「自治体のマイナンバー導入の課題とこれからの展開
〜マイナンバー制度とITCの活躍の場〜」
私たち一人ひとりに関係してくる大事な制度、マイナンバー制度の利用が2016 年1 月に始まります。各自治体では、現在マイナンバー導入に向けた取り組みの真っ最中です。 このパネルディスカッションでは、今まさにマイナンバー導入に取り組まれている自治体職員の方と、自治体を支援されているIT コーディネータの方に、今後の展望も交えてお話しをしていただきます。マイナンバー導入に関して、自治体ではどのような取組がなされ、どのような課題があるのでしょう。その課題解決のため、IT コーディネータには何ができるのでしょう。自治体支援者として求められるIT コーディネータ像を、イメージできるのではないでしょうか。
パネリスト
湯沢市役所 佐々木 訓氏、ITC 大澤 昌氏
交野市役所 寺島 孝彦氏、ITC 新田 実氏
モデレーター
榎並 利博氏
PROFIRE
佐々木氏
平成４年に入庁後、電算室で自庁ホスト運用管理に携わる。平成１６年には合併市町村電算担当から構成された「電算統合等推進チーム」メンバーとして新市インフラ基盤の構築プロジェクトを主導する。合併後は現在の情報統計班に移り、主に基幹業務システムの運用管理を担当。その後、平成２６年３月２４日開庁した新庁舎の行政インフラ基盤構築プロジェクトに携わるとともに、平成２５年度からは基幹業務システム更新プロジェクトを立ち上げ、庁内における「業務・システム全体最適化」に取り組んでいる。
市町村向け財務会計、給与、介護保険、住民税申告、教育、内部情報系等のシステム設計・開発、運用・保守に従事。
平成15年：有限会社エーエスティコンサルタント設立(現：株式会社ＡＳＴコンサルタント）設立。秋田県及び市町村、一部事務組合、独立行政法人等に対して、市町村合併電算統合コンサルティング、地域情報化計画策定支援、システム調達支援、プロジェクトマネジメント、ITガバナンス構築、システム監査、電算共同化支援、職員研修等を行っている。
1995年（平成７年）、交野市役所に入職。環境部環境事業所、財政健全化推進室、市長公室情報担当を経て現職。
情報課では2011年（平成23年度）の基幹系システム再構築、情報系システム再構築を皮切りに、戸籍システム、都市計画GISシステム、こども子育て支援システム、その他庁内のほぼ全ての情報システムの導入に携わる。
また、情報システム以外に市広報、個人情報保護の業務及び臨時福祉給付金の支給業務も兼務している。
ITC新田氏
1991年、北大阪商工会議所（情報センター）に入所し、システムエンジニアとして主に地方自治体向け情報システムの開発に携わる。SE時代10年以上にわたり交野市のシステム担当として従事する。その後、経営コンサルティング会社への転職を経て2005年に独立。関西のITコーディネータ組織に所属しフリーのITコンサルタントとして活動を開始。2008年ITコンサルティング会社「株式会社クロスミット」を設立し代表取締役に就任。現在に至る。
平成22年〜現在 交野市情報化推進アドバイザ
平成25年〜現在 守口市ICT最適化アドバイザ