2013年2月21日 |
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協会では、ITCの皆様方の自主的な「テーマ研究会」活動を支援しています。届出組織や企業内内で、研究会を立ち上げるケースや、公開と他の専門家団体とタイアップして研究会を作って入り例もあります。いずれにしても、その研究成果を公開し、ITC相互の知見が活用され、ITCの「知のネットワーク」化が図ることを狙いとしています。 今回、IPAでの研究事業に携わったメンバーが集まり、「テーマ研究会」を立ち上げることにしました。この立ち上げについて、会員募集のご案内を協会として広報します。 募集要項をご覧いただき、ふるってご参加されるようご案内します。 |
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利益を生むIT活用力の獲得技法GQM+Strategies®の ~新時代のIT経営を担うITコーディネータを目指して~
1.背景 「ITについては様々な施策を行っても、なぜかビジネス向上に直結しない」、「ITプロジェクトとしては成功しても、ビジネス上の効果が出ていない」などの声が多く聞かれる。その理由は、経営目標と整合性の図れないITプロジェクトを実行しているからである。この問題解決には、客観的判断を可能とする実践的な手法が必要であり、現在、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)において、GQM+Strategies®注1という企業の目標達成とIT導入計画の整合化、明確な目標達成の評価を実現する手法について、研究を実施している。 今後、IT経営の実現をミッションとするITCが、このGQM+Strategies®をIT活用力の強化手法として適用することで、日本企業のIT経営力強化に貢献したい。
2.目的 本研究の目的は、企業および団体の戦略とITプロジェクトの整合性を図り、的外れなIT化を排除することである。
3.活動 本活動は、GQM+Strategies®の活用ノウハウをまとめることで、ITCに求められる「戦略的なIT利活用の推進・実現」の能力を向上することである。具体的には、以下の活動を行う。 1)GQM+Strategies®の実用に向けた学習 2)ITCプロセスガイドラインとGQM+Strategies®のマッピング ・ITCプロセスガイドラインでのGQM+Strategies®の活用局面・方法の検討、 例えば、ITCのレファレンス(BSC等)との関係性・組合せ利用方法等 3)ITCがGQM+Strategies®を活用するためのガイドの作成 ・企業や地方自治体におけるGQM+Strategies®の活用ガイドの作成
なお、研究会には、GQM+Strategies®の開発に携わっているIPA/SEC(ソフトウェア・エンジニアリング・センター)の研究員に参加していただく。そのことによって、最新のGQM+Strategies®の動向、海外含めた企業における活用状況などの情報を提供していただく。
4.研究会のミーティング 研究会のミーティングは定期的(月1回~2回、平日夜を想定)に開催する。 ミーティング開催場所は、東京都内を想定している。具体的には、初回をITコーディネータ協会会議室(文京グリーンコートセンターオフィス9F)とするが、以降は研究会活動メンバーの所属企業・団体の会議室(持ち回り)とする。
5.予想される活動成果 多くのITCが、GQM+Strategies®を適用して企業および団体のIT活用力の強化を支援できるような実践的活用ノウハウがまとめられる。 また、ITCとしていかにGQM+Strategies®を活用し、企業および団体のIT活用力を強化できるのか、つまり、企業の利益向上、もしくは団体のサービス向上に貢献できるかが明らかになる。 ・ITCがGQM+Strategies®を活用するためのガイドの提供 ・企業および団体のGQM+Strategies®活用の提言
6.発起人 野村典文(ITC)、井出昌浩(ITC)、新谷勝利(IPA/SEC)、平林大典(IPA/SEC)
7.募集説明会
2013年3月13日(水)18時~ ITCA会議室
8.お問い合わせ、申し込み
参加希望、または説明会での説明を聞いてから参加の可否を決める方、いずれの場合も
ITコーディネータ協会 IT経営研究所 事務局 前田、鈴木修
氏名 以上
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