ITCAメールマガジン「創新」バックナンバー
ITCAメールマガジン「創新」 第48号 2003.12.5

   目次
1.巻頭言「人間としての成長は仕事の報酬」
2.ITCあおもりの動向
3.協会便り「パワーオブITベンチャー'03(12月9日〜10日)参加受付中」
4.読者の広場「学びの場、出会いの場」
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1.巻頭言「人間としての成長は仕事の報酬」
                      ITコーディネータ協会 理事 河村 進介
                   (東芝ソリューション株式会社 取締役社長)

 「仕事の報酬とは何か?」という問いに対して皆さんはどう答えるだろうか。 仕事の報酬は大きく2つあります。一つは目に見えるもの、そして与えられる もの。これはお金や地位など。もう一つは目に見えないもの、これは自ら求めなければ手に入れることはできない。それは、仕事を成す能力(腕)や仕上げた仕事(作品)など。

 しかし、お金、地位、腕、作品は永遠に何時までも残るものだろうか。
お金は使えば無くなります。地位も外れたら無くなります。腕と作品、これも 我々の業界では、技術革新が起こったら時間の問題で無くなってしまいます。

 では、仕事の報酬として最後まで残るものは一体何だろうか。それは 仕事を通じて得る「人間としての成長」ではないだろうか。これは盗まれ ない、いや盗まれた方が良い。

 お客様のことを考え、お客様の期待内容を上回る価値を提供できた喜びこそ「人間としての成長」に繋がるはずです。10月に設立した東芝 ソリューション株式会社は、このような人材集団を目指しています。

 ITコーディネータの皆様が自らの成長を実感し、楽しむと共に、我国の 真のIT化が進展して新しい日本の活力が湧いてくることを期待いたします。
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2.ITCあおもりの動向
      山本 進(ITコーディネータあおもり協議会 理事・広報担当)
 
 ITCあおもりは、平成14年11月に8人で発足。その後、地方では珍しく、 「ケース研修」が青森県で開催されたため、現在、会員数は20名を数える までになりました。

 活動目的は、「青森県内におけるITコーディネータ制度の普及と健全な発展を図り、より多くの中堅・中小企業の情報化の進展に資すること」です。

 発足当初は、ITCに必要な知識ポイント取得(個人学習:8時間1ポイント) と会員相互のコミュニケーションを図るため定期勉強会を、地区持ち回りで 青森市と八戸市で交互に開催。また、昨年度の12月〜2月は、「青森県情報サービス産業協会」が実施したITSSP事業(経営者向け実践研修)を 支援しました。

 当初から課題となっていた事務局設置についても、昨年度のITSSP事業が縁で「青森県情報サービス産業協会」に今年の8月より委託することとなり、 体制がようやく整いつつある状態です。また、それに合わせて会費を徴収 できるように規約の変更を行ないました。

 今年度は、ITC各自の知識向上とプレゼン能力アップのための「定期勉強会」 の実施、経営者向けの交流会や実践研修の「ITSSP事業」の支援、情報支援 関連団体と共催する一般向けの「情報化セミナー」の開催を考えております。

 今後は、地元の中小企業に実際に役立つような情報提供と支援活動を心がけて推進して行きたいと思っております。
ホームページ http://www.7-dj.com/itc-aomori/
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3.協会便り「パワーオブITベンチャー'03(12月9日〜10日)参加受付中」
               ITコーディネータ協会 広報担当 松下 正夫

●「パワーオブITベンチャー'03」参加受付中(中小企業総合事業団)
 12月9日(火)〜10日(水)マイドームおおさかにて「パワーオブITベンチャー '03」が開催されます。是非、経営者の方をお誘い合わせの上ご来場ください。
 http://www.power-it.jp/movie.html
・中小企業IT投資促進セミナー(ITSSP事務局主催)
 http://www.itc.or.jp/event/kakusyu/2003/kouen_oosaka_031209.html
・ITC協会展示ブースでの小セミナー(ITC講師)
 http://www.itc.or.jp/profile/it_fair/itfair03.html

●2003年11月度ITC、ITC補資格認定者発表(11月28日)
 11月の新たな認定者数はITC120名、ITC補140名で、認定者累計は、ITC 2,783名、ITC補1,383名、合計4,166名となりました。
 ・認定者発表  http://www.itc.or.jp/itc/ninteisha_happyou.html
 ・プレスリリース http://www.itc.or.jp/press/press_top.html

●日本経済新聞朝刊(別刷特集)にITC活動事例掲載予定(12月12日)
 先日、日本経済新聞社主催「IT経営実践セミナー2003」(11月4日:大手町 JAホール)で講演された東海バネ工業(株)殿の事例が、12月12日(金)の 日本経済新聞朝刊(別刷特集)に掲載される予定ですのでご一読下さい。

●ITコーディネータ協会主催セミナーの申込受付中
 ・「中小企業の経営革新のポイント」
 ・「ナレッジマネジメント入門」
 ・「情報の抽象化と情報モデル」
 ・「ベンチマーキングの実践」
 ・「バランス・スコアカードの実践」
 ・「建設業のコンサルティング事例」ほか
  http://www.itc.or.jp/event/info.html
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4.読者の広場「学びの場、出会いの場」ITCインストラクター 下平 利和

 ケース研修は、やはり「出会いの場」なのだとしみじみと思う今日この頃です。

 ケース研修で得られる最大の財産は、単なる知識などではなく、経験を通して得られる“気付き”であり、そしてその経験を共有した仲間たちとの “出会い”であるということは、きっと、受講した方々には自明のことだと 思われます。

 このことは、インストラクターの私にとっても全く同じでした。
教えることは学ぶことだと良く言われますが、ケース研修は、まさにこの言葉を実感させてくれます。そもそも忙しい仕事の合間に15日間もの 貴重な時間(と高いお金)を掛けて参加することを決意した剛の者たちが、 必ず何かを持ち帰ってやろうと手ぐすね引いているのですから、研修中は 否が応でも緊張感が高まりますが、この緊張感は、正しく応えられれば 必ず何かをもたらしてくれるものでした。

 実際、研修の過程で、私が新たな“気付き”を得て、視野が何倍にも 拡がったこともしばしばでした。そうしたコラボレーションの中から生み 出される価値は計り知れません。そう、まさにケース研修は「最高の出会い の場」でした。

 現在、私はITC活動のかたわら、筑波大学の夜間大学院に通ってマネジ メントシステムとリスク管理の研究に取り組んでいます。40の手習い、3足 のわらじ、というのは結構きついものもありますが、かつての受講生の方々 を思い起こし、週5日の授業では常に緊張感のある受講姿勢を心掛けて いる今日この頃です。
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[編集後記]
「旅に病で 夢は枯野を かけ廻る」 松尾 芭蕉
 今年の1月10日号での3つの初夢は次の通りでした。「ITCがノーベル経済 学賞を受賞しました。高原直泰がブンデスリーガーで得点王になりました。 松井秀喜がメジャーで三冠王になりました。」
   3つとも夢は叶いませんでしたが、3者とも大活躍の1年でした。
 今年の私の五大ニュースは次のようです。
 1つは、ITCは補を含めて4,166人(昨年11月末2,694人)に達し、数は力なり を実感したこと。2つは、ITC届出組織(コミュニティ)が91組織(昨年11月末 73組織)となり各コミュニティ活動が新聞、雑誌に取上げられたこと。3つは、 岡田横浜F・マリノスと星野阪神が優勝したこと。4つは、毎日2回体重計に乗る ことで1割の減量に成功したこと。5つは・・・。
 今日は35歳で早世したモーツァルトの命日です。今宵、ボジョレヌーボーを 飲みながらモーツァルトを聴き、来年の夢をめぐらしたいと思います。


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                       発行:ITコーディネータ協会 広報担当
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