的は中小企業者への無料コンサルが中心業務になります。ただし、無
  料コンサルに従事したITコーディネータにはNPOよりのコンサル料を支払
  いますので、一定の質を確保した無料コンサルが実施できます。また、啓
  発活動として、経営者研修の実施も予定しております。過去、ITC大分と
  大分銀行が連携して開催してきましたが、行政、他金融機関を含めてより
  広範な顧客の取り込みを期待しています。

 ■ITC-金融機関の【Win-Win】関係
  金融機関の顧客に無料でのコンサルを受けていただくことができ、金融機
  関の「地域密着型金融」推進に寄与できます。また、IT導入による経営革
  新も期待でき、広く融資対象先である中小企業者の経営力強化・経営改善
  に寄与することを期待しています。NPO活動に従事するITコーディネータ
  にとっては、金融機関、行政などから広範な顧客紹介を受け、継続的なコ
  ンサル業務へと繋げる機会として活用することが期待できます。開設から
  1ヶ月足らずですが、すでに7社の地元企業から相談の依頼が舞い込んでお
  り、コンサルティングの前段となる現状分析を始めています。

 ■最後に
  中小企業者のITに関する悩みは、パソコンを買いたい、給与をパソコンで
  計算したいから、ホームページを作りたい、在庫管理を効率化したいなど
  まで、様々なレベルで存在します。小さな悩みから、大型のシステム投資
  に繋がるものまで、無料コンサルという入り口で統一し、中小企業者の気
  軽な相談の場を提供できるようになりました。まだ走り始めたばかりの法
  人ですが、金融機関、行政の期待は大きく、期待に沿えるよう尽力してま
  いります。

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  ◆ITC-Labo.の行動指針(後編)

           有限責任事業組合ITC-Labo. 理事長 川端一輝

 前回は、ITC-Labo.の三つの行動指針から「愛と共感」についてお話しし
  ましたが、今回は「倫理・品位・知性」・「科学の態度」についてです。

 【倫理・品位・知性】
  私たちITC-labo.は「いい会社」づくりをお手伝いすることが使命だと考
  えています。企業倫理やCSR、コンプライアンス、内部統制など、さまざ
  まな考え方や枠組みがありますが、私たちはそれらを踏まえて企業の戦略
  目標の設定や経営改革プロセスを支援しなければなりません。
  ある会社の経営戦略策定を支援することになりました。パートさんを含め
  ると1,000名を超える規模でたくさんの事業の複合体のような会社です。
  ITコーディネータとして最初の仕事は「あるべき会社の姿」に向かっての
  ベクトル合わせです。副社長以下10数名の役員や次世代のキーマン全員に
  集まっていただきました。そこでまず社長から提示された経営目標を前提
  にして、「どんな会社をめざしたいか」「いい会社とはどんな会社だと思
  うか」という考えをカードに書いていただきました。数時間のカード合わ
  せと議論を経て6項目の合意にこぎつけました。その過程では私を含めて
  3人のITC-Labo.メンバーが、文字通り「まとめ役・調整役」というコーデ
  ィネータの役割を担ったのですが、出来上がった合意には私自身驚きと感
  動を覚えました。詳細には触れませんが、経済―社会―環境というトリプ
  ルボトムラインをおさえた持続的発展というCSRの観点、株主のみならず
  経営者・従業員・顧客・取引先・地域社会などのステークホルダー経営の
  観点がほとんど網羅されていたからです。私たちは、企業倫理、CSR、COS
  O等々についての知識を持ちあわせてはいますが、それらを語ったり「べ
  き論」を展開することはしません。カードの分類やカードグループのキー
  ワードに困ったとき、知識をベースにヒントやアイデアを提供するだけで
  す。お客さま企業の企業倫理や品位品格に触れなければならない立場上、
  私たち自身が倫理観や知性、望むらくは感性をあわせて品格を磨き、お客
  さまの信頼を得るように心がけなくてはならないと考えています。

 【科学の態度】
  あえて科学的方法とはいわずに「態度」というのはこれが職業上の行動指
  針だからです。科学者も自らの専門領域では厳密な科学の方法や手続に従
  いますが、それを離れると必ずしも科学の態度で行動しているわけではな
  さそうです。ヘビに噛まれたドイツ人の教授が、「私の知識や文献による
  と、あのヘビは毒を持っていない」と言い張って、治療をすすめる周囲の
  意見を聞かずに死んでいった、というエピソードがときどき引き合いに出
  されます。頑迷に仮説をまげようとせず、少なくとも「これは何だろう?」
  という疑問を抱かなかったとしたら、教授は「科学の態度」を忘れていた
  ということになるでしょうし、この話を知って教授の頑迷さを笑うだけで
  は、それもまた「科学の態度」ではないと思います。「特定の体質の人に
  だけ毒として作用する」とか「ある季節だけ毒を持つ」とか、いくつもの
  仮説が考えられるしそのどれも検証されていないわけですから。
  このようなことが企業をご支援する過程で頻繁に起こります。それなりの
  年齢になる長男がいらっしゃって、社長も従業員も取引先も後継者と認め
  ており、ご本人もそのつもりなのに単なる部長で取締役でさえない。なぜ
  なんだろうと、それを探って行くと表面にはなかなか出てこない本当の経
  営課題にぶち当たった、という経験があります。隠された経営課題の存在
  によって戦略が大きく変わってくるのはいうまでもありません。
  「科学の態度」は、まず、知らないことは知らないとはっきりいうこと、
  次にすべてを知ることはできないけれども知る努力を続けること、仮説は
  堂々と主張しながら新しい事実の前には勇気をもって仮説を修正すること、
  この三つが基本だと考えています。

 ITC-Labo.
  http://www.itc-labo.com/

 いい会社ブログ
  http://www.ii-kaisha.com/

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  ◆届出組織ITC千葉・ITC実務研の横連携でSaaS最新情報等の勉強会実現

                  ITC実務研 事務局長 坂下知司

 届出組織同士の横連携が実現する。夫々の届出組織は、経営技法トレン
  ド、技術ノウハウ、教育資料、ITツール類、顧客ニーズなど様々な知見
  を蓄えてきている。これまでこうした知見は届出組織に留まりがちであ
  った。今回ITC千葉<http://www.itc-chiba.net/right.htm>とITC実務
  研<http://www.c303.net/>の間で横連携が実現することとなった。

 ITC実務研では2007年6月から、傘下にASP-SaaS研という会を作った。
  ASP/SaaSに係る様々なベンダ・利用者(主として中小企業)並びにITC
  (コンサルタント)が毎月集まり、時々刻々新しくなってゆくASP、SaaS
  、クラウド、PaaSなどと呼ばれるテクノロジ(IT)を「使う側からの視
  点」で勉強してきた。初年度の活動はITC協会のテーマ研究として提言に
  まとめた<http://www.c303.net/activity/asp-saas.html>その後の発
  展も含め「SaaS最新情報」として共同セミナーの議題とする。

 一方、中小企業のIT化を多くの現場で実践してきたITC千葉ではITCが使
  える支援制度などにノウハウを持つ。今回はその中から会社組織を作り
  ITCとして独立した事例を紹介する。更にITCが直ぐにも使える「新現役
  チャレンジ支援」の制度を申請方法なども含めて実践的に紹介する。
  詳細並びに参加申し込みは以下のホームページをご覧ください。
  https://wws.itc.or.jp/seminar_guide_n/FMPro?-db=seminar_support.fp5&-lay=Disp&-format=seminar_s02.html&ID=K08101370&-Find

 ITCが身につけておきたい知識、ノウハウは共有を図りたい。届出組織
  のメンバー同士も、単に一方的に講座を聞くだけでなく、より密度の高
  い、深みのある意見交換・体験共有が図れるような場を作ってゆきたい。
  このために共同セミナー、事例発表などの形で、今後も届出組織の横連
  携を図っていければと思う。
  ご意見・お問合せは ITC実務研 事務局長 坂下知司まで。

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  2.ITコーディネータ協会からのお知らせ 
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  ◆2008年度第3期ケース研修のお知らせ

 現在、2008年度第3期ケース研修のお申込みを受付しております。
  ITコーディネータケース研修は、架空のモデル企業の事例に沿って、経
  営戦略策定からITサービス活用までを疑似体験することにより、ITコー
  ディネータの基本知識とスキルを体得していただくもので、受講された
  方々にご好評をいただいているものです。メルマガ読者の皆様で、まだ
  受講しておられない方は、この機会にぜひ受講をご検討ください。また、
  既に受講された方は、周囲の方などにお知らせ、お勧めいただければ幸
  いです。
  募集締切が近づいておりますので、早めのお申込みをお勧めいたします。

 『実施概要について』
  ■受講資格:特に制限はありません
  ■実施時期と日数:2008年12月6日から2009年3月17日の間の15日間
  ■申込締切:2008年11月7日(金)17時予定
  ■開催予定地(週末/平日の別):
      東京(週末)、東京(平日)、名古屋(週末)、大阪(週末)
  ■受講料:525,000円(税込)
  ■募集要項、詳細はこちらをご覧ください
   http://www.itc.or.jp/authorize/training/guidance/index.html

 『専門スキル特別認定制度による受講について』
  □受講資格:公認会計士、税理士、中小企業診断士、技術士3資格(経
        営工学、情報工学、総合技術監理部門)、経営品質協議会
        認定セルフアセッサーのいずれかの資格保有者
  □実施時期と日数:2008年12月6日から2009年3月17日の間の15日間
  □申込締切:2008年11月7日(金)17時予定
  □開催予定地(週末/平日の別):
      東京(週末)、東京(平日)、名古屋(週末)、大阪(週末)
  □受講料:535,000円(税込、専門スキル特別認定試験受験料含む)
  □専門スキル特別認定制度、詳細はこちらをご覧ください
   http://www.itc.or.jp/authorize/skill/index.html

 受講体験記はこちらをご覧ください
   http://www.itc.or.jp/authorize/training/report/index.html

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  ◆「ITCケース研修の成果」
                   NECネクサソリューションズ(株)
                  鹿島 智明(2007年8月-11月受講)

 私はSIベンダーに所属しています。数年前に比べて、現在、お客様の経
  営者と接する機会が増えてきています。このような背景もあり、昨年、
  経営とITを橋渡しする"ITコーディネータとして活躍したい“と強く希
  望し、15日間のケース研修を受講しました。

 ケース研修は、ある課題をテーマとしてプロセスガイドラインに基づき
  進められます。自分自身がITコーディネータとなり、経営改革プロジェ
  クトの成功に向けた各課題をクリアして、ITCプロセスを実体験してい
  きます。ケース研修を進行して下さるインストラクターは、ITコーディ
  ネータの先輩でもあり、成功事例のみならず、失敗事例の経験談を交え
  “ITコーディネータとはなんであるか”をより深く理解するように導い
  てくれます。

 課題は、自分として仮説を立て解決案を作成し、グループセッションで
  課題解決の検討を行います。これが初めての成果物となります。
  今回、取り組む課題は、私自身、未経験の業種がテーマでありました。
  しかしながら、“現実的で活きた課題"であり、グループセッションで
  議論が盛り上がり、情報収集する宿題の場面でも、大変興味深く取り組
  むことができたと思います。

 さて、ケース研修における最大の成果ですが、大きく2つありました。
  (1)この課題を取り組む仲間は、ITコーディネータを目指したプロ集
  団です。異分野・異業種の人材が集まり、各分野で豊富な経験と高いス
  キルを持ち、様々な感性を持った仲間たちとチームを形成し、課題の解
  決に取り組みます。この仲間たちと、活発なコミュニケーションをとり
  ながら、15日間を共に乗り切ることになります。そして、この仲間たち
  と課題に取り組む経験が、ケース研修の醍醐味であると思います。戦略
  の策定など、課題解決を実践する中で、仲間たちの様々な考え方に触れ、
  熱く議論し、「本当に多くの″気づき"を得ることができる」と思います。

 (2)プロセスガイドラインに基づいたケース研修により、「経営戦略
  策定からIT導入と評価まで、自分の中で知識を体系化する」ことができ
  ました。プロセスガイドラインを読み込むだけでは、自分の身になって
  いるのか、実感できない部分もあると思いますが、ケース研修により、
  ITCプロセスの流れをつかみ、議論や具体的な成果物をつくることで、
  より明確になると思います。

 ケース研修での最大の成果″多くの気づき″と″知識の体系化の実感″
  により、ITコーディネータとして身に付ける"軸"を持つことができたと
  思います。

 ケース研修から1年後、15日間で身に付けたものが、業務を遂行する中
  で、自然と出てきていると実感しています。また、弊社としては、ITコ
  ーディネータ取得推進を戦略として行っています。社内でも有資格者が
  増え、業務を実践する中でITコーディネータの考えが浸透しています。

 一つの例として、お客様に、弊社のソリューションを提案する場面で、
  お客様の経営者に響くような提案を実行しています。お客様の経営のよ
  り深い部分で、問題課題を共有し、弊社のソリューションの提供を実現
  できる様にしています。その内容は、まさに、ケース研修そのものです。

 社内ITコーディネータの活用方法の一施策として、お客様レポート(情
  報投資計画案)の作成の質向上、有資格者メンバのスキル向上やノウハ
  ウの展開などを目的に、「お客様レポート アセスメントレビュー会」
  を立ち上げ、ITCプロセスをレビューしています。

 私自身は、ケース研修の仲間や所属する団体の仲間とのコミュニケーシ
  ョンを活発化し、実践における更なる″気づき″を身に付けながら、真
  のITコーディネータとして、活躍して行きたいと思います。
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  ◆中小企業向けIT経営促進講座〜IT経営で何が変わるか、何を変えるか〜

 日本最大級のSaaS専門イベント【SaaS World / Tokyo 2008】
  国内初のSaaS専門イベント「SaaS World」が、規模を拡大し12月に開催
  されます。2日間で60セッションの講演と60以上の企業・団体による展
  示、ITコーディネータ協会との共同企画【中小企業向けIT経営講座(仮
  称)】など盛りだくさんの内容となっております。

 詳しい講演内容、出展情報は公式HP(http://www.idg.co.jp/expo/saas/)
  にて間もなく公開予定です。
 
  ■■ 開催概要
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  【開催日時】2008年12月10日(水)〜11日(木) 10:00-17:30
  【会  場】東京国際フォーラム (地下展示ホール)
  【主  催】SaaS World 実行委員会
  【後  援】特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会 他 
  【構  成】講演(コンファレンス)+ 展示会
        ※全講演ITコーディネータの知識ポイント対象となります
  【入 場 料】無料(事前登録が必要となります)
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  お問い合わせ先: SaaS World 統括事務局((株)IDGジャパン内)
  TEL:03-5800-4831

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  ◆ITC育成体系策定WG募集のお知らせ

 ITC人材像・ITCスキル再整理プロジェクトの一環として、現在ITコーデ
  ィネータスキルの再整理を進めていますが、この再整理を受けて、ITコ
  ーディネータが実践力を強化できる継続学習や研修プログラム体系を策
  定いたします。成果物として、協会としての「ITコーディネータ育成ガ
  イドライン」を作成します。

 このガイドライン作成に向けたWGメンバーを現在募集しています。
  ■募集期間:2008年10月27日(月)〜11月7日(金)12:00

 *詳細は、以下をご覧ください。
  http://www.itc.or.jp/foritc/exclusive/itc_ikusei_wg_bosyu.html

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  ◆H20年度ITコーディネータ協会主催セミナーのご案内

 ITコーディネータ協会では、資格者の継続学習の一環として、IT経営を
  実現する人材の育成を目指して、研修・セミナーを実施しております。

 それぞれのセミナーのスケジュール、お申し込み方法等は
  詳細ページをご覧ください。
  (URLが長いため上手く表示できない方は、1行にしてから表示願います)
  https://wws.itc.or.jp/seminar_guide_n/FMPro?-db=seminar_promoteDisp.fp5&-lay=Disp&-format=seminar_p01.html&nendo_F=1&-Find

 ※追加変更も発生しますので、必ずホームページでご確認いただくよう
   お願いします。

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  ◆広報活動のお知らせ

 ■■届出組織の広報ご担当のみなさまへ■■
  ご提出頂いております届出用紙の広報担当者メールアドレスに変更ござ
  いましたらITコーディネータ協会広報までメールにてご連絡ください。
  協会からの大切なお知らせを、一斉メールでお送りさせて頂いておりま
  すが、中には宛先不明で戻ってきてしまうメールアドレスがあります。
  どうぞよろしくお願い致します。

 広報では、連載をしていただけるメディアと新規に取り上げていただけ
  るメディアが増えてきました。ITコーディネータの活躍を広く多く紹介
  できる環境が揃ってきましたので、ぜひ皆さんの成功事例を私たちに紹
  介させてください。また、成功事例だけでなく、地域での活動事例もメ
  ディアでは興味を持っていただけます。ぜひご連絡をお待ちしています。

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  ◆JISA主催シンポジウムのご案内

 情報システム信頼性向上シンポジウム開催のご案内
  http://www.jisa.or.jp/seminar/trust2008.html

 情報システムの障害が広範囲に影響を与える事態が増えています。
  当協会では昨年度、情報システム信頼性向上委員会を特命委員会として
  設置し、信頼性の向上に取り組んで参りました。その結果は『信頼性向
  上のベストプラクティスを実現する管理指標調査』(以下、管理指標調
  査)として取りまとめたところです。管理指標調査は情報システムの開
  発・保守・運用に関して定量的管理の活用事例を調べたもので、現在、
  経済産業省よりパブリックコメントに付されている『情報システムの信
  頼性向上に関するガイドライン第2版(案)』(以下、ガイドライン)
  でも定量データを活用した管理例として取り上げられております。ガイ
  ドラインが何をすべきかを書いているのに対して、管理指標調査ではど
  うすればよいかを具体的に書き込み、ガイドラインと対応付けました。

 本シンポジウムは、情報システムの開発・保守・運用において定量的な
  管理を行い信頼性の向上を実現している事例報告を中心に、定量的管理
  の導入を図る上で生じる様々の課題を克服する智恵や定着を図る工夫な
  ど現場での実践例を議論するものです。また、情報システムの信頼性向
  上の取組に日々切磋琢磨されている皆様の交流を図り、今後の取組に活
  かしていただきたいと存じます。

 「開催日程」
  ■東京第1回
   日時:平成20年11月10日(月) 13:00−19:40
   場所:東海大学校友会館(霞ヶ関ビル33階)
      http://www.tokai33.co.jp/access.html
  ■東京第2回
   日時:平成20年12月15日(月) 13:00−19:40
   場所:東海大学校友会館(霞ヶ関ビル33階)
      http://www.tokai33.co.jp/access.html
  ■大阪
   日時:平成21年1月23日(金) 13:00−19:40
   場所:ラマダホテル大阪
      http://www.ramada-osaka.com/corporate/access_map.html

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  ◆COMPASS2008秋号発刊と無料配布のご案内

 10月25日にリックテレコム社から中小企業のIT入門マガジン「COMPASS
  2008秋号」が発刊されました。

 地域のにぎわいを形作り街づくりの基盤となる小売業は、大型店の出店
  や消費者の変化で苦戦を強いられています。事業所数が減少を続けるな
  か、経営革新を行って売上拡大や存続を図る企業が見られます。
  COMPASS2008年秋号では、ITコーディネータの支援によって挑戦を続け
  る小売業の事例をご紹介します。また、自治体でのITコーディネータ活
  用事例として、常総市を取り上げます。

 COMPASSは、ITコーディネータ活動でのご利用はもちろん、IT経営応援隊
  のセミナー・研修会での配布は送料も無料にてお送りしております。
  お気軽に必要部数をお申し付けください。

 *詳細とお申し込みは下記サイトから
  http://www.itc.or.jp/activity/articles/compass_index.html

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  3.編集後記    ITコーディネータ協会 広報担当  山川 元博
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  前号で、経営支援の問合せが増えている、というお話をしました。ユー
  ザーがITコーディネータを知った経緯にも特徴があります。「自治体の
  セミナーで事例を聞いて」「月刊刊行物に掲載されていた支援事例を読
  んで」。このように’間接的にITコーディネータを知って’とのこと。
  認知度と裾野に広がりを感じる経緯でした。

 今号ではケース研修の申込受付に合わせて、体験記を掲載しています。
  私も同じ時期にケース研修を受講した一人で、寄稿文を読み研修を思い
  出しました。久しぶりに同期の方に連絡をとってみようかと思います。

 来週以降、ユーザー訪問や取材で宮城、秋田、兵庫、三重を訪問予定で
  す。地元のITコーディネータの方との意見交換も楽しみにしております。
  訪問先の皆様、よろしくお願いします。

 ※※※※※メルマガ「創新」では、寄稿をお待ちしております※※※※※
  「こんな活動しています」「こんな成果出ました」「参考にしてください」
  等の事例をお持ちの方がいらっしゃいましたら、広報担当までお知らせ
  ください。

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  ↓ 各種問合せ先 ↓
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  「創新」のバックナンバーは、下記に掲載しています。
   http://www.itc.or.jp/activity/mail/index.html

 *注意*
   このメールアドレスは送信専用アドレスです。
   お問い合わせ・配信停止方法・送付先変更方法はこちらをご覧下さい。 
   http://www.itc.or.jp/activity/mail/index.html
 
  ※当協会からのメール配信で、宛名等が外字(機種依存文字)で
  文字化け(抜け)が発生している場合には、略字で対応させて
  いただきますので広報まで御連絡下さい。
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  発行/編集: ITコーディネータ協会 広報担当 山川
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