ITCAメールマガジン「創新」バックナンバー



◆◆◆◆◆ ITCAメールマガジン「創新」 第76号 2005.2.10 ◆◆◆◆◆

 メルマガ「創新」は、ITC協会会員、ITC資格認定者並びにITC制度に関心を
 持って頂いている皆様(約7千名)に毎月第2/第4金曜日にお送りしています。

━ INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……

 1. ITCビジネス成功事例情報
    【個の営業からチームマネジメントの営業へ】
    【バランス・スコアカード導入による経営革新実現】
    【中小建設業へのIT導入支援コンサルティング】
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 2. ITC協会からのお知らせ 【知識ポイント取得新着情報】他
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 3. ITC協会便り        【知識ポイント取得について:解説】
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 4. ワンクリックアンケート  【資格更新について】
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 5. 広報便り          ITC協会 広報担当   松下 正夫
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 1.ITコーディネータ・ビジネス成功事例情報

**このコラムでは全国のITCから寄せられた生の成功事例情報を掲載します**
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 ◆ 個の営業からチームマネジメントの営業へ
            (株)日本ビジネスクリエイト ITC 矢村 弘道


 「ERP導入をしたいのだが、実は会社の業務改革をしたい」
 という相談が社長からあった。ワンマン社長の体制から社長交代
 に伴い、管理者層のマネジメント能力不足が露呈していた。

 都内に本社がある従業員260名、光学部品成膜装置のトップ
 メーカーである。技術力は一流だが、下位メーカーの
 低価格攻勢と、全ての製品が個別受注生産のため常に短納期
 での生産を強いられ、これらが大きな経営課題となっていた。

 特に営業部門は顧客情報を始め販売計画等全く作られていない
 状態であり、ERP導入云々の状態ではなかった。
 そこで、まず、営業部門全体の活性化と管理者のマネジメント
 能力の向上を上げる為の活動ツールとして、市販パッケージ
 による手作り営業日報管理システム構築の提案を行った。

 この結果、予実の管理だけでなく生きた情報での営業部内の
 情報交換が可能となり、経営課題解決へ向けて堅実な、しかし
 大きな一歩を進めることが出来たのである。

 (参考)矢村さんのITC活動支援事例「(株)シンクロン」
  http://www.itc.or.jp/topics/itjr/itjr_snc.html

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 ◆ バランス・スコアカード導入による経営革新実現
                   (株)IT経営コンサルティング
                    代表取締役社長 ITC 佐藤 賢一


 COMPASS2004秋号に掲載された八戸塗料販売株式会社
 (本社:青森県八戸市、従業員12名)では、去る1月29日(土)
 に、中小企業経営革新支援法の補助金認定による研修「バランス・
 スコアカードによる塗料卸売業の経営改革推進」を終えました。

 この研修の狙いは、仮想企業におけるバランス・スコアカード導入
 演習を学ぶことで、社員それぞれが課題解決のスキルを向上し、
 意識改革も進め、早期に経営改革の実現を目指すというものです。

 システムの活用は人材教育・育成が基本との経営者の認識の下、
 研修後は、昨年度ITSSP事業で策定した企画書(計画)を
 従業員全員でブラッシュアップすることとしており、今後の改革
 推進に引き続きご協力できることをとても楽しみにしている
 今日この頃です。

 (参考)佐藤さんのITC活動支援事例「八戸塗料販売(株)」
  http://www.itc.or.jp/topics/itsp/itsp_hnh.html

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 ◆ 中小建設業へのIT導入支援コンサルティング
                              戦略経営ネットワーク協同組合
                         理事長  ITC  赤羽  幸雄


  当組合では、ITSSP事業の経営者研修事業として2003年度と2004年度に
 「中小建設業向け経営者研修」を開催するとともに、2003年度の経営者研修
 を受講した企業(2社)を対象に計画書策定コンサル事業を実施しました。

  建設業は北海道における主力産業の一つであることから、現在、ここに焦点
 を当て、札幌中小企業支援センターの専門家派遣制度や札幌市中小建設業
 経営IT化推進モデル事業(200万円を限度として対象費用の2分の1を補助)
 などを積極的に活用しています。

 これらの公的支援を連続的に上手に活用して、経営改革を推進している
 (株)日栄建設(従業員50名)が、「COMPASS秋号」にも事例として紹介されました。


  2004年9月には、建設業企業(3社)、IT企業(4社)、通信企業(3社)から
 なる「建設業情報化研究会」を設立し、それぞれの観点から建設現場のIT化の
 現状と課題を洗い出し、具体的な対応方法について検討を行っています。

  現在は、建設業のIT導入支援コンサルなどに加えて、
 ISMSやプライバシーマーク等、情報セキュリティの研修および
 コンサル業務も受注・展開しています。

 (参考)赤羽さんのITC活動支援事例「(株)日栄建設」
  http://www.itc.or.jp/topics/itsp/itsp_nte.html

 ・戦略経営ネットワーク協同組合  http://www.senryakukeiei.net/


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  2.ITC協会からのお知らせ
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 ◆ IT経営応援隊関連情報

 ITC協会が事務局を勤めるIT経営応援隊関連情報です。

 【全国でIT経営応援隊セミナーが開催中】
 ベンダー企業やマスコミ、ITC組織などが企画・協力したセミナーが開催中。
 http://www.itouentai.jp/event/event.html
 
 【企業主催のイベント・セミナーに「IT経営応援隊」名称・ロゴが使用可能!】
 詳しくは、IT経営応援隊ホームページをご覧下さい。http://www.itouentai.jp/

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 ◆ 2004年度「関西IT活用企業百撰」優秀企業が決定!

 関西IT推進本部が主催、関西IT経営応援隊が共催する「百撰企業」
 が発表され、3月15日(火)に表彰式が行われます。
 ITCの支援企業も選出されています。
 http://www.kiis.or.jp/pps/kito/index/0315.html

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 ◆ 2005年度資格更新のご案内

 今年度末に資格更新を迎える資格者の皆様には、協会からご案内を郵送
 (2月7日発送)させていただきました。なお、更新の手続き受付期間は、
 2005年4月1日(金)15:00〜5月31日(火)迄ですので、ご準備方どうぞ
 よろしくお願いいたします。

 なお、本件に関するお問合せは、下記にお願いいたします。
 メールアドレス:info@itc.or.jp(担当;海老沢、前田)
 http://www.itc.or.jp/nintei/nintei_shikaku_index.html

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 ◆ 週刊文春(2月10日発売号)にITCモデル登場広告掲載
 
 2月10日発売の週刊文春に、ITCモデルが登場する
 ユーザー向け広告が掲載されています。

 登場いただいているITCモデルは、今年8月にITC・補の皆様に公募し、
 当選された方で、毎月第2週発行の週刊文春に交代で登場します。

 写真撮影の模様を協会ホームページに掲載しています。
 http://www.itc.or.jp/press/press_koukoku.html

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 ☆★☆ 知識ポイント取得セミナー・研修コース 新着情報 ☆★☆

 【ITC協会主催セミナー 申込受付中】
  https://wwt.itc.or.jp/seminar_guide/indexP.html 
  
 【ITC届出組織等が主催するITC協会後援セミナー】
  *資格更新期限に向けて対象セミナー掲載が増えてきています。
   http://www.itc.or.jp/event/kakusyu/top.html

 【研修機関が開催するITC協会認定専門知識研修コース】
  *2月、3月は、東京、神奈川、愛知、大阪で開催予定!
   https://wwt.itc.or.jp/seminar_guide/

 (知識ポイント取得対象一覧: https://wws.itc.or.jp/point/p_g601.html )


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  3.ITC協会便り     【知識ポイント取得について:解説】
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                    ITC協会 事務局   海老沢、影井

 前回のメルマガアンケートの結果、知識ポイントの取得項目の中で詳細説明
 のご要望の多かった2項目に関してご説明いたします。

 【1】ITC協会が主催・後援する研修コース、セミナー
 
  1) ITC協会が主催する研修コース、セミナー (担当:影井)

  ITC協会が主催する研修コースやセミナーを受講することで知識ポイントを
  得ることができます。ITC協会が主催する研修コースやセミナーは、協会の
  ホームページに開催が決定する都度、掲載されます。現在、予定している
  ものは、https://wwt.itc.or.jp/seminar_guide/indexP.html をご覧下さい。

  受講申込みも上記、ホームページから受け付けています。
  これらの研修コースやセミナーは、知識ポイントが上限なしで付与され、
  【4時間で1ポイント】に換算されます。自分が受講した研修コースやセミナー
  は、協会ホームページの自分のポイント入力ページで確認することが
  できます。 (ITC協会で受講した資格者の方々の入力を行ないます)
 

  2) 後援セミナーによる知識ポイント取得について(担当:海老沢)

  ITC協会が共催、協賛、後援するもののなかで、それが知識ポイントの
  対象になる場合は、当協会のホームページで告知します。
  俗に知識ポイントつき後援セミナーといっているものです。

  今年度は全国ですでに200回近く実施されています。
  実施する機関で得意な内容のセミナーを、それぞれ工夫して開催され
  ています。この2、3月も約30コース程度が予定されています。

  受講される場合は、当協会のHPで日程、場所、内容、受講料金、
  獲得できるポイント数などを確認し、詳細については実施機関(主催)
  に直接お問合せいただき、お申し込み下さい。
  http://www.itc.or.jp/event/kakusyu/top.html

  本セミナー受講の知識ポイントは【4時間知識1ポイント】(年間上限なし)
  です。マルチエントリーポイント・ガイドラインの14ページ 3.3節にある
  協会主催セミナーに準じた扱いです。

  ポイント入力はWEBからマルチポイントの入力ページに入り、
  「後援セミナー」のプルダウンメニューを選択し入力して下さい。
  ポイント集計は取得履歴の表の「協会主催」の項に合算して集計
  されます。
  マルチポイントのトップページ: https://wws.itc.or.jp/point/p_g301.html

  なお、後援セミナーのポイントはITC資格取得後から申請可能です。
  取得前の受講は実績となりません。ご注意下さい。


 【2】個人学習(自己の所属しているグループでの学習)  (担当:海老沢)

  ガイドラインでは、「3.7.2. 自己の所属しているグループでの学習:任意の
  団体及びグループの定期的な勉強会で学習することで、知識ポイントを得る
  ことができます。ITC及びITC補が任意のグループを設立し、勉強会等を
  行なった場合も当ケースに含まれます。当ケースで知識ポイントを得るため
  には、定期的な勉強会であることを証明していただくために研修計画書の
  提出を求める場合があります」となっています。

  知識ポイントは、【8時間で1ポイント】
  (「個人学習」項目内で1年度間上限4ポイント)です。

  以下に開催実施のやり方、ポイント申請のしかたについて概説します。


  『グループ勉強会とは』

  ITC資格者(ITC補を含む)がグループをつくり、自主的、定期的な
  勉強会となる学習計画書を作成し実施するものを指します。

  1) グループ構成:グループには3名以上のITC(補)資格者を含めて
    下さい。ITC資格者以外の方がグループに含まれてもかまいません。
    企業経営者やITC受験者の参加も可能です。企業内グループでも
    結構です。

  2) 学習計画書:定期的な勉強会であるように、(年間)学習計画書を
    作成して実施します。途中から開始しても結構ですが、年間計画書
    は4月から翌年3月で作成します。また、計画書を事前に申請する
    必要はありませんが、提出を求める場合がありますので必ず作成
    して下さい。期間途中で計画の変更があれば更新します。

  3) 勉強会の出欠管理:出欠管理は各勉強会で自主的にお願いします。
    運営事務局で一括管理しても結構です。開催当日の簡単な学習メモ
    程度はとって下さい。

  4) 計画書の書式:計画書の書式は特に定めてはおりません。
    必要事項を網羅し計画書の形式になっていれば結構です。
    見本がマルチエントリーポイントのホームページ、「解説」の項の
    「6.提出様式サンプル」にありますので確認して下さい。
    ダウンロード可能です。

  5) グループ学習のテーマ:ITコーディネータ・プロセスに関連する
    知識分野です。ITCカリキュラム作成ガイドライン(公表)に定義
    されているITC専門知識、前提知識、基礎知識の範疇が広く該当
    します。

  *本件に関するお問合せ先:ITC協会事務局 影井、海老沢

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  4.ワンクリックアンケート  【資格更新について】
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 今回の質問は、【資格更新】についてです。

 特に初めて更新手続きをされる方から、
 協会に寄せられるご質問のなかで多いものを以下に3つ挙げました。
 詳細の解説を希望される事項がありましたら、いくつでもクリックしてください。
 次回のメルマガで担当者からお答えいたします。

 ご協力頂いた方の中から抽選で3名様に「ITCAロゴ入りボールペン」をプレゼント!

 受付締め切りは、<2月21日受付分まで>です。


 ▽ 下記の中から、当てはまるURLをクリックしてください。(複数回答可)

 a) 資格認定時に与えられる「初期ポイント」の内訳は?
   http://www.itc.or.jp/press/mme.html?m=76&u=8000&a=1

 b) 更新に必要なポイント取得の「対象期間」(3年度間)は?
   http://www.itc.or.jp/press/mme.html?m=76&u=8000&a=2

 c) 知識ポイント項目ごとの1年度間のポイントの「上限」は?
   http://www.itc.or.jp/press/mme.html?m=76&u=8000&a=3

 d) その他(具体的な内容をメールでお知らせ下さい)
   info-pr@itc.or.jp (ITCA広報担当宛)


        >> ご協力ありがとうございました <<

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☆このメールマガジン「創新」は、皆様からの投稿(情報)をお待ちしております☆

 ITCとしてのビジネス成功事例や、取り上げて面白いアンケートなどが
 ありましたら、こちらまでお寄せください。 ⇒ info-pr@itc.or.jp 
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  5.編集後記         ITC協会 広報担当   松下 正夫
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 先日、ITCの方が主宰するナレッジワークショップに出席して「個人情報
 保護法への対応」をテーマにディスカッションする機会がありました。
 4月の法施行に向けて、企業や団体の総務・システム部門の方や
 マーケティング・営業部門の方は、”落とし所”に頭を悩ましておられるの
 ではないでしょうか。

 この法律に関する論議はさておき、多くのITCの方がこの機会をビジネス
 チャンスと捉えて積極的に活動を行っておられます。

 昨年、大手都市銀行にNPO法人東京ITCの皆様と訪問し銀行のお客様
 への保護法対応・セキュリティ等のコンサル提案プレゼンを致しました。
 現在、定例的な会議が開かれ具体的なセミナーの実施や顧客からの
 引き合いに進展してきています。

 銀行担当者からは、予想を越える盛況ぶりに、今後、全国の顧客から
 引き合いがあったら、ITCの数は足りるのか?協会は探してくれるのか?
 といった、うれしいお話まで飛び出し、そうなれば、対応可能なITCの方の
 募集をしたいが、十分集まるだろうか? と、先の心配をしています。

 ITC(組織)の力を、”個”から網(ネットワーク)にすること。また、外部
 からは十分に見えない”個”をバーチャルな専門家集団として可視化する
 こと、が、今、協会に求められていることかもしれない、と感じています。


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 なお、転送設定されている方は、登録の宛先(表示名、送信先メールアドレス)
 を明記してください。
  <送付先> 広報担当宛  info-pr@itc.or.jp


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  お送り下さい。
   http://www.itc.or.jp/kaiin/kaiin3.html

 ★ 上記以外の方 ★
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   広報担当宛  info-pr@itc.or.jp


 【その他お問い合わせ】
   広報担当宛  info-pr@itc.or.jp

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 発行/編集: ITコーディネータ協会 広報担当 松下(info-pr@itc.or.jp
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