ITCAメールマガジン「創新」バックナンバー


◆◆◆◆◆ ITCAメールマガジン「創新」 第176号 2009.6.12 ◆◆◆◆◆
 メルマガ「創新」は、ITコーディネータ協会会員、ITコーディネータ資格
認定者並びにITC制度に関心を持って頂いている皆様に毎月第2/第4金曜日
にお送りしています。

━ INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……
1)ITコーディネータビジネス成功事例・活動事例情報
◇中小企業IT経営力大賞「情報処理推進機構理事長賞」◇
【(株)クレブ:PaaSの活用で
         「中小企業IT経営力大賞2009優秀賞」受賞(前編)】
◇中小企業IT経営力大賞「IT経営実践認定企業」◇
【SaaS/ASPでリアルタイム経営の強化・・・株式会社オオクシ】
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2)ITコーディネータ協会からのお知らせ
 ・「ITC Conference 2009」のお知らせ
 ・2009年度ITコーディネータ協会主催セミナーのご案内
 ・ケース研修からのお知らせ「第1期実施状況」
 ・「ITコーディネータ実務ガイド」のご提供について
 ・業務開発・広報Gからのお知らせ
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3)支援機関等からのお知らせ
 ・ASP・SaaSインダストリ・コンソーシアム(ASPIC)からのお知らせ
 ・ISACA東京支部設立25周年記念講演会 開催のご案内
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4) 編集後記
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1.ITコーディネータ・ビジネス成功事例・活動事例情報 
 *このコラムでは全国のITCから寄せられた生の事例情報を掲載します*
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 ◇中小企業IT経営力大賞「情報処理推進機構理事長賞」◇
 ◆(株)クレブ:PaaSの活用で
     「中小企業IT経営力大賞2009優秀賞」受賞(前編)
                               ITコーディネータ実務研究会
                                   坂下 知司・岡田 怜

2月10日経済産業省から「中小企業IT経営力大賞2009」の受賞者が発表されました。 市場にあるコンピュータ・インフラ・プラットホーム(PaaS)に 手持ちのパッケージソフト数種を乗せることで廉価にオンライン・リアルタイム・システムを 実現し、IT経営力を上げたとして、(株)クレブ様が優秀賞を受賞しました。
受賞までに我々ITコーディネータがどのように(株)クレブ様を支援したか以下に 報告しますので、これを参考にぜひ「中小企業IT経営力大賞2010」にチャレンジしてみてください。

1.(株)クレブ様とはどんな会社
ウィンタースポーツに重点を置く(売上の70%)スポーツ用品雑貨品の卸売・小売業である。 本社は新潟県湯沢町;小売店舗は隣の六日町の1店で、流行・売れ筋などを見極める アンテナショップで、卸売先はスキー場などを中心に全国約1,000箇所のスポーツ用品店や レンタルショップであるが、店頭にある商品は(株)クレブ様の在庫品であり、 富山の薬と同じで消費者に買ってもらって始めて売上となる。

従業員は50余名。うち正社員が14名。営業マン7名が全国の顧客を周り、 売れ筋商品や陳列のアドバイス、商品の入替え、追加仕入、返品など営業コンサルの 動きをしている。
ウィンタースポーツを楽しむ人が欲しいと思うものは全て取扱商品である。 スキー板やブーツだけでなく、携帯のストラップやゲーム機なども対象商品で 約70,000点も取り扱っている。仕入先も海外の大手スポーツ用品メーカ (クナイスル、ヘッド、ロシニョールなど)を筆頭に300社に及ぶ。

店頭には多くの品揃えが必須で、売れ筋だけを置いても売れるものではないとのことである。 独自の年間需要予測や販売方法等により、ウインタースポーツにおける業務用品卸売りでは 国内トップシェアで、メーカとの提携やシーズンはじめの顧客データ分析により 顧客ニーズを把握し、仕入・営業に反映している。

ウィンタースポーツ用品の売行きは天候に大きく左右され、晴れた日にはゴーグルが、 雪や風の日にはグローブ、帽子、ホカロンが売れる。週末の予想天候に応じて売れ筋品を予測し、 売れる場所に売れる商品を置くことが重要だとのことである。

2.ITコーディネータ支援のきっかけはITコーディネータ実務研究会の坂下が主催する パッケージソフトをASP型/SaaS型に進化させる研究会(ASP-SaaS研)で クレブの岸野取締役とお会いしたのが始まりである。

岸野取締役は自身もネットワーク関連の会社(エイチ・アイ・シー株式会社) の社長でありクレブ様の基幹業務のIT化の推進をされていて今後の進め方などについて 相談を受けた。お話を聞き、研究会の目的である「中小事業者が使えるIT」の、 必要な時に必要なサービスが廉価に使え、事業の発展と共に進化してゆけるサービス型の 仕組みが活用できるのではないかと提案した。

クレブ様のシステムは岸野取締役がIT経営の重要性を説き、比較的早くから ITを活用してきた。平成7年に販売管理及び在庫管理システムを導入し、 平成8年にはホームページの設置や広告宣伝用のデザインツールを導入。 平成13年にはPOSシステムや顧客管理システムの導入も行った。
その後、幾多の業務改善もして顧客ニーズ・流行の大きな流れは月次単位には 掌握できるようになった。

購入からレンタルへという消費者嗜好の変化も相応に手が打て、同業社が 廃業に追い込まれる中、レンタル商品の充実などで売上を伸ばしてきた。 また流行外れの商品が早期に掴めるようになって、メーカへの返品を タイムリに行なうことで大きな不良在庫を抱え込まずに済んでいた。

しかしデータの鮮度が未だ不十分で経営に充分活用できず経営基盤の安定化は 不十分と感じ、これが今後のIT化の課題であると考えていた。これを解決すべく 市場にあるコンピュータ・インフラ・プラットホーム(PaaS)に 手持ちのパッケージソフト数種を乗せることのIT化テーマに取り組んだ。

3.IT経営改革の内容と特徴は
最も重要な市場動向はウインタースポーツの需要が落ちてきていることである。 国全体の人口減少ペース以上にウィンタースポーツ人口が減っている。 業界全体では平成4年をピークに暫減傾向が続いていて、同業者の撤退も起きている。 更に、ウィンタースポーツ用品に対する消費者心理は「買う」から「借りる」に変っている。 技術革新も手伝って、スキーブーツのようなものでも借り物で充分フィットし、 怪我をする人は激減した。
今日はスキー、明日はスノボー、天気が悪くなればショッピングと消費者は 多様な楽しみ方をする傾向が益々強まっている。

(1)市場縮小に対する方策
PaaSに手持ちのパッケージソフト数種を乗せることにより、POSシステム売上データと 基幹システムを連携し独自の分析ノウハウの活用により適切な在庫管理の実現を狙った。 したがって日々の顧客ニーズ把握(天候との関係など)が可能になり 滞留在庫の軽減や適切な商品の品揃えにより売上拡大を図った。 またPaaS化されたサービスの活用により初期投資が無くなり、] 利用規模に応じた月額払いとすることで、経費負担の削減とキャッシュフローの改善も可能とした。

(2)過重労働軽減、トップ外回り、データ保全の方策
売上から在庫管理までこれまで本社財務部門が活用してきたパッケージソフト群 (PCA会計・商魂・商管)と分析ツール(MS Excel)を統合基幹システムと見立て、 これをデータセンタが提供する仮想サーバ(利用リソースに応じた月次料金支払い型)に 組込むことで、各店舗のPOSシステムと連結し、物流センタの在庫管理をも同システムで実現した。 これによりデータの一元化が図れ、各店舗、物流センタ、本社は日次の受注売上データを 共有すると同時に、売れ筋商品、地域特性など的確な掌握が可能となった。
また、大手卸売り先を顧客に持つ外商営業マンもこれまで本社との電話で 在庫状況を確認し確定受注内容をFAXで送信していたが、ノートPCから仮想サーバ内で 一元化された最新の在庫状況を見て受注内容を直接入力できるようになった。
更に、サーバの設置場所がデータセンタとなることでデータ保全が格段に向上した。 また、本社・各営業拠点・物流センタ間にも特別な回線網を敷設することなく、 各拠点が既存のB-Flets、ADSLなど汎用の高速回線をそのまま使うことで、 インターネットVPNを経由したサーバとの接続が実現した。もう一点、データセンタ内の サーバは巨大な物理サーバを分割して仮想サーバとして提供される構造のため、 業務拡大やシステム増強に伴うサイズアップがハードウエアの更新無しに実現すると同時に、 万一物理サーバが障害を起こしても、別サーバを使って元の仮想サーバが稼動する環境が 提供されている。コンピュータインフラ面の頭痛の種を抱え込むことなく、 経営のための情報取得・分析に専念できる環境が整った。トップが出張先からでも売上状況の閲覧や、 資金繰りの把握もできるようにした。

(3)ノウハウ蓄積・伝承へのIT活用
平成13年から実施してきた顧客ニーズのデータ蓄積により、平成19年度から、 顧客の嗜好や購買動向を独自の分析ノウハウにより的確に迅速に把握する事が可能となった。 これによって、仕入担当者や営業担当者の経験だけでなく、 詳細なデータに基づき流行・時期・天候などに合った商品の仕入や広告宣伝、 営業活動が可能となった。

(4)コミュニケーション・インフラとしてのIT活用
支店や各外商営業マンのデータが分散していたものを統合化することができ、 円滑な情報共有が可能となった。また外商営業マンが出先で在庫を把握し、 その場で受注を受け商品発送手配をすることで販売チャンスを活かすことができるようになった。

(5)その他競争力強化のためのIT活用
拡大する外商営業や冬季拠点にも無理なく対応し、かつ直営店の商品の売れ筋傾向。 シーズンの流行などをデータで示せるようになり売上向上に貢献している。
                                        (後編へ続く)

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     ◇中小企業IT経営力大賞「IT経営実践認定企業」◇
 ◆SaaS/ASPでリアルタイム経営の強化・・・株式会社オオクシ
                      千葉IT経営支援LLP 理事長   野村 真実

■10年間で売上11倍、利益20倍に
理美容業の株式会社オオクシ様は2年連続認定され、千葉県を代表する IT経営実践企業として現在も活躍されている。
オオクシ様が構える店舗数は、千葉県を中心に16店舗。多店舗展開の中核 「cut only club」は幅広い年齢層が訪れている。この多店舗展開を果たせたのは、 IT化による緻密な経営戦略を持っていることが起因しており、 この10年間で利益は20倍にアップしている。

■2代目社長の経営哲学
現在の経営者である大串哲史社長は2代目で、父が創業した理容店を11年前に引き継いだ。 その後、京セラ稲盛和夫名誉会長の経営塾(盛和塾)で勉強し、 フィロソフィーの重要性や経営者としての覚悟を身に付けられ、 自身で経営戦略を支えるフィロソフィー(本2冊)を執筆、編纂している。
この従業員や顧客を大事にするフィロソフィーが素晴らしく、まさに「いい企業」を もっとよくするのが「IT」であることの典型である。

■欲しいデータは「個客」データ
理美容室が顧客満足度を高めるためには、カットの腕や接客など“人材”がポイントだ。 優秀な人材がいるからこそ、顧客は再び来店したいと意識するようになる。 そこで、「再来店率」という点に長年フォーカスし、評価モデルを構築したほか、 システム活用で個客の再来店結果をベースにスタッフの教育につなげている。
例えば、自分はカットが得意だと思っている美容師が、実は担当したカット客の 再来店率が低いことに気付き、カットのスキルを磨いたり、あるスタッフは 20代男性の再来店率が低いので、この年代別の研修を強化するなどの対応が可能となる。 悪かった点を中心に、そのスタッフを徹底的に教育することが最も適した方法である。
現在導入している「サロン分析システム」では、来店後の顧客に対して 行ったアンケートを分析するシステムもある。大串社長曰く、 「理美容業界は、オーナーや店長の好みで、スタッフの良し悪しが決まる傾向が高い。 再来店率に焦点を充てたのは、お客さんによるスタッフの評価が顧客満足度につながるから」と話している。

■SaaS/ASPでリアルタイム力を強化
一昨年末から昨年初めにかけて、SaaS/ASP型の経営分析システム「サロン分析システム」の 本格稼動を図った。目標達成型モデルの同システムで、予想以上の収益力アップを実現。 昨年度(08年6月期)業績は、前年度比10%増で推移していた売上高が20%増、 3−5%増だった経常利益が7%増となっている。
「サロン分析システム」は、POSデータから収集したデータをインターネット経由で リアルタイムな分析を可能にしたもので、過去のデータから売上目標の数値などを 自動的に設定できる仕組みも取り入れている。
中でも、顧客の再来店率に関しては1か月半後に行っていた評価をリアルタイムに行えることが ポイントである。サービス業にとって最も重要なのが再来店率であり、 評価の早期化が図れたことでマネジメントの革新につながっている。

■セキュリティポリシーで足元の確認を
SaaS/ASP型のPOSシステム稼動にあたって課題だったのが、セキュリティ。 そこで、一からセキュリティポリシー策定を進め、課題を浮き彫りにし、 対応を実施している。セキュリティ体制や運営ルールを定義することはもちろんのこと、 具体的に重要なファイルへのパスワード追加や従業員へのセキュリティ教育などを徹底している。

■客観的データに基づく店舗指導
上記のようにリアルタイムな情報を把握し、各店舗への指導を実施しているが、 分析や改善提案は別会社化しているビューティーコミュニケーションシステムの 鈴木陵太郎社長が実施している。あくまで大串社長はフィロソフィーの徹底に時間を割き、 データから見えてくるものは、スタッフの気づきに任している。
これは強い組織を作るための必勝法ではないかと筆者は考えており、「IT」、 「データ」のハイレベルな活用法である。

今後もハイクオリティなスタッフとデータに裏付けされた低コスト化 (無駄な広告費のCUTなど)を進め、更なる価格満足度(お値打ち感) UPとリターン率UPで、IT経営のオピニオンリーダーとしての活躍を陰で 支えていきたいと考えている。

 株式会社オオクシ ホームページ
 http://www.ohkushi.co.jp/

 千葉IT経営支援LLPブログ
 http://blog.goo.ne.jp/ishiikazuo210408/

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2.ITコーディネータ協会からのお知らせ 
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◆「ITC Conference 2009」のお知らせ

恒例のITコーディネータ全国大会「ITC Conference 2009」が 8月28日(金)、29日(土)に開催されます。

今回の会場は東京プリンスホテル(港区・芝)です。
なお、開催概要、プログラム、参加申込のHPアップは6月18日(木)です。
奮ってご参加ください。

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◆2009年度ITコーディネータ協会主催セミナーのご案内

ITコーディネータ協会では、資格者の継続学習の一環として、IT経営を 実現する人材の育成を目指して、研修・セミナーを実施しております。

それぞれのセミナーのスケジュール、お申し込み方法等は詳細ページをご覧ください。
(URLが長いため上手く表示できない方は、1行にしてから表示願います)
 https://wws.itc.or.jp/seminar_guide_n/FMPro?-db=seminar_promoteDisp.fp5&-lay=Disp&-format=seminar_p01.html&nendo_F=1&-Find

※追加変更も発生しますので、必ずホームページでご確認いただくようお願いします。

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◆ケース研修からのお知らせ「第1期実施状況」
                                      ケース研修担当

ITコーディネータケース研修は、架空のモデル企業の事例に沿って、経営戦略策定から ITサービス活用までを疑似体験することにより、ITコーディネータの基本知識と スキルを体得していただくもので、受講された方々にご好評をいただいております。

現在、2009年度第1期を実施中です。
東京、名古屋、大阪、福岡で、合計185名の方が受講されています。
6月12日現在、各コースとも15日間のうち、9日目まで終了しました。

コースによって進度が多少異なりますが、標準的なスケジュールでは 経営戦略フェーズ及びIT戦略策定フェーズが終了したところです。顧客企業を訪問し、 経営者の信頼を獲得してプロジェクトに入り、経営戦略策定、IT戦略策定を支援するところまで きていることになります。この先は、IT資源調達、IT導入、ITサービス活用と進んでいきます。

ケース研修は「ITコーディネータが必要とする基本的な知識・スキル」、 「ITコーディネータとは?」について気づきや学びを得ていただく場です。 座学でITコーディネータが必要とする知識を学び、課題演習でグループメンバーと 議論を重ねて成果物を作成して発表する、という形で進んでいきます。

課題演習では限られた時間の中で成果物を作成するために、的確な課題認識とともに チームプレイが求められます。発表の場では、他グループやインストラクターから 鋭い質問が浴びせられます。いくつかの課題で行われるロールプレイでは、 場面と役割を想定して相手と話す中で、コミュニケーションのトレーニングや、 顧客企業の経営陣がどのようなことを考えているかについてヒントを得ることができます。

本年8月からは、第2期が始まります。現在、当協会ウェブサイトで受講申込を 受け付けておりますので、メルマガ読者の皆様で、まだ受講しておられない方は、 この機会にぜひ受講をご検討ください。また、既に受講された方は、 周囲の方などにお知らせ、お勧めいただければ幸いです。

実施概要は以下のとおりです。
 ■受講資格:特に制限はありません
 ■実施時期と日数:2009年8月22日から2009年11月12日の間の15日間
 ■申込締切:2009年7月17日(金)17時予定
 ■開催予定地(週末/平日の別):東京(平日・週末)、名古屋(週末)
  、大阪(週末)、札幌(平日・週末)、仙台(週末)、金沢(週末)
  、広島(週末)、松山(週末)、松江(週末)、福岡(週末)、
  鹿児島(週末)
 ■受講料:525,000円(税込)

 □専門スキル特別認定制度による受講について
 □受講資格:公認会計士、税理士、中小企業診断士、技術士3資格
 (経営工学、情報工学、総合技術監理部門)、経営品質協議会認定セルフアセッサーの いずれかの資格保有者
 □実施時期と日数:2009年8月22日から2009年11月12日の間の15日間
 □申込締切:2009年7月17日(金)17時予定
 □開催予定地(週末/平日の別):東京(平日・週末)、名古屋(週末)
  、大阪(週末)、札幌(平日・週末)、仙台(週末)、金沢(週末)
  、広島(週末)、松山(週末)、松江(週末)、福岡(週末)、
  鹿児島(週末)
 □受講料:535,000円(税込、専門スキル特別認定試験受験料含む)

 (募集要項はこちら)
 http://www.itc.or.jp/authorize/training/guidance/index.html
 (受講体験記はこちら)
 http://www.itc.or.jp/authorize/training/report/index.html
 (専門スキル特別認定制度はこちら)
 http://www.itc.or.jp/authorize/skill/index.html
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◆「ITコーディネータ実務ガイド」のご提供について
                                      実務ガイド担当

この度、ITコーディネータ協会ではITコーディネータの自立支援施策の 一環として「ITコーディネータ実務ガイド」を開発いたしました。

「ITコーディネータ実務ガイド」はITコーディネータとして活躍している方の知見、 ノーハウをガイドラインとして取りまとめたもので、ITコーディネータ・プロセスガイドライン (経営戦略からITサービス活用にわたるIT利活用プロセスのベストプラクティスをプロセス、 基本原則、留意事項の3要素の観点でフレームワーク化したものでITコーディネータ 知識体系のバイブル的存在)と実践活動で要求されるスキルとのギャップを埋めることを狙い、 営業プロセス、運用支援プロセスも含めております。

本書は、現在実施中のITコーディネータ協会主催セミナー「ITコーディネータ実務ガイド概説」を ご受講いただくと、教材としてご入手いただけます。 (当面はセミナーでのご提供を基本とし、書籍単体としての販売は行いません)

ITCビジネス活動にこれから乗り出す方、既にビジネス活動を始めていてアドバイスがほしい方、 あるいはITコーディネータ専門知識を更に深めたい方、
企業内にあって顧客と接する機会の多い方々への推奨講座です。 みなさま積極的にご参加ください。

セミナーのご案内はこちら:
 (URLが長いため上手く表示できない方は、1行にしてから表示願います)
 https://wws.itc.or.jp/seminar_guide_n/FMPro?-db=seminar_promoteM.fp5&-lay=cgi&-format=seminar_p03.html&ID=83&-Find

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◆業務開発・広報Gからのお知らせ

◇【島根大学「実学講座」参観のお知らせ】
6月22日(月)国立大学法人島根大学で国立大学法人島根大学では地元経営者と 島根県のITコーディネータの協力を得て、同大学の学生を対象に 地元経営者の実際の経営改革事例から学ぶ「実学講座」を開催いたします。 地元経営者が自ら語る自社のIT経営改革の実態と、ITコーディネータによる IT経営の解説からなり、生き生きとした実例に触れることで 学生が地域経済の活性化やITの有用性・可能性について身近な共感と関心を持つことを 狙いとしています。

当日は参観が可能です。ご希望の方は、下記詳細をご覧いただき、メールにてご連絡ください。 (参観無料)
 http://www.itc.or.jp/news/dlfiles/news20090527-02.pdf
※ITコーディネータの方は、上限6ポイントの「自己学習(1.5h分)」になります。

◇【協会ニュースリリース】
すでに目にされている方も多いと思いますが、5月末から協会ニュースリリースを 積極的に行っています。
興味を持った各メディアからの問合せも来るようになってきました。
最近は、各地域からのリリース情報もいただき、有効な広報の方法として手ごたえを 感じつつあります。
さらに広報を進めるために、届出組織の広報担当者の方と協力をしていきたいと思います。 活動情報をどうぞお寄せください。

◇【広報の活動】
・「総務省電子政府推進員の公募」
・「日本政策金融公庫にITコーディネータ活用事例集Vol.5配布」
上記のお知らせを、届出組織広報担当の方へ発信しております。
今後も積極的に情報を発信していきます。どうか、今後もご注目ください。

◇【最近のメディア掲載】
ITコーディネータあるいは、ITコーディネータがIT経営推進支援をした 企業の記事が掲載されています。
>静岡新聞(5/22)「ブログ発ヒット商品 28日に事例など紹介」
>週刊BCN(5/25)「IT経営コーディネート」
>ITproMagazine(5/25)「経営戦略なくして有効なIT投資はムリ」
>asahi.com(5/27)「ITコーディネータ協会、北海道庁「IT産業雇用確保・創出促進事業」に協力」(協会ニュースリリース)
>日経産業新聞(5/27)「IT技術者の再就職を支援」
                     (協会ニュースリリース)
 >WebBCN(6/4)「ITコーディネータ協会、島根大学の学生対象に「実学講座」開催(協会ニュースリリース)
 同内容=YAHOO!ニュース(6/4)/asahi.com(6/4)
>asahi.com(6/10)「ITコーディネータ協会、ITコーディネータが宮城県のシステム最適化を指揮」(協会ニュースリリース))
 同内容=YAHOO!ニュース(6/10)/WebBCN(6/10)
>リージョナルバンキング(5月号)「取引先経営再建の現場を見る」
>LASDEC(6月号)「ITコーディネータ導入によるコスト削減」

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3.支援機関、関連機関等からのお知らせ 
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◆ASP・SaaSインダストリ・コンソーシアム(ASPIC)からのお知らせ  

■開催概要■
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 ◆ASPIC/建設・不動産ASP・SaaSシンポジウム
  −戦略ツールは持たないで使う時代へ−
建設・不動産分野における業務効率向上を目的としたASP・SaaSとそれに関する 先進の活用事例を紹介します。

【内  容】来賓基調講演 総務省(調整中)、国土交通省(調整中)
     「建設・不動産分野におけるASP・SaaS活用の提言」
     「全国1万社で利用されている工事施工中のASP活用最新事例」
     「ASP・SaaSによる現場情報の共有・公開の有効性と事例 」
     「ASP・SaaSによる最新の不動産管理〜モデル事例〜」
     「ASP・SaaSによる地域の災害情報共有」
【開催日時】2009年6月15日(月)13時30分〜16時45分
【会  場】学術総合センター2F 一橋記念講堂
       〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2丁目1番2号
【主  催】特定非営利活動法人
       ASP・SaaSインダストリ・コンソーシアム(ASPIC)
【申込締切】2009年6月12日 13時まで

※詳細はこちらのWEBサイトをご覧ください。
https://www.gnet3.jp/sms/100107.aspx?seminar_id=86&sid_flg=1

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◆ASIS2009 ASP・SaaSイノベーション・シンポジウム

厳しいビジネス環境の中で、ITコストを抑え、システム管理や運用面での 省力化に優れたネットワークサービスASP・SaaSが脚光を浴びています。 本セミナーではASP・SaaSで提供できるさまざまなサービス、 ソリューションの最前線をご紹介します。

【開催日時】2009年7月3日(金)9時30分〜17時30分(受付開始9時〜)
【会  場】日経ホール/カンファレンスルーム/セミナールーム
http://www.nikkei-hall.com/
【主  催】ASP・SaaSインダストリ・コンソーシアム
日本経済新聞社
【参加費用】無料(事前登録制)
【申込方法】公式サイト・参加申込みページよりお申込下さい
ASIS2009公式サイト http://www.aspicjapan.org/asis2009/
【申込締切】2009年7月2日(木) 17:00まで
※知識ポイント:知識ポイント4時間
(4時間1ポイント相当、上限なし)分を付与します

※お問合せ先
ASP・SaaSイノベーション・シンポジウム(ASIS)2009
TEL:03-6662-6591 FAX:03-6662-6347

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◆ISACA東京支部設立25周年記念講演会 開催のご案内

[1]テーマ
  新たなグローバル環境化におけるコントロールの探求
                      −IFRSとITマネジメント
  −ISACA会員及びCISA/CISM/CGEITに期待される役割−
[2]開催日時2009年6月29日(月) 10:00〜18:00(講演)
                18:00〜20:00(イブニングセッション)
[3]講演会場         : 東京国際フォーラム ホールC
  イブニングセッション会場  : 東京国際フォーラム ホールB5
[4]参加登録費用
  6月(当日前)までのお振り込みの場合:20,000円
  当日現金支払            :25,000円
[5]講演・プログラム内容
  基調講演1:ITガバナンス(仮)
        ISACA国際本部元会長、現副会長 Marios Damianides氏
  基調講演2:ソニーのITガバナンスとその実践
        −Innovative"IS Way"for Sony Sustainable Growth?
        ソニー株式会社 CIO 長谷島 眞時氏
  ほか、4つの講演とパネルディスカッションを予定
  詳細は、http://www.isaca.gr.jp/25Anniversary/program.html
[6]参加登録方法 : ISACA東京支部の下記専用サイト登録できます
  専用Webサイト : http://www.isaca.gr.jp/25Anniversary/
[7]主催 ISACA東京支部
[8]お問い合わせ先
  ISACA東京支部サポートオフィス(有限会社ビジョンブリッジ気付)
  TEL:03-5322-8487  FAX:03-5909-0098 (照田景子、橋本美智子)

 ※知識ポイント:知識ポイント4時間
  (4時間1ポイント相当、上限なし)分を付与します

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4.編集後記  ITコーディネータ協会 業務開発・広報担当 山川元博
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中小企業IT経営力大賞2009のITコーディネータ協会会長賞を受賞された 企業様(神戸、呉)を取材で訪問してきました。
2社様共通に感じたことは経営者の方が「出会い」を大切されていることです。 経営者の方は常に会社の経営を考え、必要なことを考えておられるからこそ、 出会った時にその必要性がわかるのですね。
これは支援をするITコーディネータの側にも言えることで、どんなことで支援ができるのか、 得意なことは何か、を常に考えて持っておくことが出会いの確立を高くするのだと、思いました。

5/31、ITC富山さんの総会に行ってまいりました。ITC富山さんは47名の会員がいらっしゃいます。 驚いたのは、その活動の明確で先進的なこともあるのですが、遠く東京、名古屋から 参加される方がいることでした。この集合力が組織の力の源なのですね。
総会では時間が無くなってしまい、協会のお話しや国施策のお話しが十分お伝えできなかったのが 残念でしたが、その後の懇親会ではいろいろなお話しが聞けて良かったです。 ありがとうございました。ぜひ今後の協会活動に活かしていきたいと思います。

□ご挨拶□
業務開発広報担当の元永と申します。西島の後任として事務局へ来て、 まだ3週間足らずではございますが、皆様のご期待等に添えるよう一生懸命頑張っていきたいと 思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 ※※※※※メルマガ「創新」では寄稿をお待ちしております※※※※※
「こんな活動しています」「こんな成果出ました」「参考にして下さい」等の
事例をお持ちの方がいらっしゃいましたら、広報担当までお知らせください。

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↓ 各種問合せ先 ↓
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「創新」のバックナンバーは、下記に掲載しています。
http://www.itc.or.jp/activity/mail/index.html

 *注意*
このメールアドレスは送信専用アドレスです。
お問い合わせ・配信停止方法・送付先変更方法はこちらをご覧下さい。 
http://www.itc.or.jp/activity/mail/index.html

※当協会からのメール配信で、宛名等が外字(機種依存文字)で
文字化け(抜け)が発生している場合には、略字で対応させて
いただきますので広報まで御連絡下さい。
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発行/編集: ITコーディネータ協会 広報担当 山川
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