「ＩＴカイゼン実践報告〜つながる町工場への挑戦」
ステンレス製品のオーダーメイドを強みとする当社の板金事業は、従業員数10名以下の小規模事業。個別受注型の高付加価値モデルを目指すも、扱う情報量の多さと複雑さ、ベテラン職人から若手への世代交代など課題山積。その解決手段を、ＩＴカイゼンによる情報の見える化と清流化に求め、成果をあげてきました。
さらに、企業の壁を越えた「つながる町工場」に向けた新たな取り組みを始動させる当社の、今後のビジョンを報告します。
株式会社今野製作所 代表取締役 今野 浩好氏
PROFIRE
1962年東京都生まれ。
大学卒業後の10年間、大手工業用ゴム部品メーカーの生産・購買の本社統括部門に勤務。
生産戦略立案、全社購買システム再構築等のプロジェクトを経験。
1996年、経済産業省認定資格、中小企業診断士登録。
1996年、今野製作所入社。福島工場の生産革新、技術開発力強化、ＩＴ活用推進、新事業である福祉機器開発などに取り組む。
2004年より代表取締役社長。
東京商工会議所ICT推進専門委員会（2013-2014）、ITコーディネータ協会データ連携調査研究委員会（2011-2012）などの場で、中小・小規模ものづくり企業のIT活用の実践経験を報告している。