1. 意見募集期間
第一次 5月19日(木)~5月31日(火) 13日間
第二次 6月10日(金)~6月30日(木) 21日間
2. 意見の件数
第一次 16名、 46件
第二次 8名、 33件
3. 意見の内訳
① 意見 32件
② 提言 11件
③ 修正意見 21件
④ 不明確の指摘 8件
⑤ 矛盾の指摘 3件
⑥ 誤りの指摘 4件
4. 意見に対する対応
各意見に対して、PGL改定ワーキンググループおよび協会で検討を行い、PGL原稿の修正を行いました。
ご意見をいただいた方々には、メールで回答を差し上げています。
意見に対するPGL改定への対応は、以下のようになりました。
① 意見・指摘を採用し、修正した 40件
② 意見・提言をいただいたが、回答にて答え、修正までは行わない 14件
③ 今回の改定範囲を越えるため、次回改定時の議論とする 25件
5. 意見と対応の概要
① 全体を通して
ガイドラインとして分かりやすくなったとの意見や、基準書らしくなったとの意見をいただきました。
② IT経営認識プロセスの組み込み
賛同の意見が多く、否定的な意見はありませんでした。
経営戦略フェーズとの違いが分かりづらいとの意見に関しては、記述を見直しました。
3つのフェーズで同じアクティビティ(3-1.持続的成長のための企業体質の確立、3-3.課題/解決策の可視化)
があった点に関しては、各フェーズによるプロセスの違いを記述しました。
③ 経営戦略達成度評価の組み込み
ITサービス活用フェーズにあった継続的活動の持続的成長認識フェーズへの移管とあわせ、
分かりやすくなったとの意見をいただきました。
④ 成熟度のスパイラルアップ
他の成熟度との関係で記述の修正意見があったものの、否定的な意見はありませんでした。
⑤ PGLの実行者(IT経営の推進者)を企業に統一
一部、実行者はITCではなかったのかとの意見もありましたが、すでにPGLVER.1.0からは実行者が企業と
なっているにもかかわらず、一部ITCが主語で残っていたため、今回の改定で一貫性が保たれたことになります。
また、今改定内容から、IT経営プロセスガイドラインと改称すべきとの意見もありましたが、今改定では、
ITCに関する参考記述も多く含まれているため、改称は次回改定での議論とさせていただきました。
PGLが、中小企業の経営者には分かりづらいとの意見もありましたが、こちらは「IT経営のススメ」として
既刊であるとの認識です。
⑥ ITCの役割の明確化と実践力の掲載
説明図が分かりづらいとの指摘には修正を行いました。IT経営の実行主体を企業にしたことで、
IT経営の支援者としてのITCのための活用ガイドが必要との意見もありましたが、すでに「ITC実務ガイド」
として既刊であるとの認識です。
⑦ ITCの規定類の掲載
改定作業中の6月に、「ITC行動規範」と「ビジョン2011」が策定されましたので、第1部「IT経営とITC」の、
第3章「ITC倫理規定」を「ITC規定類」とし、3つの規定類(倫理規定、行動規範、ビジョン2011)を掲載しました。
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