2011年12月8日
ITコーディネータ協会 IT経営研究所
ITコーディネータ協会IT経営研究所は、経営情報学会との連携活動の一環として、経営情報学会の中に、「中小企業のIT経営研究部会」を立ち上げるべく準備を行っています。研究部会の発足には、学会員が最低10人必要となります。
ITCかつ学会員の方で、発起人にご賛同いただける方を募ります。(締め切りました。ご応募ありがとうございました)
お申込み、お問い合わせは、協会ホームページ「お問い合わせ」から「IT経営研究所」あてお願いします。
以下、発起人のお一人である、IT経営研究所客員研究員である松島桂樹氏(武蔵大教授、経営情報学会)からの趣意書を掲載します。
「中小企業のIT経営研究部会」計画概要
*目的・意義
日本の産業競争力にとって、中小企業の果たしてきた役割がきわめて大きいことはいうまでもない。これまでも産業クラスター、IT経営力大賞など政府も多大な政策をもって支援してきた。しかしながら、世界的な景気低迷、大手のグローバル戦略遂行にともなう生産拠点の海外移転、国家財政の悪化などにより中小企業振興も停滞している状況といえる。中小企業のもつコンピーテンスの疲弊のみならず、社会にとってもっとも重要な雇用の喪失につながりかねない。しかし、IT経営力大賞を受賞された企業を典型に、優れた中小企業が日本に数多いことも確かであり、確実にITが生き残りのための経営への重要な支援となってきている。
本研究部会では、これまで中小企業のIT経営を主体的に担ってきたITコーディネータなどの実務家との連携を図りながら、IT経営のあるべき姿を探求し、中小企業の経営強化を通じた日本の産業振興に寄与したい。
*活動
- 定期的な研究交流会の開催
-中小企業の事例研究、企業訪問
-中小企業トップとの交流
- 研究分科会(WG)活動によるIT経営の成功要因分析
-合宿など、集中的な研究活動
- ITコーディネータ協会との連携事業推進
-ITCカンファレンスへの参加
-学習意欲の高いITコーディネータの発足・育成
*予想される研究成果
- これまで、必ずしも十分でなかった、中小企業におけるIT活用に関する研究を通じて、経営情報学における中小企業研究の深化を探る
- 事例実証研究報告
- 政府、行政機関への積極的な政策提言
<お問い合わせ先>
ITコーディネータ協会 IT経営研究所事務局 前田 信太郎
電話 03-5733-8380
メールは、協会HP「お問い合わせ」より、「IT経営研究所」を選択し送信してください