IoTでつながる社会の実現に向けて -中小企業の攻めのIT経営を推進-

 

2017年1月4日
特定非営利活動法人ITコーディネータ協会
会長 播磨 崇
 
あけましておめでとうございます。
 
日本再興戦略の中で述べられていますように、ビジネスや社会のあり方そのものを根底から揺るがす「第4次産業革命」とも呼ぶべき大変革が着実に進みつつあります。IoT、ビッグデータ、AI時代の到来と言われ、最近ではシェアリングエコノミー、Fintech、ロボット、およびAR/VRにつきまして元年だとも言われています。さらに、自動運転車など未来に向けての新たなイノベーションが次々と生まれ始めています。
 
一方で、インターネット活用が進む環境下で、企業経営におけるセキュリティ対策の重要性は、情報処理推進機構からも多くの情報発信・啓蒙活動を通じて着実に浸透してきていると思います。サイバーセキュリティにおける初の国家資格「情報処理安全確保支援士」も誕生します。
 
このような背景のなかでITコーディネータに寄せられる期待も大きくなっています。安倍首相と日本商工会議所の三村会頭との官民対話で実現された中小企業・小規模事業者に向けた専門家派遣において、国や商工会議所の説明のなかでもITコーディネータの活用が取り上げられています。
 
またITコーディネータと協会が8年間にわたり取り組んできました「共通EDIの研究活動」が実を結び、中小企業庁の平成28年度「経営力向上・IT基盤支援事業(次世代企業間データ連携調査事業)」を受託しました。中小企業における受発注業務のデジタルデータ連携実現による大幅な生産性向上を目指し、大規模な実証実験を開始します。
 
今年も協会は全国のITコーディネータや関係機関の皆様と連携しながら、中小企業のIT経営支援へ積極的に取り組んでまいります。
 
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 

 

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