ITコーディネータ資格取得者の声(金融機関)

更新日:2026年1月22日


ITコーディネータ資格を取得された方のメッセージをご紹介しております。(金融機関)

その他のITコーディネータ資格取得者の声はこちらからご覧ください。

堀江 和也 様(2024年度資格取得者)
 私は長年、銀行の支店で渉外業務を行いながら、担当先の中小企業の経営相談に乗ってきました。多くの中小企業経営者と接する中で、資金繰り以上に「ITを活用した業務効率化や新しいビジネスモデルへの転換」、つまりDXに悩んでいる実態を痛感しました。この課題を解決するため、銀行員としての知識とITの知識を橋渡しするITコーディネータ(ITC)資格の取得を決意しました。
 取得にあたり苦労したのは、単なる技術知識ではなく、「経営とITを統合的に捉えるフレームワーク」の理解です。技術者向けの資格とは異なり、経営戦略、組織、財務といった広範な知識と、それらをITでどう実現するかというコンサルティング能力が問われます。特に、実践的なケーススタディや論文作成は、銀行業務とは異なるアプローチが必要で、業務時間外の学習に多くの時間を費やしました。
 ITC資格を取得して最も良かったのは、お客様の漠然とした課題を「経営的な視点から整理し、IT導入による解決策として具体的に言語化できる」ようになったことです。
 以前は「システムが必要だ」という感覚的な話に留まりがちでしたが、今は、経営戦略を起点としたIT投資の費用対効果(ROI)やリスクを明確に説明できるようになりました。これにより、従来の融資相談に加え、「地域企業のIT導入計画策定支援」に関する提案が増え、お客様に喜ばれる機会が増えました。今後は、自身の担当企業だけでなく、銀行内でフィンテック戦略会議への参加や、地域本部でのDXセミナー講師を任されるよう、活動の幅を広げていきたいです。
 私の今後の目標は、銀行員としての信頼性と、ITCとしての専門性を融合させた「地域に根差したITCバンク」を実現することです。単なる資金の出し手としてではなく、地域の中小企業が抱える経営課題に対し、真に効果的なIT戦略を提案し、その実行まで伴走できるパートナーでありたいと考えています。金融とテクノロジーの力を結集し、地域経済の活性化に貢献してまいります。

佐藤 幹也 様(2024年度資格取得者)
 私は地方銀行の営業企画部門で、営業戦略の策定や営業のDX推進を担当しています。ITコーディネータ資格を知ったのは、地域企業のDX勉強会で「経営とITの橋渡し役」として紹介されたことがきっかけでした。システム導入の担当者ではなく、経営課題から伴走できる人材になりたいと考え、受験を決意しました。
 学習では、ケーススタディを通じてIT経営のフレームワークを一つひとつ自身の業務に当てはめて考えることに苦労しましたが、講師や受講仲間との議論を重ねることで、単なる知識ではなく「問いの立て方」として身についていきました。資格取得後は、営業現場との対話で、業務プロセスやKPI、データ活用といった観点から課題を整理し、システム要件だけでなく業務の見直しまで含めた検討や推進ができるようになったと感じています。その結果、企画の初期段階から関係者の認識のすり合わせを意識するようになり、提案の精度や納得感も高まりました。
 今後は、金融機関の立場から地域企業とITベンダーをつなぐハブとして、現場目線でのDXプロジェクトを一件でも多く成功に導き、地域の持続的な成長に貢献していきたいと考えています。資格更新を機に、実務での実践例をさらに蓄積し、コミュニティでの情報交換にも積極的に参加していきたいと思います。

安友 義人 様(2024年度資格取得者)
 私は営業職で、経験社数は5社。社内SEの経験が10年以上あり、総務系のいわゆるバックオフィス職もひととおり経験しました。今は銀行でお客さまの課題解決を、IT活用を通して支援するコンサルタントです。
 勤務先からITコーディネータ資格を勧められたのが取得のきっかけでした。社内SEとバックオフィス全般の経験から「経験に勝る資格はない」と常々考えており、ITコーディネータも大したものではないと考えていました。
 ケース研修に申し込み、教材を流し読みすると、それは体系づけられたITコンサルティングそのものであると感じました!今までのキャリアを体系付ける内容で、目から鱗でした。オンラインでのケース研修では、架空のビジネスモデルから経営とITの利活用をリアルに学ぶことができました。実際の試験は正答率67%とギリギリの合格で、かなりヒヤヒヤしました。合格点を取るコツは、ひたすらプロセスガイドライン(PGL)を何回も熟読し、完璧に内容を理解することです。私は某企業の通信講座も併用しましたが、結局はPGLの熟読とその理解だけで合格しました。
 取得してからは、お客さまの課題の背後にある「本質的課題」をあぶり出し、IT的課題から経営課題へと視点を上げるスキルが身についたと感じています。
 いま、情報過多×タイパ重視×労働人口減少の世の中です。こういった時代だからこそ、技術に固執せず経営課題を認識し、課題の上流から本質にせまることができる、我々ITコーディネータの資格が必要と感じます。みなさんも、ぜひITコーディネータになってともにイノベーションを成功させましょう!

川原井 司 様(2023年度資格取得)
 私は地方銀行の本部で企画系の仕事をしています。役職定年も近くなりリスキリングの必要性を感じた時に会社で推奨されたのが、ITコーディネータ資格でした。ITパスポートを取得した勢いで、ITコーディネータの試験にも挑戦し、鈍った脳に鞭打ちながらも何とか合格することができました。
 ケース研修はすべてオンライン形式だったので、最初はZoomやSlackの操作に戸惑いました。しかし、緊張感のある濃密なカリキュラムをこなすうちに、いつの間にか慣れることができました。研修メンバーは約30人で、3人一組でチームを組み、課題に取り組みました。毎回、各チームがそれぞれの成果物を発表しましたが、同じ題材でもさまざまな角度からのアプローチがあり、感心させられることばかりでした。
 最近、地元のITコーディネータ組織に入会しました。月例会では、ITコンサルタントとして活動している先輩メンバーが講師となり、貴重な体験談や最新情報をセミナー形式で教えてくださいます。さらに、先輩方と一緒に地域のプロジェクトにも参加できる機会もあり、実践的な経験を積むうえで非常に有意義です。せっかく取得した資格を活かすためにも、積極的にスキルを磨き、将来的には自分の顧客を持てるよう努力していきたいと考えています。

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