会長挨拶

野村 会長  2022年6月23日に開かれた通常総会後の理事会におきまして、新会長にご選任いただきました野村でございます。何卒よろしくお願いいたします。

 わたくしは、日本ユニシス株式会社(現BIPROGY株式会社)にて約20年間もっぱら金融システム部門で仕事をいたしまして、その後、ITコーディネータとして独立し、仲間とともに約15年中小企業の現場で揉まれてまいりました。この間、経済産業省様、IPA様、中小機構様、日本政策金融公庫様、商工3団体様をはじめ、様々な中小企業支援機関様に大変お世話になりました。本当に感謝しかありません。

 そんなわたくしがこのDX時代に会長を引き継ぐことになった主な理由は、次の2点だと思います。1つめは協会の収入はおおよそ3億から5億円(令和3年度は約4億3千万円)、従業員数は10数名であり、大企業目線ではなく中小企業の強みを活かした経営を行う必要があるという事実です。急速な時代の流れに沿うための意思決定の速さと少数スタッフゆえに一丸になれるという小さな組織のメリットを生かさなければなりません。2つめは、現場で活躍するITコーディネータの皆様と、同じ目線で対話ができるということです。多くの方々にご賛同いただけるビジョンを提示し、対話を繰り返しながら、一気呵成にITコーディネータの存在感をさらに高めていきたいと考えています。

 ITコーディネータには、明確なパーパス(存在意義)があります。それは中小企業の現場で、資格制度発足以来20年間積み重ねてきた実績と信頼および期待です。我々の更なる活躍が日本を支えている中小企業の活気を促し、コロナ禍の痛みをも乗り越えて、明るい未来に導くと信じています。ITを経営に活かすことは元より、各種業界や地域の課題を解決するためにリーダーシップを発揮するITコーディネータを一人でも多く生み出し、次の世代にもこの志を引き継いでいきたいと思います。皆様、ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。

「愛されるITコーディネータ協会を目指して」
 2022年6月23日
特定非営利活動法人ITコーディネータ協会
会長    野村 真実

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