◆◆◆◆◆ ITCAメールマガジン「創新」 第89号 2005.8.26 ◆◆◆◆◆
メルマガ「創新」は、ITC協会会員、ITC資格認定者並びにITC制度に関心を
持って頂いている皆様(約7千名)に毎月第2/第4金曜日にお送りしています。
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1.ITCビジネス成功事例情報
【たかがITC、されどITC】
【プロジェクト型連携の勧め 〜脱サラITCを目指す方のために】
【資格の有効活用は、まず「意識すること」から】
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2.IT経営応援隊の活動トピックス
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3.ITC協会からのお知らせ
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4.編集後記
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1.ITコーディネータ・ビジネス成功事例情報
**このコラムでは全国のITCから寄せられた生の成功事例情報を掲載します**
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◆ たかがITC、されどITC
ブレインプロ有限会社 代表取締役 大砂古 佳基
昨年末、大手ERP会社を退職し、本年よりITコーディネータとして独立し
ITC活動を推進してきました。
現在は、ERP導入推進だけではなく、より幅広い観点から経営支援ができる
ITC資格の重要性を実感している所です。また、私が所属するITCサンシャイン
ブレインズという、A432クラスを中心とした届出組織で、最低月に1度は、
勉強会、情報交換を実施し、企業の枠組みを超えた仲間は、非常に大きな財産
であると考えています。
また、ある顧客とめぐり合い、現在、ITC活動を楽しんでおります。
この顧客は、「経営実態が把握できない」、「どの顧客で何がどの程度売れている
か、その利益がどの程度上がっているのかが把握できな」という課題を抱えて
おり、IT化に熱心な経営者の下、それを経営者の観点から解きほぐしていく
プロジェクトを行い、集計業務から、分析、次なる施策展開に重点を置いた
PDCA活動を定着させようとしています。
このプロジェクト終了後、基幹システムを再構築し、次なる成長基盤を整備
したいと計画を持っており、独立後、すぐにこのような顧客にめぐり合えた
ことは、非常にラッキーであったと思っています。
皆様の前で、成功事例として発表できる日が来ることを楽しみにしております。
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◆プロジェクト型連携の勧め 〜脱サラITCを目指す方のために〜
Office PiT 代表 ITC 久保田浩二
24年間のITベンダーでのサラリーマン生活にピリオドを打ち、「ITを経営に
活かすホームドクター ITコーディネータ事務所 「Office PiT」を開業して
2年少々、まだまだ事業が軌道に乗ったとは言えませんがやっと仕事に対して
それなりの対価をいただけるようになってきました。
中小企業の支援の場合「経営戦略に沿った情報化投資を・・・」と訴えても、
経営戦略自体が存在しない場合が殆どであり、コンサルタントに要求される
カバー範囲も広く、とても一人では対応しきれません。
そこで、私を助けてくれたのは仲間との連携、バーチャルなコンサルティング
・ファームでした。
現在、私は、神戸の佐伯氏率いる、ITCによる「007コンサルティング」と、
福山を中心とする経営コンサルタントの「JMBSコンサルティング・グループ」
に所属しています。
性質の異なる2つのグループに所属することにより私自身の業務範囲が広がり、
日々の仕事そのものがコンサルティングの勉強となっています。
今後は、今年5月に設立した「ちゅうごくIT経営応援隊」の岡山地域事業を
推進する「NPO法人ITC岡山」も加え、更なる人脈で業務を進めて行きたいと
思っています。
これから独立開業を目指す方には、まずは仲間との連携、プロジェクト型の
バーチャルな組織での連携をお勧めしたいです。
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◆資格の有効活用は、まず「意識すること」から
インフォテック株式会社
情報技術研究所 内田 勝也
ITコーディネータを取得して、早いもので1年が経とうとしています。
私は自分のスキルアップ活動として「資格取得」を心がけております。
ITコーディネータもその一環でした。
資格について、私はこう思っています。
「その資格で得た知識を意識して、話をすることが大切である。
意識することで、さらに理解が深まり自信となる。」
私は昨年度まで営業を4年間経験いたしました。弊社では名刺に、取得した
IT及びコンサルテーション関連資格を記載することになっております。
私は、初めてお会いするお客様と名刺交換をさせていただく際、「資格」の
話題になることが多い営業マンでした。自分の持っている資格について
お話させていただくことで、「何を相談できる人なのか」理解していただき、
「良い機会」をたくさん頂戴いたしました。何より「お客様のお客様」を
紹介していただけることは非常にありがたいことでした。
皆さんは「ITコーディネータ」とはどのような資格であるか説明することが
できますか?ITCプロセスは適応範囲が広いので、お話する際には相手に
合ったプロセスを適格に選択する必要があります。これを可能にする方法は、
日ごろから「ITCプロセス」を意識することです。
お互いにがんばりましょう。
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2.IT経営応援隊の活動トピックス
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◆ 「より積極的に地域社会への浸透をめざして」
NPO法人 埼玉ITC 理事長 土橋 康夫
去る7月、ITC埼玉メンバー有志18名でNPO埼玉ITCを設立いたしました。
ただ、「地域活動」に取り組める立場のITCは残念ながらそう多くはなく、独立
系のITCでも「主要な活動場所は東京」という方が多いので、埼玉県でのITC
の活躍はこれからが正念場と思っています。幸い行政機関や支援機関との交流
は着実に進んでいますのでITC活動の先進地域である多摩等をお手本に、埼玉
県での「面」の取り組みをしっかりと構築していきたいと思います。
今年度後半には 中小・中堅企業の「営業力強化」をテーマに、さいたま市、
熊谷市をはじめ県内四箇所の商工会議所と連携して「経営改革提案セミナー」と
「実践に向けたグループ研修」を実施します。開催地となる商工会議所ばかり
ではなく、近隣の会議所・商工会にも協力を頂けそうで、地域支援機関のITC
活動への理解という点でも一歩前進です。
また、当該事業は地元ソフトベンダーも参加した関東IT経営応援隊事業として
開催し、地域コミュニティの形成というミッションを見据えながら実施します。
NPO埼玉ITCの強みは、150名のITC埼玉メンバーの後ろ盾と、埼玉県情報産業
サービス協会をはじめ県内の様々なIT分野の団体とのパートナーシップです。
次の機会には「地域密着活動」の成果報告をしたいと思いますので、どうぞ
ご期待ください。
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3.ITC協会からのお知らせ
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◆ 「ITC Conference 2005」(10/21・22) 受付中!
全国のITCが集う年に1度の大イベント「ITC Conference 2005」
(主催:ITC協会)が、今秋10月21日(金)22日(土)に、
モノづくりの街、東京都大田区(産業プラザ)で開催されます。
今回は、ご当地大田区ならではの特別企画として、大田区企業経営者と
公募ITCとの実践プロジェクトを進めており、2日目Dトラックで、
その経過・成果の発表・討論会を行う予定です。どうぞお楽しみに。
*申し込み・詳細はこちらから
http://www.itc.or.jp/event/itc_conf2005/index.html
*特別企画の途中経過は随時更新予定です
http://www.itc.or.jp/event/itc_conf2005/jissen/index.html
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◆ 関会長インタビュー記事掲載(協会認定定期刊行物月刊コンピュートピア)
ITC協会が認定する月刊誌コンピュートピア(2005年9月号)に、当協会
関会長のインタビュー記事が掲載されました。
また、同誌では各分野で活躍中のITCの記事「ITコーディネータ
インタビュー」や「ITコーディネータ活動日記」なども連載されています。
*協会認定定期刊行物
http://www.itc.or.jp/trai/approved-magazine.html
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◆ IPAソフトウェア開発事業公募説明会(全国9箇所)のご案内
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する標記公募説明会が
8月25日以降全国で開催されています。
*対象となる事業
(1)IT利活用促進ソフトウェア開発事業
(2)マッチングファンド型ソフトウェア開発・普及事業
(3)未踏ソフトウェア創造事業
(4)オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業
(5)次世代ソフトウェア開発事業
*詳細・申し込みは以下のIPAホームページをご覧下さい
http://www.ipa.go.jp/software/zuiji/2005/setsumeikai2/koboinfo.html
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◆(社) 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)主催
「ITガバナンス2005」開催
〜変化する「ITの使命」−経営成果の最大化に向けて〜
《ユーザー事例紹介多数》
2005年9月6日(火)・7日(水) センチュリーハイアット東京(新宿)
( 2日間で知識ポイント "12時間50分" が取得できます。)
*後援セミナー https://wwt.itc.or.jp/seminar_guide/indexS.html
*詳細・申し込みは http://www.juas-square.com/?ac=xx1
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◆ 第3期ケース研修募集を開始 11月4日(金)まで
・開催時期:平成17年12月3日(土)〜平成18年3月7日(火)
・開催地:東京、名古屋、大阪、盛岡、熊本、宮崎
*なお、8月19日より、第2期ケース研修がスタートしました。
・開催地:東京、名古屋、大阪、札幌、金沢、福岡
・受講者数:410名(13コース)
詳細・お申し込みはこちらから
http://www.itc.or.jp/case/info.html
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☆★☆ 知識ポイント取得セミナー・研修コース 新着情報 ☆★☆
【ITC協会主催セミナー(平成17年度) 案内・受講申込受付中】
https://wwt.itc.or.jp/seminar_guide/indexP.html
【研修機関が開催するITC協会認定専門知識研修コース】
http://wwt.itc.or.jp/seminar_guide/
【ITC協会後援セミナー】
ITC届出組織等が主催する知識ポイント付セミナー
https://wwt.itc.or.jp/seminar_guide/indexS.html
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☆このメールマガジン「創新」は、皆様からの投稿(情報)をお待ちしております☆
こちらまでお寄せください。 ⇒
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4.編集後記 ITC協会 広報担当 松下 正夫
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台風一過。
東京は青空が広がってきています。今日も一日暑くなりそうです。
ITC制度が5年目の節目を迎え、次のステージに向かうにあたり、
これまでのITC活動を更に加速させていくため、大きく2つの活動を進めています。
ひとつは、今までの実績を踏まえたうえでの制度の改善・見直し、であり、
もうひとつは、ITCの市場を拡大し、活動の場を広げる施策です。
後者の検討中の施策の中のひとつに、当協会を介した「ITCと団体・企業との連携」
というテーマがあります。これは、ITを活用して企業の経営改革を進める団体・企業
と、6千名のITC資格者との連携(ビジネスマッチング)を協会が積極的に仲介する
というものです。詳細決定次第、公表する予定です。
また、先日、ITC届出組織141(6月末現在)のすべてにアンケートをお送りして
回収が終わりましたが、ITC組織(コミュニティ)とユーザーとのマッチング促進のため
ITC組織を大きく「ビジネス組織」と「勉強会組織」とに組織の自己申告で分類させて
いただきました。「ビジネス組織」には、経営とITのプロとして、ユーザーへのコンサル
テーションや教育・支援活動などを促進していけるよう、協会ホームページへの掲載
やユーザー、関係団体への紹介、IT経営応援隊等の活動の場の情報提供など
積極的に行っていきたいと考えています。
以上は、現在検討中の施策の一端ですが、今年度後期からは、かなり盛りだくさんの
内容をご紹介できると思います。
協会の中も、最近は、改革の嵐が吹いている感じです。
これらを具体的に推進していくためにも、いろいろなWG委員の公募など行ってまいり
たいと考えていますので、皆様のご協力をどうぞよろしく願いいたします。
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発行/編集: ITコーディネータ協会 広報担当 松下
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