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11:35〜12:15 IT経営推進事例
「IT活用による『能率経営』と『価値の創造』を目指して」

介護用食品の企画開発・販売メーカーである弊社は、小規模な組織ながら日本全国をターゲットにした広範なビジネスを展開している。高齢者が増加するなか市場環境は恵まれており創業以来増収を続けている。しかし、恵まれている環境だからこそ業務における課題の増加、企業参入が相次ぎ価格競争が激化していく。そうした環境に対応するためにも、ITコーディネータと協業した(IT活用による「効率経営」と「価値の創造」)を、一つの事例としてご紹介していく。
   
中小企業IT経営力大賞2014 ITコーディネータ協会会長賞受賞
 
株式会社フードケア CIO兼総務部係長 按田 憲告氏

PROFIRE

神奈川県出身、中央大学卒業。ITベンチャー企業勤務にて開発部門と管理部門の経験を経て、2009年株式会社フードケアに入社。代表取締役の竹内豊による、少数精鋭主義である経営スタイルにはITの活用が不可欠であることを理解し、2012年よりIT業務全般の実務リーダーとして携わる。2014年中小企業IT経営力大賞において「ITコーディネータ協会会長賞」の受賞企業として選ばれたことに大きく貢献。同社においてCIO兼総務部係長として現在活躍中。

IT活用により少数精鋭で売上・利益増を実現、その成功要因を以下のように考えている。
1.3カ年経営計画、年度経営計画に経営戦略、IT戦略が明示され全社ベクトル合わせができている。
2.IT戦略の実現は若きCIOを中心に全社プロジェクトで推進してきた。
3.基幹システム導入はバックヤード総務部、SFAは営業部が責任を持った。
4.少数精鋭でベクトル合わせが容易だった。
5.支援のITCが第1フェーズではアクセス開発を担い、そこで業務を熟知したITCは第2フェーズでは、基本設計を担った。

ITC 田中 渉氏

PROFIRE

1967年4月〜1998年1月
日本ユニシス株式会社勤務、情報システム構築、運用支援およびコンピュータ機器開発に携わる。開発部長として多くのプロジェクトリーダーを経験。

1998年2月〜現在
株式会社東京IT経営センター代表取締役。ITコーディネータとして13年間、多くの企業に対し、経営戦略からIT化推進のコンサルテーションを行ってきた。中小企業の経営改革支援に数多くの実績あり。現在、登録パートナーと連携し、「企業の儲けの仕組み見直し・再構築」の支援を中心に活動している。この間、約50社の支援を行う。
(製造業:30社、卸・小売業:10社、サービス業等:10社)
その内、中小企業IT経営大賞受賞企業2社、認定企業1社。