ITCAメールマガジン「創新」バックナンバー



◆◆◆◆◆ ITCAメールマガジン「創新」 第80号 2005.4.8 ◆◆◆◆◆

 メルマガ「創新」は、ITC協会会員、ITC資格認定者並びにITC制度に関心を
 持って頂いている皆様(約7千名)に毎月第2/第4金曜日にお送りしています。

━ INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……
 1. ITCビジネス成功事例情報
    【小規模商業者への情報化支援のポイント】
    【Webを利用した販路開拓】
    【ITCやまぐち協同組合の活動】 
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 2. ITC協会からのお知らせ
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 3. ITC協会便り  【ITC資格更新申請の受付開始】
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 4. ワンクリックアンケート 【前回結果発表のみ】
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 5. 編集後記
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 1.ITコーディネータ・ビジネス成功事例情報

**このコラムでは全国のITCから寄せられた生の成功事例情報を掲載します**
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 ◆ 小規模商業者への情報化支援のポイント

             東京都 ITC/中小企業診断士 高島 利尚

 社長もしくは事業主を含めて2〜3人の商店の情報化を行う
 場合、支援に成功するポイントを整理すると次のようになります。

  1.今の経営上、最も重要と思えることを列挙してもらい、
   「絶対に本人がやらなければならない」と思えることを顕在化させる。
   ・・・「絶対にやらなければ」と思ってもらうところが最大のポイント。

  2.時間配分、費用等の面から、「できる」ことを提言する。
   (理屈ではなく、実践して儲けが見えることを提言する)。

  3.常に、途中経過をプッシュし続ける。

   昨年からフォローしている商店で、現在「顧客名簿の整理」、
   「HPの見直し」 等が着実に進んでいます。
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 ◆ Webを利用した販路開拓

            ティナ・コンサルティング ITC 下城 園代

 「大量にある不良在庫をインターネット販売で売りたい。」

 漆器という特殊で衰退傾向にある商品。これがネットで売れるのか?
 しかし、赤字経営が続くT社(漆器製造業)には、もはや躊躇している
 余裕はなかった。
すぐさま、現状分析を開始。商品の種類と在庫量、製造日の整理。
 それと同時に、関連するインターネット市場を調査。
 もちろん、重要キーワードも検索。それらの調査結果から、
 売れそうな商品をいくつかピックアップし、試しに集客が多い
 オークションに掲載してみた。

 反応は少なかったが、嬉しいことに、落札者があった。
 その落札者(顧客)に対して、とにもかくにも、
  @誠実な対応、A信頼関係の構築 を、最重要課題として、
 T社の担当者に詳細にアドバイスし、忠実に実行して戴いた。

 その結果、ぽつぽつと、顧客から要望や意見が集まり始め、
 次のステップとして考えていた、あるブランド商品の開発にも
 協力していただけるクライアントが見つかった。
 また、ターゲット層を絞る一方で、次第に予期せぬ口コミによる
 効果が大きくネットに現れてきた。

 現在、メールでの問合せが後を絶たない状態となっている。
 しかし、更に顧客へのサービスを充実させるため、商品サンプル
 の表示だけのホームページではなく、オンラインで受注処理
 (買い物)ができるホームページに改良している。

 よく、インターネットでは売れないという話を耳にする。
 しかし、インターネットも店頭販売もほとんど変わりはなく、
 きちんとやるべきことをやれば売れるのだということを
 私自身、今回、実感した。
 インターネット販売への進出は、T社のIT活用に少なからぬ
 インパクトを与え、現在、次の段階のIT化相談に発展している。

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  ◆ ITCやまぐち協同組合の活動

          アイティコーディネータやまぐち協同組合 
                    専務理事 ITC 植村 育夫

 ITCやまぐち協同組合では、平成17年度から専門職大学院が設立
 される山口大学と連携してMOT(技術経営)カリキュラムを作成し、
 山口銀行ベンチャーフォーラムの会員企業の経営者やマネジャーの
 方々に、ファイナンスコース、プロジェクトマネジメントコース、
 戦略統計学コースの3つのセミナーを実施しました。

  来年度は、山口県庁をはじめとした行政機関や諸機関との良好な
 関係を元に、IT経営応援隊事業を通じて更に金融機関との連携を
 深め、中堅中小企業 の効果的、戦略的な情報化のご支援を積極的
 に展開してまいりたいと考えております。

 私は会社経営の傍ら、宇部地域中小企業支援センターにも勤務
 しておりますが、経営者の視点で考えるITCのスキームは企業経営
 にも大いに役立ちます。このスキームを自社で実践検証し、
 ブラッシュアップした生の情報を出来るだけ多くの企業の皆様へ
 お伝えし、情報化の本質を忘れることなく、お役に立ちたいと
 思っております。

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 2.ITC協会からのお知らせ
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 ◆ IT経営応援隊関連情報

  ITC協会が事務局を勤めるIT経営応援隊関連情報です。

 1)IT経営百選の選考結果が発表されました!(4月4日)
   最優秀賞(26社)、優秀賞(21社)、奨励賞(49社)、IT活用賞(15社)
   ITコーディネータの推薦企業も多く受賞しています。
   http://www.itouentai.jp/hyakusen/senkou/index.html

   日経BP社のWebサイトにもIT百選のニュースが掲載されています。
   http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20050405/158499/
    
 2)ITSSP事業が発展的終了
   平成13年6月にスタートしたITSSP事業は中小企業のIT化推進に
   大きな成果をあげてきましたが、平成17年3月31日をもってその事業を  
   IT経営応援隊に引き継ぐことで発展的に終了いたしました。
   http://www.itouentai.jp/news/news/news050331.html
 
 3)各地域のIT経営応援隊ホームページ(全国9箇所)
   平成17年度は全国の地域IT経営応援隊で独自の活動が展開されます。
   http://www.itouentai.jp/            

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 ◆ 第5回全国コミュニティ(ITC届出組織)大会開催!(5月11日)

  ITC協会業務開発・広報委員会主催による第5回全国コミュニティ大会
  (参加対象:128のITC届出組織広報責任者)が、5月11日(水)に東京都
  大田区産業プラザで開催されます。
  今回は、今年度地域での活動が本格化するIT経営応援隊事業を
  主なテーマに、IT経営教科書(β版)等を活用したITC活躍の場の拡大、
  展開案や地域応援隊活動の紹介などを予定しています。

 (参考)ITC届出組織 http://www.itc.or.jp/press/itcmap/SosikiMap.html

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 ◆ 第8回ITC補試験(5月29日実施)の申込み、間もなく締切り!

  受験願書受付は4月14日(木)まで(締切日消印有効)です。
  受験案内・願書は以下のホームページからダウンロード可能と
  なっていますので、是非、皆様からお近くの対象者にご紹介下さい
  ますようお願いいたします。 
  http://www.itc.or.jp/test/test_main.html

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 ◆ 名古屋銀行がITCを活用し経営コンサルティングサービスを開始

 同行はリレーションシップバンキングのアクションプログラムとして、
 4月1日より第3セクター名古屋ソフトウエアセンター(SC)と協力し、
 取引先企業を対象に経営コンサルティングサービスを開始しました。
 経営コンサルには二段階あり、第一段階では財務やマーケティング、
 組織などの簡易コンサルで無料、第二段階では個々の経営課題を
 解決するための個別コンサルを有料で受けることができる内容。
 名古屋SCはITCを活用し同行と連携してサービスを提供していきます。

 (参考)名古屋ソフトウエアセンター http://www.nagoya-sc.co.jp/

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 ☆★☆ 知識ポイント取得セミナー・研修コース 新着情報 ☆★☆

 【ITC協会主催セミナー 受講申込受付中】
   https://wwt.itc.or.jp/seminar_guide/indexP.html 
  
 【ITC届出組織等が主催するITC協会後援セミナー】
    http://www.itc.or.jp/event/kakusyu/top.html

 【研修機関が開催するITC協会認定専門知識研修コース】
   https://wwt.itc.or.jp/seminar_guide/

 (知識ポイント取得対象一覧: https://wws.itc.or.jp/point/p_g601.html )

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  3.ITC協会便り 【ITC資格更新申請の受付け開始】 
                   ITC協会 事務局 海老沢 光夫
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 4月1日から、2005年度 ITC資格更新申請受付を開始いたしました。
 資格更新申請までの主な項目と日程、留意点などをお知らせします。

 1)申請期間:2005年4月1日(金)15:00〜5月31日(火)10:00まで
 2)申請方法:弊協会ホームページの「マルチエントリーポイント取得申請」
         から「資格更新」ボタンを選択し画面の案内に沿って入力。
         必ず、ポイント入力処理を完了後こちらに進んで下さい。
 3)対象者: 2001〜2003年度資格取得者(2003年度認定者は、第1回目
        の資格更新申請となります)2004年10月度昇格申請をされた
        方も今回の資格更新申請は必要です。
 4)手続きの順序:(1)必要ポイントの入力
            (2)資格更新申請
            (3)更新手続料(21,000円)のお支払い
            (4)更新審査(協会)
            (5)結果通知(協会)
  (2)の後、サンプリング・チェックを実施します(5月予定、協会から郵送)

 5)ポイント対象期間:2002〜2004年度の3年度分の蓄積ポイントが対象。

  なお、ITC補がITCに昇格するには、認定時付与65P以外に35P(うち
  実務15P以上)積上げて申請します。
  「資格更新」ボタンから入りITC(昇格)をマークして一度で昇格・更新
  申請を終了します。
  昇格対象は2004年3月末までにITC補認定された方です。
 
  詳細は、ホームページ「マルチエントリーポイント」をご覧下さい。
   https://wws.itc.or.jp/point/p_g301.html

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  4.ワンクリックアンケート 【今回はアンケート結果発表のみ】
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 <<前回(第79号)メルマガ・ワンクリックアンケート結果発表>>

 前回のアンケートは、【ITC補への合格の道】

 * 回答数=286件で、内訳は以下のとおりでした。

 a) ITCプロセスガイドラインを熟読                  =90
 b) ITCカリキュラム作成ガイドラインを熟読             =5
 c) ITC協会の認定教材「ITCこれからの実践知識」を利用    =12
 d) ITC協会の認定教材「ビジュアル解説ITCテキスト」を利用   =7
 e) ITC協会の認定教材「16冊セットの専門知識教材」を利用   =20
 f) 上記以外の参考書を利用                      =22
 
 g) ITC協会ホームページのサンプル問題を解いた         =42
 h) 外部機関が実施するITC補試験対策講座(セミナー)を受講 =59
 i ) 自社が実施する対策講座(セミナー)を受講           =19
 j ) ITC組織(グループ)が実施する勉強会に参加         =10
 
 > ご協力ありがとうございました <<
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☆このメールマガジン「創新」は、皆様からの投稿(情報)をお待ちしております☆

   こちらまでお寄せください。 ⇒ info-pr@itc.or.jp 
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 5.編集後記          ITC協会 広報担当   松下 正夫
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 年々再々 花また開き、歳々年々 人同じからず
 4月は希望に萌える新しい門出の時であり、また、異動の時期でも
 あります。協会事務局からも数名の方が去り、新しい方が加わりました。
  
 ITC協会では、新たに2005年度の活動基本方針(案)が先月の理事会で
 承認され、制度改正やITCの市場拡大等に関する施策について、具体的
 な推進方法の検討、立案等が進められており、これらは、随時、当メルマガ
 や協会ホームページの中でご紹介していきたいと考えています。

 某研究機関によれば、今年の新入社員には「発光ダイオード型」という
 命名が為されているようで、”電気を通せば光るけれども、熱くならない”
 とのこと。彼らを熱くさせるには、参加意欲を持たせるうまいきっかけ
 づくりが必要だそうです。
 
 春霞の向こうに、全国で立ち上がってきている様々なITCの活動、
 金融機関やベンダー企業、地方自治体等を巻き込んだ大きな潮流が、
 すぐそこまで来ているように思えています。読者の皆様に、この体感を
 どう伝え、体温を上げていただけるか?
 努力してまいりたいと思いますのでどうかご注目ください。

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