ITCAメールマガジン「創新」バックナンバー



◆◆◆◆◆ ITCAメールマガジン「創新」 第99号 2006.1.27 ◆◆◆◆◆

 メルマガ「創新」は、ITC協会会員、ITC資格認定者並びにITC制度に関心を
 持って頂いている皆様(約7千名)に毎月第2/第4金曜日にお送りしています。

━ INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……
 1.ITCビジネス成功事例情報
  【顧客感動度を向上させる!】
  【ITCの集まりはビジネスのもと】
  【ITCとのベストマッチングで市場創造】
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 2.ITC協会からのお知らせ 
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 3.編集後記
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 2.ITコーディネータ・ビジネス成功事例情報

**このコラムでは全国のITCから寄せられた生の成功事例情報を掲載します**
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 ◆顧客感動度を向上させる!

                      有限会社ダイコンサルティング 代表取締役
                     協同組合戦略プランナー21 理事長 ITC 坂田岳史

 私は、ITC活動の中で常に「顧客感動度」というものを意識しています。
 よく、顧客満足度という言葉が使われますが、お客様に満足して頂く
 のは当たり前であり、満足して頂いたうえにさらに、感動を得て頂く。
 ITCが広く世間に認知されるためには、私は顧客感動度向上が必要だ
 と常に考えて行動しています。
 実は、このような話を友人にしたところ、「1万円の商品を5000円
 で売ったらお客様は感動してくれる。顧客感動度は割引すれば達成
 できるのではないか?と言われました。
 
 話は変わりますが、昨年の12月3日に京都西京極競技場でJ2リーグ
 の京都対甲府戦がありました。この日は、西京極での最終戦という
 ことで、入場料が通常の半額でした。入場料が半額だと、確かに
 嬉しいですね。確かに、満足度は向上しました。しかし、感動は
 しませんでした。感動したのはその試合です。
 この試合では、京都サンガは既にJ2優勝とJ1昇格を決めています。
 ですので、ある意味消化試合です。一方、甲府はこの試合に勝てば
 J2の3位が決定します。3位になれば、J1の14位のチームと入替戦
 に出場できます。この3位がかかった試合では、甲府の選手の
 モチベーションが非常に高く、常にサンガは圧倒され続け、結局
 1−2で甲府が勝ちました。試合を見ていて、甲府の選手の迫力と
 熱意、そして、絶対にJ1に昇格するんだ!という熱い思いが伝わって
 きました。応援している京都は負けましたが、甲府の選手の素晴ら
 しいプレーを見て、人間というものは大きな目標があれば、ここまで
 できるんだ!と非常に感動しました。
 いくら入場料が半額になっても、多少の満足度は向上しますが感動
 はしません。感動は試合の内容なのです。ITCも同じで、指導料を
 半分したからと言って感動度は向上しません。やはり、本当にこの
 会社のために尽くすんだという熱い思い持ち、そして結果を出すこと
 が感動度向上につながると思います。

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 ◆ITCの集まりはビジネスのもと
   
                     小島総合研究所 代表
                 ITC 中小企業診断士 小島康男

 コンピュータ会社勤務でしたが3年前に独立しまして、現在、中小
 ・中堅企業の情報化の支援や経営戦略立案支援、IT関連のセミナー
 の講師などをしています。

 仕事のお話は、「こういう会社さんで次期システムを検討されよう
 としているんだけれど、小島さん、手伝ってもらえる?」、「社長
 後継者の方対象のセミナーでIT活用のポイントを講演していただけ
 ますか。」、「弊社(IT関連の会社)の社員教育セミナーで話して
 くれない?」というように、知り合いの方からのご紹介でいただく
 のがほとんどです。知り合いの方とは、ITCや中小企業診断士の勉強
 会や研究会で知り合った方々です。
 
 会社勤務の時からそういう勉強会や研究会に参加して、いろんな方々
 と知り合う機会を得ました。会社勤務だと、普通は社内の人と取引先
 の方くらいしかお付き合いがなく狭い世界です。しかし、こういった
 会でいろんな方といろいろなトピックについてお話しすることにより、
 自分の視野が大きく広がったと感じています。
 そして会のメンバーの方と共著で本を出版したり、先にご紹介した
 ように独立してからは仕事をしていく上でのベースになっています。

  今、ITCの多くの方は企業勤務です。ITC協会には、この企業勤務の
 ITCの方々が活動できる場として、そしてITCの資格を取ってよかった
 と感じれる場として、ITCの勉強会や研究会の設立・運営を支援する
 施策を希望しています。

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 ◆ITCとのベストマッチングで市場創造
  〜ITMS協同組合の成功事例〜

               ITマネージメント・サポート協同組合 
                     専務理事 ITC 斉藤良一

 当団体は、設立して4期目を迎えた関東圏(1都7県)の組合員42
 名、個人会員40名のITCからなる組合組織です。
 本日は、これまでの事業の中で組合員であるITCと連携先企業との
 ベストマッチングによる新市場を創造している事例をご紹介します。
 当組合は賛助会員としてIT企業6社と連携ビジネスを展開しています。
 そのうち、トランスコスモス株式会社とは、相互の特徴を補完した
 ビジネスを展開し実績をあげています。その成功のポイントは次のと
 おりです。
 
 1.ITCとトランスコスモスのエンジニアがチームを組んで提供する、
  ノウハウと実行力を備えたサービス(ITマネジメントサービス)を
  開発した。
 2.システム運用診断/モニタリングツール T-Monitor(トランスコス
  モスとERP研究推進フォーラムが共同開発)のアセッサの主たる
  担い手に、当組合加入ITCがなっている。
 3.相互の補完した要素
  (1)ITC側の要請と特徴   
  ・高い技術力と豊富な経験がある。
  ・フルタイム稼動の稼動は難しい。
  ・経営レベルの話が出来る。   
  (2)連携先(トランスコスモス)の特徴
  ・コンサル的なスキルは不足するが、ドキュメント作成、
   SE業務など実業務の遂行力は豊富。
  ・既存顧客を多く持っている。
  ・営業力がある。
 4.実績(2005年10社11件)
  当組合では、広く関東圏のITCの参加を求めています。
  また、現在次の6つの研究会活動を実施しております。ご興味の
 ある方は下記アドレスを参照して下さい。(パッケージ事業、IT
 成熟度診断、プロジェクトマネジメント、情報化リーダー育成、
 EDI推進、スモールエンタープライズアーキテクチャ)

 ・ITマネージメント・サポート協同組合:http://www.itms.or.jp/

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 2.ITC協会からのお知らせ 
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 ◆IT戦略本部策定「IT新改革戦略」にITCが明記されました!(1月19日)

 小泉総理を本部長とする「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部
 (IT戦略本部)」が、1月19日に発表した「IT新改革戦略」(ポストe-Japan
 戦略)の中に「ITコーディネータ」が、以下の大きく2つのテーマ
  ・「IT経営の確立による企業の競争力強化・・を支援する外部人材として
   (本文P24〜25)」、
  ・「 世界に通用する高度IT人材の育成・・で掲げる人材として
   (本文P36)」明記されました。
 今後、ITCは政府施策の中においても大きな期待を担うことになります。
 
 ・首相官邸ホームページ(IT戦略本部)資料4-2(本文)
  http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/dai35/35gijisidai.html

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 ◆「地域のIT経営応援隊立ち上げ計画」ワークショップ開催(2月〜3月)

  当協会(業務開発・広報委員会 西岡郁夫委員長)では、全国各地域
 におけるITCビジネス組織活動の立ち上げ・自立化支援施策の一環と
 して、昨年9月30日の第6回全国コミュニティ大会で「地域のIT経営
 応援隊立ち上げ計画」策定を呼びかけました。これに応えて、計画書
 を提出した11組織の代表者と協会関係者等が集まり、全国3ブロック、
 3会場(2月15日:京都、2月18日:富山、3月1日:広島)で標記ワーク
 ショップ(意見交換会)を開催します。
 全国147組織広報責任者には各組織1名のオブザーブ参加を2月7日まで
 受け付けています。

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 ◆当協会機関誌の「愛称」募集のお礼

  去る1月18日、当協会会員・ITC資格者の皆様に、4月に創刊を予定
 している協会機関誌の愛称募集をメールにて行いましたが、23日の
 締め切りまでに、89名の方から123件の熱い応募をいただき関係者
 一同感激しています。
 どうもありがとうございました。
 現在、機関誌編集・作成WG、業務開発・広報委員会等で検討して
 いますので、決まり次第発表させていただきたいと思います。
 
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 ◆ソフトウェア開発支援事業の公募開始・説明会開催について(IPA)
 
 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)では、2006年度(上期)の
 ソフトウェア開発支援事業公募を開始しました。これに伴い全国9箇所
 (札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、松山、福岡、沖縄)で
 「公募説明会」が開催されます。
 なお、公募説明会の受付は下記ホームページで行っています。

 詳細は、下記、IPAホームページをご覧下さい。
 http://www.ipa.go.jp/software/2006/index.html

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 ◆中小企業IT入門マガジン「COMPASS 冬号」発刊のお知らせ

 当協会が編集に協力しITCの活躍事例やIT経営応援隊の情報が多数
 掲載されている、季刊誌COMPASS(潟潟bクテレコム社発行)の2006年
 冬号が、1月26日に発刊されました。
 経営者に対するITCのビジネスツールとして多くの方に活用されて
 いますのでご希望の方は、各URLから協会広報までお申し込みください。
 
 ・ITCAホームページ: http://www.itc.or.jp/w_cso/compass/

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 ☆★☆ 知識ポイント取得セミナー・研修コース 新着情報 ☆★☆

 【ITC協会主催セミナー(平成17年度) 案内・受講申込受付中】   
  https://wwt.itc.or.jp/seminar_guide/indexP.html

 【研修機関が開催するITC協会認定専門知識研修コース】
  http://wwt.itc.or.jp/seminar_guide/

 【ITC協会後援セミナー】
  ITC届出組織等が主催する知識ポイント付セミナー (新規登録多数!)  
  https://wwt.itc.or.jp/seminar_guide/indexS.html


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☆このメールマガジン「創新」は、皆様からの投稿(情報)をお待ちしております☆

  以下お問い合わせフォームから「広報関連」宛てにお願いいたします。
URL:https://wws.itc.or.jp/cgi-bin/form/toiawase/mailsend.cgi
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 3.編集後記         ITC協会 広報担当  松下 正夫
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 政府の「IT新改革戦略」の中で、2010年を目標とした「ITの恩恵を実感
 できる社会の実現」を推進する「人材」としてITCが明記されました。
我々ITCは、来年度からの第2ステージにおいて、是非ともこの日本国
 からの付託に応えるべく行動していきたいものです。
 
 資本主義社会のルールと企業倫理。ライブドアの栄枯盛衰の本質が
 何だったのか。大きく世間を揺さぶる出来事がマスコミを賑わしています。

 「IT経営」の実現によって素晴らしい会社を作り上げる、とした時、
 経営者と共に新たなビジネスモデルを追求するITCが考える「目指す
 べき経営」とは何なのでしょうか。 
 ITCは、「経営」と「IT」のプロフェッショナルとして、経営者の
 よき支援者の立場で、自らの価値観と座標軸をしっかりと持つべき
 なのでしょう。

 日頃から不勉強であまり本を読まない編集子が、最近、共感したのが、
 新潮新書の「国家の品格」(藤原正彦著)です。
 「荒廃した日本を立ち直らせるのは論理よりも情緒、そして武士道
 である」等々、品格のない編集子には背筋が伸びる思いでした。
 
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 「創新」のバックナンバーは、下記に掲載しています。
  http://www.itc.or.jp/mailmaga/mailmaga_top.html

 *注意*
   このメールアドレスは送信専用アドレスです。
お問い合わせは、以下お問い合わせフォームから「広報関連」宛て
にお願いいたします。
URL:https://wws.itc.or.jp/cgi-bin/form/toiawase/mailsend.cgi
本メールにそのまま返信頂いても、ご質問等にお応えすることが
   できませんのでご注意下さい。

 【配信停止方法】 
  ITC協会ホームページ「お問い合わせ窓口」ページ(下記URL)から
  【広報関連】を選択いただき、お申し込みください。
 https://wws.itc.or.jp/cgi-bin/form/toiawase/mailsend.cgi/mailsend.cgi

 【送付先変更方法】
 ★ 資格者の方 ★
  資格者及びケース研修受講者の方のメールアドレス変更は、
  協会HPトップ画面の 左メニュー「資格者情報登録修正」 で、
 【連絡先メールアドレス】を変更してください。
   https://wws.itc.or.jp/auth/

 ★ 会員の方 ★
  脱会・登録情報変更依頼書、あるいは記名登録情報変更依頼書を
  お送り下さい。
   http://www.itc.or.jp/kaiin/kaiin3.html

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 発行/編集: ITコーディネータ協会 広報担当 松下
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