ITCAメールマガジン「創新」 第23号 2002.12.13 
 
    目次 
1.巻頭言 「ITCは経営とITのわかるプロ・コンサルタントである」 
2.ITC中部の動向 
3.協会便り「「テレビ放映:ITコーディネータ特集放送日決定!」 
4.会員の広場「一企業の取組みとその成果」 
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1.巻頭言 「ITCは経営とITのわかるプロ・コンサルタントである」   向 浩一 
                                            ITコーディネータ協会理事 
                                          (コムチュア株式会社 社長) 
 
 ITコーディネータは、政府が進める「e-Japan戦略」実現のために創設
された資格です。官庁・自治体等、あらゆる組織が最適なIT化を図り、
新しい時代に適合した組織体制づくりや高度な市場開拓力・強靭な
競争力を確立しているように、いまや中堅・中小企業においても、IT化
に取組まなければ企業競争に取り残されてしまう時代になっています。
また、多くの企業が経営戦略の大きな柱としてIT化をとらえています。
しかしながら、IT化は、その導入効果を把握しづらい為、経営体質の
改善を志向する中堅・中小企業にとっては、なかなか意思決定に
踏み切れない状況にあります。 
 IT化を進める上で、企業のニーズや経営層の考えを明確に把握する
ことが重要です。経営とITのわかるコンサルタントが、経営層と対等に
意見交換を行い、企業の立場に立って適切なアドバイスをすることが
非常に重要となります。
経営とITのわかるコンサルタントとは、まさしくITコーディネータのこと
です。ITを駆使して経営者の熱い思いを実現していくためには、経営と
IT導入の橋渡しを担う人材、ITコーディネータが不可欠なのです。 
 
 2002年11月現在、北海道から沖縄まで、全国で73箇所のITC届出
組織(コミュニティ)が生まれており、各届出組織においてもITコーディ
ネータを支援するためのセミナーやITコーディネータの必要性を説明
する講演などが積極的に開催されています。ITコーディネータの需要
はますます高まっているのです。 
 
 IT経営のプロフェッショナル集団として、社会的な評価やステータス
を高めるためにも、皆さんの今後の活躍を大いに期待しております。 
 
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            2.ITC中部の動向                           矢口 隆明 
                                                ITC中部 副会長 
 
 ITC中部は、経営とITに関する諸問題を専門的に研究、実践する
ことを通じて、中部地区の自治体・企業における情報化の推進、会員
相互の情報交換及び交流と会員のITCノウハウの向上、及びITCの
社会的認知と地位の確立を目的として、本年6月に82名の参加で設立
しました。(現在会員103名) 
 
      (活動内容は、http://www.epoint.co.jp/itc-chubu/をどうぞ!) 
 
 事業活動は、ITC人脈ネット・情報交流・ポイント取得をサポートする
会員サービスの「ポイント事業・会員交流委員会」と、地域の自治体・
団体企業に対して、ITCの認知と理解を実践する「広報委員会」、ITC
ビジネスの模索をする「ビジネスモデル研究委員会」で対内外の事業
活動を展開しています。 
 主な対外事業は、ITSSP地域事業の経営戦略責任者交流事業として
10月に、「経営者のための戦略的情報化セミナー」(主催:愛知信用
金庫)を企画し200名の経営者を集め、セミナーと個別相談会を実施
いたしました。また、科学技術交流財団や経営情報学会の協賛や
支援事業などもしています。 
 
 今後共、各地のITC組織の皆さん!ITC中部を宜しくお願いいたします。 
 
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3.協会便り 「テレビ放映:ITコーディネータ特集放送日決定!」 
                                ITコーディネータ協会 広報担当 松下正夫 
 
●全国コミュニティ大会:12月13日(金)午後 メルパルク東京 
 全国の届出組織&広報WG合同のコミュニティ大会(約100名)を
開催します。当日は経済産業省、情報処理振興事業協会(IPA)
からも来賓をお招きし、アンケート集計報告、マルチエントリー
ポイント制度説明、届出組織の活動事例発表、全国コミュニティと
連携したITC知名度向上策の討議等、意見交換を行う予定です。   
 
●「ITコーディネータ協会が認定する定期刊行物」認定 
 「月刊コンピュートピア」(コンピュータ・エージ社発行)を定期刊行物
に認定いたしました。今後、2003年1月中旬を目途に数冊の定期
刊行物の認定を予定しています。 
         http://www.itc.or.jp/trai/approved-magazine.html 
 
●『経営者向け研修教材講習会』 第2回(大阪会場)開催(12/14) 
 前回(第1回:東京会場)に続いて大阪で開催する標記講習会は、
定員100名の予定のところ160名を超える申し込みがあり大盛況と
なる見通しです。(既に締切り済み) 
 
●テレビ放映:ITコーディネータ特集放送日決定! 
 番組名:「IT経営21〜経営ビッグバンシリーズ」(55分) 
   内 容:中小企業経営者を対象とした事例&解説 
    *ITCによる中小企業のIT化支援事例を中心に紹介 
     (事例:東京商工会議所IT化計画実例プロジェクト他)    
    *スタジオ収録にてITC制度の内容を紹介 
     (経済省村上課長補佐、ITC協会山口事務局長ほか出席) 
 
   放送地域:首都圏ネット 
                千葉テレビ   12月21日(土)20:00〜20:55 
                テレビ埼玉   12月22日(日)20:00〜20:55 
    テレビ神奈川 12月29日(日)20:55〜21:50 
    東京MXテレビ 1月 9日(木)14:05〜15:00 
    日経CNBC   12月28日(土)16:00〜16:54 
         http://www.nikkei-cnbc.co.jp/receive/index.html 
 
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            4.会員の広場 「一企業の取組みとその成果」        日比野 修三 
                                                日本電子計算(株) 
                                              ITコーディネータ推進室 
 
 ITCの認知度の低い事が判明し、その向上には、個別企業対応よりも
各種団体とタイアップした友好的・効率的な普及を図る必要性を痛感
いたしました。各種団体の中小企業振興部門の方々にITCの役割・機能
を説明し、その必要性を理解していただき、次の成果を得る事ができました。 
 
1)東京商工会議所東京地域中小企業支援センター主催「IT導入の費用対
効果を探る」を中小企業経営者向け「ITセミナー」の一環として11月27日に
開催。IT導入の費用対効果にはバランスト・スコアカードの適用とモニタ
リングの採用を提案するとともにITCの役割・機能の説明をいたしました。
出席者は15名(参加費無料)でしたが、積極的な質問が2社からあり、
ITCの市場が存在する事を確認するに至りました。 
2)「ITコーディネータによる無料相談」として(財)江東区中小企業公社主催
「第2回2002ITフェア」(11/15・16開催)に出展しました。
相談件数は2件でしたが、ITCの役割・機能を説明した資料は100部配布し、
ITCの認知度向上を図りました。なお、ITC協会からはポスターとパンフ
レットを提供していただきました。 
 
 今後は、さらに多くの各種団体とタイアップした「セミナー開催」・「ITフェア」
等によりITCの認知度向上を図るとともに受注を目指します。 
 
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[編集後記」 
 「空有善無悪、智は有也、利は有也、道は有也、心は空也。」 
                                     五輪書、宮本武蔵 
 
 タイミングが人生で最重要であり、この一瞬を大切に生きれば、一寸先が闇から
光に変わると思います。ITコーディネータ業務もTQC(タイミング(納期)、クオリ
ティ(品質)、コスト(価格と費用))が重要ですが、まずはタイミングです。
ユーザ経営者の判断タイミングに役立つコミュニケーション支援が基本だと考え
ます。レアルマドリッドのフィーゴとジダンのようなパス交換が素敵です。 
 そのための予習と復習(すなわち鍛錬)が決め手です。今年、遣り残したことが
いくつかあり、準備万端を整え、来年は是非タイミング良く実行したい。 
 
 配信に関する問合せ、配信停止等は以下の編集担当までお願い致します。 
                                    編集担当:西脇 隆 nishiwaki@itc.or.jp 
                                    発行:ITコーディネータ協会 広報担当 
 
            
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