「ケース研修」の運用が2010年第3期より変わります
2010年9月15日
特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会

ITコーディネータ(ITC)協会では、2010年第3期ケース研修より、カリキュラムの運用方法の変更を行います。

「ケース研修」15日間のカリキュラムを、前期3日間のプレ研修と後期12日間のメイン研修とした運用に変更します。このカリキュラム改訂により、協会が認定する「IT経営体感ケース研修」を企業内や研修機関などで修了済みの方は、前期3日間のプレ研修が免除されます。

「IT経営体感ケース研修」については、こちらのページをご覧ください。


【改定の狙い】

 当協会ではITCの実践力強化について3年間にわたる検討に取り組み、この中で、ITCプロセスガイドラインや研修のあり方につき議論を重ねてきました。
 本年6月にITCのスキルやキャリアに関する最終的な整理を終え、「ITC実践力体系」として公開を行い、かつ「ITC実践力ガイドライン」の発行を行ったところです。この実践力体系では、ITCがIT経営を実現する実践力を身につけるためには、企業の成熟度に即した応用力の醸成が必要であること、またITCビジネスの獲得には、IT経営に対する認識プロセスの実践が重要な要素を占めることを確認、これに基づくITC資格者の育成、研修コースについて改定、強化を行っていくことにしています。
 今回の「ケース研修」の改定では、これまでの長期15日間1本の研修コースを見直し、IT経営の考え方とプロセスの概要を掴み取る短期の「プレ研修」カリキュラムを新たに位置づけ、改めて12日間のメイン研修でより幅広くより深く演習していただくカリキュラムとなります。

【変更内容について】

@カリキュラム内容の詳細
 別紙1「ケース研修カリキュラム」をご覧ください。
A後期12日間のみ受講の方の受講料
 協会が認定する「IT経営体感ケース研修」を企業内や研修機関などで修了済みの方は、後期12日間のメイン研修のみの受講で済むようになります。
この時の受講料は、400,000円(税別)となります。

【IT経営体感ケース研修との関係】

 「IT経営体感ケース研修」は、標準3日間コースとなっていますが、他に、日程も2日間コース、5日間コース、教材も異なるものが用意されています。どのコースを受講しても、ケース研修受講の前提条件としての差異はありません。
 「IT経営体感ケース研修」は、各企業の社内研修として導入が始まっているほか、民間の研修機関でも受講が可能です。研修実施機関によって、研修コース名称が異なる場合がありますので、受講の際、ITコーディネータ協会が「IT経営体感ケース研修」として認定した研修コースであることをご確認ください。
 「IT経営体感ケース研修」の受講料は、研修コース、使用教材、実施機関によって異なります。

【改定による受講者のメリット】

@ IT経営の考え方とプロセスの全体感を、事前に「プレ研修」で掴んでいただくことにより、12日間の「メイン研修」での理解力がさらに深まります。
A 「IT経営体感ケース研修」と「メイン研修」の受講時期をずらすことで、受講日程の調整がしやすくなります。
B 「IT経営体感ケース研修」は、今後、企業、民間研修機関、IT業界団体、地域ソフトウェアセンターなどでも開催されるため、全国各地での受講機会が拡大します。
C ITC試験受験を目指す方は、「IT経営体感ケース研修」 を先に受講することで、効果的な学習が可能となります。
D 「IT経営体感ケース研修」の受講を通じて、「メイン研修」の受講判断がしやすくなります。

【新しいITC資格取得プロセス】

新しいITC資格取得プロセスを図解すると以下のようになります。


ITコーディネータ試験、専門スキル特別認定試験についての詳細は、こちらをご覧ください。