◆◆◆◆◆ ITCAメールマガジン「創新」 第96号 2005.12.09 ◆◆◆◆◆
メルマガ「創新」は、ITC協会会員、ITC資格認定者並びにITC制度に関心を
持って頂いている皆様(約7千名)に毎月第2/第4金曜日にお送りしています。
━ INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……
1.ITCビジネス成功事例情報
【ITは重要な経営資源である:5×2の法則より】
【地域ITコーディネータに求められることってなんだろう】
【千葉県における当組織のIT経営応援隊活動 近況】
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2.ITC協会からのお知らせ
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3.編集後記
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1.ITコーディネータ・ビジネス成功事例情報
**このコラムでは全国のITCから寄せられた生の成功事例情報を掲載します**
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◆「ITは重要な経営資源である:5×2の法則より」
ジョブカフェ・サポートセンター代表
ITC 中小企業診断士 原 正紀
「5×2の法則〜経営者の挑戦が生んだ成功の方程式」という本を出版
しました。私がこれまで面談した経営者は1,000人を越えており、
月刊誌:企業診断のトップインタビューを中心に、そのエッセンスを
まとめたものです。“5つの経営資源と2つの挑戦”というフレームで
展開しています。
これまで経営資源といえば「ヒト・モノ・カネ・情報」などとシンプル
に割り切ってきましたが、本書では「ヒト・客・カネ・IT・ナレッジ」
と5つの“新・経営資源”を提案しました。特に“IT”は従来の“情報”
から一歩進めて、情報の収集・選別・処理・蓄積・活用といった一連
の流れを経営資源としての“IT”と捉えました。これによりITコーディ
ネータの重要性の再認識につながるのではないでしょうか。
私は現在「ジョブカフェ」という、若者の就業を支援する活動に
携わっています。フリーターやニートといわれる若者は内閣府の統計
によると500万人以上!それは団塊の世代に匹敵するボリュームです。
その自立を支援するのは大人として当然の役割だと思っています。
ホームページの運営、メルマガの発行、利用者管理システム、ネット
カウンセリング、eラーニングなど、ITを駆使した運営にトライアル
中です。
執筆でもジョブカフェでもITを駆使できるのは、ITコーディネータ
であるおかげですね。ITコーディネータに感謝!!
ホームページ: http://www.jobcafe-sc.jp/ (ブログ連載中)
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◆地域ITコーディネータに求められることってなんだろう
中央青山監査法人 広島事務所 ITC 溝下 博
広島県呉市から、私たち、地域のITコーディネータの活動に積極的に
ご協力いただいている湯川さん(睦産業代表取締役)を紹介します。
IT導入の事例についてはCOMPASSやリンクを参照していただくとして、
「地域のITコーディネータと地域の経営者の良い関係」をお話し
しようと思います。
ITSSP事業をきっかけに湯川さんとITコーディネータとの付き合いが
始まったわけですが、これまで成熟度診断の実証実験や、IT活用型
経営革新モデル事業、IT経営百選など本当に多くの事業にチャレンジ
されました。そうお話しすると、ずいぶんITに積極的な経営者を想像
されそうですが、そういう訳でもありません。
あるITコーディネータの話しの後、「何か違和感のある話しだなぁ」と
正直にこぼされたこともありました。当初から、そして今も、ITを
「神風」のように思われているわけでもありませんし、特に他社事例
を気にされる風もありません。その席での「スパイシー」な事例紹介
や「狼少年」のような提案を懐疑的に思い「しっくりいかない」と
お感じになったのでしょう。
実は、私もその席で同様に「違和感」を持っていました。ITの最新活用
事例やITC活用のPRも参考にはなりましたが、経営者と「違和感」を
共有できたことをとてもうれしく思いました。
・ITCAホームページ:睦産業(株)事例
http://www.itc.or.jp/topics/itjr/itjr_index.html#mutsu
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◆「千葉県における当組織のIT経営応援隊活動 近況」
NPO法人千葉県ITコーディネータ
理事長 鈴木英男
本年度IT経営応援隊千葉県事業に当組織ならびに個人として11月から
活動を開始しています。まず、11月16日に開催された「IT経営革新
フォーラム」(行政と金融機関主催)では、基調講演と出展企業31社
の各ブースでの商談会および県並びにITCの相談コーナーが設けられ
千葉県内のITCグループによる参加企業への支援活動が行われました。
このフォーラム開催を契機に、参加ITCによるIT経営応援隊千葉県事業
活動が千葉県産業振興センターによる指導のもとに開始されることに
なりました。具体的には、まず、私の最初の支援活動として、「IT
お助け派遣」事業を12月1日に実施し、1月以降には「IT経営成熟度
診断」も合わせた活動を予定しています。
当組織内ITCの80%は独立系ITCで、独自の契約企業などとの仕事を
していることから、地域企業への支援活動に携わる時間が限られて
はいますが、これまでの3年間地域行政・金融機関などと協業して
行ってきたITSSP事業の経験を基に、IT経営百選の優秀賞に選ばれた
千葉県で唯一の企業「有限会社 ますだ」(上記基調講演事例発表・
落花生の製造・販売)に続く伝道師の発掘に、今後、尽力していき
たいと考えています。
NPO法人千葉県ITコーディネータ: http://npo-chibaitc.or.jp/
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2.ITC協会からのお知らせ
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◆ ITC協会がITCと一般企業、団体とのビジネス連携を推進
ITC協会業務開発・広報委員会では、ITCのビジネス拡大をサポート
するためITC協会が受付窓口となり、ITCとビジネス連携を希望する
企業、団体を募集し、連携要請の内容を審査ののち、すべてのITCに
ホームページ(ITCのページ)やメール等で情報公開を行うことと
致しました。
協会ホームページには、今月のトピックスに詳細を掲載しています。
http://www.itc.or.jp/index.html
協会ホームページ(ITCのページ)
http://www.itc.or.jp/topics/topicsU14C00.html
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◆ 「新ITCプロセス・ガイドライン継続研修」が全国各地でスタート!
ITCおよびITC補資格者にとって必須とも言える「新ITCプロセス・
ガイドラインの理解」研修がいよいよ、12月10日(土)の大阪会場を
皮切りに来年3月末までの4ヶ月間にわたって全国49会場(受講者計画
:約3千名)で開催されます。
既に受付を開始しておりますので、まだの方は、是非お早めにお申し
込みされますよう、お知らせします。
・「新ITCプロセス・ガイドラインの理解」研修コース 開催日程一覧
http://www.itc.or.jp/seido/pgl_kenshu.html
・新ITCプロセス・ガイドラインほか
http://www.itc.or.jp/seido/guideline_v1_0.html
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◆ 当協会 関会長が新聞社インタビューに応えて記事掲載
経済産業省など中央省庁等に関係の深い(株)経済産業新報社が発行する
経済産業新報(12月5日号)に関会長のインタビューが掲載されました。
また、関会長は12月1日(木)ITC近畿会(田内会長)の特別研修会
(財団法人関西情報・産業活性化センター、ITC協会後援)で満員の
参加者に対して基調講演「ITCへの期待」及び意見交換を行いました。
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3.編集後記 ITC協会 広報担当 松下 正夫
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少年易老学難成 〜 少年老い易く学成り難し
一寸光陰不可軽 〜 一寸の光陰軽んずべからず
明日から日本全国各地で、ITC全員の受講を前提とした
「新ITCプロセス・ガイドライン継続研修」がスタートします。
ITCが継続学習を積み、実務を重ねて、毎年更新するという制度は、
いくつかの課題はあるもののその考え方は多くの方に支持されてきて
おり、現状制度の問題点等を改善した新制度が今月中に発表されます。
今年度は継続研修として、協会主催110、協会認定90、協会後援研修
(ITC組織主催等)250の、合計約450の研修が開催されていますが、
ITC制度を通じてこうした多くの自己研鑚の場が生まれてきています。
今年も年の瀬、知識ポイントの累計値も気になる頃ですが、編集子は
わが身自身の数十年間の知識ポイント累計を振り返り、反省しきりです。
最後に冒頭「偶成」の続きをNHK教育テレビ番組の解説付きでお送り
します。
未覚池塘春草夢 〜 未だ覚めず池塘春草の夢
階前梧葉已秋声 〜 階前の梧葉已に秋声
(池の端の草を眺め春だなあ夢みたいだなあ とまどろんでいるうちに、
庭先の桐の葉は黄色く紅葉して、既に秋になってきている。)
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