ITCAメールマガジン「創新」バックナンバー
ITCAメールマガジン「創新」 第65号 2004.8.20

***お知らせ*** 
本号は、8/13号と8/27号を合併し8/20特別号として発行させて頂きます。

   目次
1. 巻頭言  「ITコーディネータ協会理事就任にあたって」
2. 届出組織の動向 
 「名古屋ソフトウェアセンターとのコラボレーションによるITCビジネスの推進」
3. 協会便り  「ITC Conference 2004」(8/27、28)満員御礼!ライブ中継も!」
4. 読者の広場  「ITCビジネスへの取り組みの模索」

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1. 巻頭言 「ITコーディネータ協会理事就任にあたって」 
               マイクロソフト株式会社 執行役 常務  眞柄 泰利

 ITコーディネータ協会理事就任にあたり皆様にご挨拶申し上げます。

 さて弊社では、2001年11月にe-Japanプロジェクトに賛同し、民間の 立場から日本の中小企業のIT化に貢献できるよう「全国IT推進計画」 を立上げ、2年半に渡り全国でITコーディネータの皆様をはじめ、自治体や 商工会議所など多くの公的団体の皆様と協力しながら、中小企業のIT 化推進活動を展開して来ました。
 具体的には、IT利活用の啓発活動、事例構築活動、中小企業向けポー タルサイトの立上げ、ファイナンス面での支援などの活動を継続して行って きたわけです。

 これらの活動を通じて痛感することは、経営とITをつなぐ人材の重要性です。 経営者の立場からITを語ることができるITコーディネータ制度は、まさに時代の 要請に答える資格制度であると認識しております。
 産業構造が21世紀型へと変わる転換期に、中小企業の活性化は、日本の 将来を左右する大きな命題であると認識しております。

 弊社は直接販売をしていない会社ですので、ITコーディネータの皆様が 活動しやすい環境を作るお手伝いをすることが弊社の使命であると認識し ております。
 今後、中小企業に最適なソリューション情報、経営改革を実現するための IT活用情報の共有や、事例の構築など様々な側面でご支援及び協業させて いただけると確信しております。

 この度、皆様と共にお仕事ができることに大変興奮しておりますし、責任の 大きさも感じている次第です。
 微力ではありますが、ITコーディネータ協会の発展及びITコーディネータの 皆様のご活躍に貢献できればと思っておりますので、ご指導ご鞭撻のほど よろしくお願い申し上げます。

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2. 届出組織の動向
  「名古屋ソフトウェアセンターとのコラボレーションによるITCビジネスの 推進」
               特定非営利活動法人ITC中部 専務理事 水口和美

 NPO・ITC中部では、第三セクター・名古屋ソフトウェアセンター(NSC) とのコラボレーションによりITCビジネス「NSC−ITCC」を推進していま す。この「NSC−ITCC」は、NSCにITCC事業部を設置し、ITC中部の 会員(現在会員数193名)から有志(現在41名)がITCCメンバーとして登 録、事務局と5つの事業推進プロジェクトチームで構成されています。ITCは NSCのブランド(信用)を、またNSCはITCをコンサルタント(人材)として 相互に活用することによって中堅・中小企業のIT経営コンサルテーション事業を 展開しています。

 現在、年商30〜50億の製造業と卸売業等の経営戦略から戦略情報化・ 開発・運用までのフルコンサルで実績を上げています。また、実際のコンサル ではかならず経営幹部の人材育成が経営課題として浮上するため、並行して マネジメント研修を行っています。この研修は、実際の企業(自社)を対象として 経営戦略・経営改革企画の策定をグループで体験学習するもので、結果として 社員自らが進んで改革行動を起こす等、目に見えた大きな効果が現れています。

 NSC−ITCCでは、コンサル活動やマネジメント研修の成果をコンサルツール や研修教材として蓄積し、共用化することによって多くのITCが活用できるように してITCのスキルアップと組織的コンサルファームを目指しています。

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3. 協会便り 「ITC Conference 2004」(8/27、28)満員御礼!ライブ中継も!」
                     ITコーディネータ協会 広報担当  松下 正夫

■「ITC Conference 2004」(8/27、28)満員御礼!ライブ中継もあります!
 ITC協会主催「ITC Conference 2004」(会場:東京国際フォーラム)は、締切り 前の8月初旬、既にほぼ満席となり、8月15日にキャンセル待ちも含めて受付を すべて終了いたしました。多数のお申込ありがとうございました。なお、ご来場 いただけない皆様には、1日目(8/27)の10:00〜11:30のみインターネットによる ライブ中継を予定しておりますので、是非、お見逃しなくご覧下さい。
        http://www.itc.or.jp/event/itc_conf2004/index.html

■ITコーディネータ IT活用型経営革新ローン 第1号誕生
 ITコーディネータが支援している大阪の企業で、システム開発投資のための 約17百万円のローンが、みずほ銀行天満橋支店から実行されました。本制度は、 お客様だけではなく、ソフト開発を事業としているITコーディネータの方々もご利 用いただけますのでご活用ください。
          http://www.itc.or.jp/press/press0404.html

■ITコーディネータ 雑誌広告モデル決定!(ITC・補 公募結果)
 先日、事務局広報よりITC・補の皆様に公募いたしました今期後半のITC雑誌 広告モデルには全国から130人の方々に応募を頂きました。多数のご応募ありが とうございました。抽選の結果、モデルに決定した6名の方には、8月17日(火)に メールでご案内いたしました。残念ながら、今回ご協力頂けなかった方もまた次の 機会に、是非ご応募下さい。第1弾は、9月第2週発売の週刊文春に掲載予定です。 ITC協会のホームページにも掲載予定ですので、ご期待下さい。

■2004年度第2期ケース研修(8月〜11月)がスタート!
 ITコーディネータ補資格認定用ケース研修は、8月19日(木)から全国7都市 (札幌・東京・名古屋・金沢・大阪・広島・福岡:全14コース)でスタートしまし た。今回は一般コースのみとしては過去最高の404名の受講申込みがあり、11月 まで夏から秋にかけての15日間、充実の研修が行われます。また、第3期ケース 研修(12月〜3月)の受付も既に開始しています。
          http://www.itc.or.jp/case/info.html

■2004年度下期ITコーディネータ協会主催セミナー受付開始(全国)
 ITコーディネータの継続学習を目的とした知識ポイント対象セミナー(3種類) を、全国各都市で開催いたします。奮ってお申込みください。
          http://www.itc.or.jp/event/info.html

■「ITコーディネータ資格」紹介セミナー開催(大阪)
 資格者5,000名を突破した「ITコーディネータ資格」を目指す方を対象とした 「ITCは使える資格か?ITコーディネータの現状と展望セミナー」(ITC総研、 (株)アイビー主催)が9月4日(土)に大阪で開催されます。
       http://www.itc.or.jp//trai/ipn_kensyu_list.htm

■JUASスクエア「ITガバナンス2004」開催のお知らせ(9/8〜9)
 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)主催の「ITガバナンス2004」が 9月8日(水)〜9日(木)センチュリーハイアット東京(新宿)で開催されます。
 ITC協会会員、ITC、ITC補は、JUAS会員価格(通常より20%引き)で受講 可能。ITC協会が後援する知識ポイント対象セミナーです。
  http://www.itc.or.jp/event/kakusyu/2004/kouen_tokyo_040908_9.html
  詳細・お申し込み >>> http://www.juas.or.jp/j-square/itg2004/

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4. 読者の広場 「ITCビジネスへの取り組みの模索」
          特定非営利活動法人 東京ITコーディネータ理事長 岡  現

 ITC制度の有資格者が5千人を越え、数的にはパワー集団になりつつあるが、 ITCに期待されている実績面はまだこれからである。ITCに共通する悩みの一つは、 資格は取ったがポイント取得の勉強ばかりで、ITCビジネスになかなか関与できな い、ということであろう。

 中堅・中小企業の情報化を的確に支援すべく志を持ってITCが独立しても、 最初にぶつかる壁は、そのようなサービスを期待しているお客様とどうやって “遭遇”するかである。いろいろある既存の支援機関ルートも、既に先任者の 既得権益と化しており、新参者が入り込むことは簡単ではない。

 ITCが対応できる戦略の一つは、同じ志を持つメンバーを組織化し、対外的な 交渉力を持ち、契約主体にもなれる“法人化”である。一人では出来ない ビジネスも、組織力で対応可能になり、新しい価値を生み出す集団に変身する ことも出来るのである。これは、ITC自身がプロ意識を持ち、ITビジネスという 競争市場でその存在意義をかけて戦うことに他ならない。そこで我々も意を決して NPOを立ち上げ、チャレンジすることにした。

 もう一つの課題は、お客様とITコーディネータとの“マッチングの場”の確立・ 確保である。これには各自の人脈をうまく活用することの他に、本年度から展開 される“企画募集型”ともいうべき「IT経営応援隊」施策が期待できるのではなかろ うか。

 折角出来たITC制度が実効を上げるためには、まさに“新しい皮袋”が必要であ り、官と民とのユニークな連携組織を作り出す企画力が必須と考えている。 この新しい組織への取り組みとITCの知恵・知識をシナジー化することを今年の 活動目標としたい。

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<編集後記>

 ITコーディネータ制度は、設立から3年という創設期に、皆様のご協力により 資格者5千名を要する団体に発展しました。現在、協会では、今後のさらなる 発展のために、CBK改訂や制度の検討など総合的な見直しを、全力をあげて 行っています。
 業務開発・広報委員会でも、皆様が創出していただいた素晴しい事例を携え、 より効果的は広報活動の展開を図っていきたいと考えています。この「創新」も、 先般皆様にお願いしたアンケートを参考に、10月からは構成や内容の変更を行う 予定です。

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・「創新」は、約7,000名の方に、2週間おきにお送りしています。
発行後、次週に協会HP「プレス記事・メルマガ」のページへ転載しています。 http://www.itc.or.jp/mailmaga/mailmaga_top.html
・配信に関するお問合せ、資格者と会員以外の配信停止等は、編集担当まで ご連絡ください。
・資格者及びケース研修受講者の方のメールアドレス変更は、協会HPトップ 画面の左メニュー「資格者情報登録修正」 https://wws.itc.or.jp/auth/で、 連絡先メールアドレスを変更してください。
・会員のメールアドレス変更は、脱会・登録情報変更依頼書、あるいは記名 登録情報変更依頼書 http://www.itc.or.jp/kaiin/kaiin3.htmlをお送りください。


編集担当: 高橋 真弓 info-pr@itc.or.jp
発行: ITコーディネータ協会 広報担当


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