ITコーディネータ資格取得者の声(その他業種)

更新日:2025年2月17日
ITコーディネータ資格を取得された方のメッセージをご紹介しております。(ITベンダー、Sier以外の業種)
その他のITコーディネータ資格取得者の声はこちらからご覧ください。
佐々木 綾夏さん(2023年度資格取得)
 新卒から会計×ITコンサルとして10年程働いた後、企業内研修の企画営業を経て、現在は人事戦略・人事制度分野の非ITコンサルとして働いています。IT分野から離れて10年が経ち、DX時代において遅れは取りたくないと思っていた矢先、あるビジネス誌の折込広告でITコーディネータ資格の実践型研修が紹介されており、即申込みました。
 私の場合、会社からの斡旋ではなく個人で申し込んでいたため、資格取得までの3ヶ月は時間の確保に苦労しました。年度末の繁忙期、かつ、乳幼児が2人いて土日や平日夜の時間が取れないため、何とか有休を取得して研修に参加していました。しかし、業務×育児×実践型研修&課題×資格勉強が重なり、本当にしんどかったです。子供たちが寝静まった22時以降、夜な夜な課題に取り組んでいました。寝かしつけで一緒に寝落ちしてしまった時は、早朝の時間を使ったこともあります。実践型研修期間は研修と課題のみに集中し、資格試験の勉強は、研修の終了後、研修でお世話になっていたI&Iファーム東京から提供されていた想定問題をスマホ片手に隙間時間で少しずつ解き進め、何度も繰り返し対策することで、合格することができました。
 3ヶ月間本当に大変でしたが、特に実践型研修&課題に真摯に取り組むことで、AIに代わられることのない経営戦略・IT戦略の策定の領域をひと通り思い出せた上、非ITの現業でも、自信をもってDX人材育成やIT企業の支援を行うことができています。私のように本資格が業務と直結しない方でも、IT化の進む今では有益な時間を過ごせます。是非多くの人にチャレンジして頂きたいと思います。
福田 理恵さん(2023年度資格取得)
 私は前職で富士ゼロックスの販売会社に勤務し、基幹システムの導入支援PMとして従事しておりました。当時、所属部の部長がITコーディネータの資格を保有しており、お客様の事業戦略策定を実践されていました。その時、同じ案件に関る機会があり、興味をもったことがきっかけです。その後、社内のVision策定のリーダーを任され、実践してみたところ、その面白さと役員向けの説得材料に手応えを感じました。
 これまで基幹システムをはじめ、ITのシステム導入プロジェクトに従事していましたが、プロジェクト推進の更に上流部分に関わっていきたいという想いが次第に強くなりました。そこで、フレームワークを体系的に身に付けたいと思い、ITコーディネータの先輩に研修を紹介してもらい、資格の取得を決意しました。
 試験は主にガイドラインを中心に学習していましたが、時事情報の問は、普段からアンテナを張っていないと難しい問題が多かったと感じました。
 また、経済産業省のマナビDXという企業協働プログラムに参加して、マッチングしたお客様に課題解決の提案が受け入れられ、研修後も経営戦略企画書の策定を行わせて頂きました。その後のセミナーでは事例紹介の機会も頂きました。
 昨年、株式会社DNTIに転職し、現在は企業様のDX伴走支援のコンサルタントとしてプロジェクト推進やワークショップに携わっています。意思決定におけるプロセスや評価方法は、DX推進やプロジェクト推進や評価にも活用でき役立っています。今後は、地域のITC届出組織に参加し、地域の課題解決や発展に寄与していきたいと考えています。
川原井 司さん(2023年度資格取得)
 私は地方銀行の本部で企画系の仕事をしています。役職定年も近くなりリスキリングの必要性を感じた時に会社で推奨されたのが、ITコーディネータ資格でした。ITパスポートを取得した勢いで、ITコーディネータの試験にも挑戦し、鈍った脳に鞭打ちながらも何とか合格することができました。
 ケース研修はすべてオンライン形式だったので、最初はZoomやSlackの操作に戸惑いました。しかし、緊張感のある濃密なカリキュラムをこなすうちに、いつの間にか慣れることができました。研修メンバーは約30人で、3人一組でチームを組み、課題に取り組みました。毎回、各チームがそれぞれの成果物を発表しましたが、同じ題材でもさまざまな角度からのアプローチがあり、感心させられることばかりでした。
 最近、地元のITコーディネータ組織に入会しました。月例会では、ITコンサルタントとして活動している先輩メンバーが講師となり、貴重な体験談や最新情報をセミナー形式で教えてくださいます。さらに、先輩方と一緒に地域のプロジェクトにも参加できる機会もあり、実践的な経験を積むうえで非常に有意義です。せっかく取得した資格を活かすためにも、積極的にスキルを磨き、将来的には自分の顧客を持てるよう努力していきたいと考えています。
市川 美紀さん(2023年度資格取得)
 私がITコーディネータ資格を知ったのは、ビジネスソリューション事業として、お客様に合わせたシステム提案やIT機器販売の営業をしていたときです。
 もっと、企業とITを結ぶ何でも相談してもらえるプロになりたい、そういう仕事はないかなと調べていたところ、「ITCプロフィール検索」のページにたどり着きました。経営とITを体系的に結びつける点に大変魅力を感じ、ITコーディネータの勉強を始めました。
 でも、資格取得はとても苦労しました。
ケース研修は、毎回理解するのがやっとでした。中小企業に勤務していたこともあり、これまで会議は報告が主体。ディスカッションをする機会がほとんどなく、かなり戸惑いました。大変でしたが先生方や受講生の皆さんに支えられて良い経験でした。
 テストは経営系で取得しました。1度目は不合格。2回目は「I&Iファーム東京」の100問を毎日繰返し、まとめノートを作成。徹底的に「IT経営推進プロセスガイドライン」を理解し9割近い得点を取ることができ無事合格しました。
 資格を取得して良かったことは転職して年収が100万円上がったことです。まだ全体的にITコーディネータの仕事が活用できていませんが、ケース研修を受けた会社が定期的に無料セミナーやワークショップを開催しています。ITCポイントがもらえて継続して学べる場があるのはありがたいです。まだプロとして活躍するには未熟ですが、このセミナーで講師になることも可能なので、自分が学んだことをアウトプットしながら、知識を高めて行きたいと思います。
田中 慎太郎さん(2023年度資格取得)
 私は携帯電話事業におけるコールセンターのスタッフ研修に従事しております。会社からの資格取得を勧められまして、数多くある選択肢の中に「ITコーディネータ資格」がございました。近年、DX化が急速に進む中、私の担当内でもITを利活用する機会が多くなり、この資格を取得してプロジェクト等の進め方を体系的に学ぼうと思い、資格取得を決意いたしました。
私は筆記試験から受検したのですが、実際に手を付けてみると流れを把握するのが難しく、理解するまでは大分時間がかかりました。しかし、試験合格後に参加したケース研修において座学で学んだことが実際の事例に置き換わった状態で受講でき、理解が深まりました。
 私の業種が他の取得者と大分異なっていたので、この資格をどう活用できるか多少不安がございましたが、自分の業務に置き換えた際に良かったと思った点は、ITを利活用した業務プロジェクトを進める際に、迷うことなくロードマップを作成できたことです。このITコーディネータの資格取得で学んだ進め方にあてはめる事により、全体的な説得力が増し、プロジェクトへの理解促進が深まった状態でより効率化を図ることができました。資格取得後、複数のプロジェクトを進めてまいりましたがいずれもこの資格の考えを元に進めてうまく利活用できたと感じます。
 以上の経験から、プロジェクトリーダー等の立場にある方には、ITコーディネータ資格は是非取得しておいた方がいい資格だと感じました。
 今後は自身の担当務内での活用以外に、他の方へのアドバイザーとして業務のコンサルティングを行う事を目標に活用し、自身のスキルの独自性と汎用性を高めてまいりたいと思っています。
水野 威さん(2023年度資格取得)
 現在、私は企業の販売促進や経営企画の部署で働いています。また、副業で経営コンサルティングも行っています。
 ITコーディネータ資格を知ったのは、中小企業診断士養成課程で受けたDX支援に関する講義がきっかけでした。その中で「ITコーディネータ資格」という言葉を耳にし、「そんな資格があるのか」と思ったのが始まりです。DXが企業にとって重要なのは誰もが分かることですが、実際にそれを支援する方法が体系化されていると知り、興味を持ちました。「せっかくなら自分も学んでみよう」と思い、資格取得に挑戦することにしました。
 資格取得の道のりは決して楽ではありませんでした。研修の中で行われたワークショップでは、周りの参加者が頭の回転が速く優秀で、私は議論の展開についていくのがやっとでした。「自分の発言は役に立っているんだろうか」と心の中で何度も自問しながらも、なんとか食らいついていきました。そして、一緒に学ぶ方々の姿に触れるうちに、自分も少しずつ成長している手応えを感じられたのを覚えています。
 資格を取得してからは、DXの考え方や進め方を具体的に理解できたことで、仕事の質が高まったと感じます。特に、クライアントに提案したときに、「なるほど」と納得してもらえる瞬間は、資格を取る前にはなかった喜びがあります。
 今後、私は企業の変化や挑戦を支える存在になりたいと思っています。ITコーディネータのスキルを活かして、DXの分野で少しでも多くの企業を後押ししていきたいです。企業の未来への一歩を一緒に踏み出すサポートができることが、自分にとってのやりがいだと思います。これからも、楽しみながら前に進んでいきたいです。
森下 貴博さん(2022年度資格取得)
 私がITコーディネータ資格を取得した背景には、勤めている企業の代表からの一言がありました。代表が新聞記事でITコーディネータについて知り、「これ知ってる?」と私に声をかけてくれた瞬間、新たなステップへの興味が湧きました。自身が情報システムに関する知識を有していると自負していましたが、IT関係の強みとなる資格を持っていないことに気づき、知識を深める一環として受験を決断しました。
 ITコーディネータ試験の学習過程で、特に強調されたのは経営者としての視点で物事を考える力の重要性でした。単なる技術のスキルだけでなく、組織全体の戦略やビジョンを見据え、ITをビジネスにどう結びつけていくかを深く理解する必要性を感じました。これが経営層とのコミュニケーションや戦略的な意思決定に寄与することに繋がり、業務の質を向上させる助けとなりました。
 資格取得後、活動の幅が拡がる中、ITの役割や影響がますます大きくなる現代において、広い視野で技術を理解し、ビジネスに活かすことが求められます。私はこれからも新たな技術動向やビジネス環境の変化に敏感に対応し、持続的な学びと成長を追求していきます。経営者として、未来志向で柔軟かつ効果的なITの導入を進め、企業や組織の成長に貢献していくことを目指しています。
小林 真也さん(2022年度資格取得)
 私は地域経済の活性化をミッションとするつやま産業支援センターで、ICT課題をもつ地域企業の経営者を支援しています。私の業務の一つに、これらの企業と地域のIT企業とのマッチング事業があります。この事業を通じ、ICT課題を抱える企業が価格のみを重視したシステム選定になりがちであること、いつの間にか導入したシステムを使わなくなってしまっていることに、私は少し違和感を覚えていました。そこで、経営目標の達成に寄与するIT利活用のためには、経営者が経営目標とITとの関係を深く理解することが重要だと考え、経営者を正しい方向へナビゲートするITコーディネータ資格の取得に挑戦しました。
 ITC試験の準備は、IT経営プロセスガイドラインをベースに自身の経験を振り返りながら進めましたが、本番では時間配分に苦労しました。その後のケース研修では課題が非常に難しいものでしたが、インストラクターとのディスカッションを通じて得た気づきを実際の事業に反映することができ、楽しく取り組むことができました。
 デジタル化が進む現代社会において、ITの重要性はますます高まっている一方、まだまだ業務改善に留まることが多い状況です。これからは業務改善による営業利益拡大の支援だけでなく、AIやIoTなどのデータを活用した売上拡大にチャレンジしていく企業への伴走支援を行いたいと思います。この取り組みが津山市だけでなく、他の地域にも波及し、微力ながら地域経済の活性化や地域創生に貢献できればと考えています。
須藤 亮介さん(2022年度資格取得)
 商工会議所で経営指導員を務めております。ITコーディネータの資格は専門家派遣制度の登録専門家でお持ちの方がいらっしゃるので、かねてより存じておりました。新型コロナウイルス感染症禍による非対面対応や人手不足が多くの企業にとっての共通の経営課題となり、生産性向上が求められる中でより良い支援ができるようにと思い取得を決意しました。
 資格の取得で苦労したことは、試験におけるデジタル部分の知識の補完です。経営面での知識やケース研修そのものの進め方は日ごろから業務等で培ったこともあり問題はありませんでしたが、デジタル面での専門用語やどのように導入や進捗が管理されていくのかという点においては知識が乏しく試験でも非常に苦労しました。ただ、その結果として適切なITシステム導入やそもそも何のためにITシステムを導入するのかといったことの理解が深まりました。
これまでの経営支援の中で経営とITシステム導入が乖離して導入されているケースや、業務システムの更新がなされず使い勝手が悪いというケースの相談を受け、適切に支援する方法について悩むことも多くありました。資格を取得した今では体系立てて要点を説明することが可能となり、問題整理と課題抽出を行えるようになり、事業者の皆様との信頼関係が円滑に構築できていると感じております。
 今後は研鑽を重ねIT導入に悩む企業を一社でもご支援し、専門家との橋渡しも含めて効果的な経営支援ができるよう取り組む所存です。
細谷 幸永さん(2022年度資格取得)

 私は地方銀行に勤務し、取引先のDXを支援するコンサルタント業務に従事しています。
「取引先(地元中小企業)のお困りごとを解決したい」との思いはあったものの、具体的なプロセスやゴール設定など、マイルストンがイメージできず悩んでいた時、この資格に出会いました。
 銀行が「自己啓発の一環」として取得機会を提供してくれたこともありますが、最も取得のモチベーションにつながったのは、ITコーディネータ協会や地元ITコーディネータの方々との出会いでした。先輩ITコーディネータの方が、DXを活用したTobe像について話すと、取引先の経営者の方々は「絡まっていた糸がほぐれたよ!」、「自社でも前向きに取り組めそうだ!」と、非常に喜んでいるのを目の当たりにしました。「私もこんなふうに取引先を支援したい!」という気持ちになり、資格取得を決意しました。
 取得にあたり、最初にテキストを見た時には「文章で書いてあるとイメージしにくいな・・・」と苦戦しましたが、上記の面談の場でディスカッション(話の展開)や作成資料を体感し、具体的かつ実戦的にテキストの内容をイメージできたことが理解を進める上での助けとなりました。
 資格取得後は、自信を持って取引先とお話しできるようになりました。少しずつですが、取引先の反応も良くなり、喜んで頂けることも増えてきました。仕事がきっかけで取得した資格ですが、モノの考え方がロジカルになるだけでなく、相手との対話も一段深まるため、コミュニケーションの充実にもつながると思います。自己成長の一助として、取得をぜひお勧めします!

高橋 正和さん(2022年度資格取得)

 私はITコンサルタント会社にてIT関連でお困りの中小企業様に向けてDX推進の提案営業をしております。中小企業の経営者に寄り添い、生産性向上のお手伝いをすることが私の使命だと感じているのですが、営業のスキルアップのために最適な知識を身につけたいと模索していたところ、IT戦略と経営戦略の両面からIT経営を学べる資格があることを知人からの紹介で知り、2022年9月にITコーディネータの資格を取得しました。
 資格の取得にあたり特に苦労したことは、日常の業務を遂行しながら学んでいくことに慣れるまでの時間の使い方が大変でした。しかし、ケース研修においては様々な業界出身の方々と意見交換をしながら学んでいくことができ、とても有意義な学習機会となりました。ここでの資格取得を通して、日常業務をしながら学ぶことが習慣化できたので、現在は希望のキャリアを実現するためにMBA修了に向けて学びを続けております。
 資格取得後は営業だけには留まらず、定期的に金融機関等でDX推進勉強会を開催し、当社のサービス・事例を皆さまにご理解していただくことに努めております。
 今後の目標はITコンサルティングを通して、中小企業の労働生産性を10%以上アップさせることを目標に業務に取り組んでいきたいと思っております。

三浦 昌大さん(2022年度資格取得)

 現在、IT企業で様々な業務に従事している私は、ITコーディネータ資格の存在を知り、すぐに取得を決意しました。取得の道のりは思った以上に困難でした。私はもともと技術者としての視点でITを捉えてきましたが、この資格では経営者観点でITを活用するための知識が求められました。効率的に学習を進めるために「IT経営推進プロセスガイドライン」を何度も読み直しましたが、新たな視点を身につけることで頭を抱えることもしばしばでした。しかし、克服した結果、その努力は大いに報われるものでした。
 資格取得後、自身の視野が広がり、異なる業界の人たちとの交流の場が増え、自分自身が思いつかないような新しい観点やアイデアに触れることができました。また事業の視野も広がり、システム開発だけでなくITの活用を通じた経営改善の提案など、より幅広い業務に関わることができるようになりました。
 今後は、取得したITコーディネータ資格を生かしながら、ITとビジネスの両方の視点から企業の業績向上に貢献できるプロフェッショナルとして活躍していきたいと考えています。また、新たな知識や技術を学び続け、より多くの人々との交流の場を広げていくことで、成長し続けることも目指しています。
 この経験から、ITコーディネータ資格はIT業界だけでなく、経営者や異業種の人々とも交流でき、新たな視点を得るための学習のフィールドとして非常に価値があると感じました。
取得を検討している方々に対して、この資格が自身の成長とキャリアアップにつながるきっかけとなることを確信してお伝えしたいと思います。

石丸 博光さん(2022年度資格取得)

 私がITコーディネータ資格を知ったきっかけは、リスキリングとして通っていたプログラミングの職業訓練中、ITパスポート資格を取得し、この資格以外でも今後に向けてキャリアアップできる資格はないかと探していたところでした。私は前職で自動車部品加工業を経営していたこともあり、経営コンサルタントとして将来的に独立できるのではないかと思い、ITコーディネータ資格を取得しました。
 取得にあたり苦労したことは、自身の経験した業界での経営に関してはある程度分かっているつもりではいましたが、体系的に「経営」特に「IT経営」について学んだことがなかったため、ほぼ1から学び直す形となったことです。実際の試験問題もケーススタディに沿った形の実務に近い内容だったため、ダメかなと思いましたが、何とか合格することができました。ケース研修でも、実際のコンサル実務に沿った形の研修で、こちらは今後に向けてとても参考になりました。
 この資格を取得して良かったことは、就職活動での評価が高いこと、常に最新の情報、セミナーの案内などのアナウンスが頂けること、地元のITコーディネータ協議会の理事・理事長の方と面識を持つことができ、人脈が広がったことなどが挙げられます。
 現在、ITインフラ関係のエンジニアとして働いていますが、立場上、なかなか経営の領域までは関わることができていませんが、もう少しキャリアアップした際には、ITコーディネータとしての知識、ネットワークを活用し、会社の業務改革、DXなどの業務に役立てていきたいと思っています。

池沢 卓浩さん(2022年度資格取得)

 私はマーケティングを専門とし、普段は企業内のマーケターとして仕事に励んでいます。ITの世界に興味を持ち始めたのは今から約2年前、きっかけは組織のマーケティング領域におけるDXへのニーズの高まりでした。組織や仕事そのものの変革に対応するだけでなく、それらの変革を先導できる人材になることを目指して、ITコーディネータの資格取得を志しました。
 資格取得に至るまでの道のりは容易ではありませんでした。専門外の領域に飛び込む中で、新しい知識や技術に追いつくことは困難でした。しかし、資格取得のために学習する内容は、組織のDXが同時進行する中で大いに役立つものであり、学習と併行して日々の業務内で実践することで、社内のIT関連部門から信頼を得ることが出来るようになりました。
資格取得に苦労した一方で、資格を持つことで得た成果は多岐にわたります。まず、ITコーディネータとしての視点を獲得し、マーケティングとITの融合による新たなDX戦略を策定することが可能になりました。社内ではDXについての意見を求められる機会が増え、それが昇進のキッカケとなったことは、自身のスキルアップに対する努力が報われた瞬間でした。
 今後は、この双方の専門性を活かし、マーケティングとITの連携を深め、効果的なDX戦略の構築に注力したいと考えています。ITコーディネータの資格取得は、ただのスキルアップだけでなく、組織へも大きな付加価値をもたらすことを実感しています。これからも変化の激しいITの世界に柔軟に対応し、新たな可能性を切り拓いていく決意です。

古橋 章秀さん(2021年度資格取得)
 私がITコーディネータ資格を知ったきっかけは、ITパスポートの資格取得に続きキャリアアップに繋がる資格はないものかと模索していたところ、この資格を保有する若手行員とIT化を図る現場に同席したことがきっかけでした。
 私は銀行員であり、若手行員にとっては顧客のDX化を推進すべく業務に直結する資格でしたが、私自身はキャリアチェンジを志す学校教育の場面での有効活用を想定し資格取得を目指しました。ITになじみの薄い私がこの資格することが果たしてできるのか不安に思いましたが、この資格がITに関する専門知識を求めるものではなく、IT化の局面で依頼人とベンダーの合意形成を主目的とするものと理解した時点で、ICT教育を効果的に推進するには効果的な資格だと確信しました。
 資格取得後に私は公立学校の校長公募試験に合格しましたが、結果としてこの資格が合格に大きく貢献したことは言うまでもありません。OECDによれば子ども達が大人になる時、現在ある仕事の65%は消失するとも言われています。我々は今ある知識だけでは生きていけませんし、ましてや子どもや若者はなおの事です。変革の時代を生き抜くには自身で自律的に個別最適なIT環境を構築し学び続ける力が要求されます。
 今後はこの資格をもとに、学校のIT環境を把握し、教員や生徒の要望を集約しつつベンダーと連携し最適な学習環境を整備していこうと決意しているところです。
 銀行在職中は、入金や振込などのIT化の為に顧客と交渉することもありましたが、合意形成を図る局面で学んだことが活きました。私の感覚では、若いころからITに親しんでいない人はIT化に積極的にはなれない傾向が非常に強いです。ITの啓蒙活動を含めて今後も継続学習していこうと考えています。
吉田 健一さん(2021年度資格取得)
 ITコーディネータの資格を知ったのは、10年ほど前、中小企業の化粧品メーカーでIT担当をしていた際、基幹システムの再構築プロジェクトでITコーディネータの方にご支援頂いたのがきっかけとなります。その再構築プロジェクトは無事成功し、ビジネスが拡大され、長く活用されるようになりました。その時、ITコーディネータを取得してみてはどうかと勧められたことを思い出し、この度取得を決意しました。
 資格取得にあたって良かったことは、試験合格までの勉強で知見を広げることができたのはもちろんですが、ケース研修で様々なバックグラウンドの方々と勉強することができたことがとても良かったです。業種業界が異なる同じ志を持った方々と勉強できたのが、刺激を受け、考え方の視野が広がりました。
 私は事業会社のIT担当として携わっていることが長いこともあり、ITを通して自社を成長させることにとても興味があり、それが自分自身のモチベーションとなっています。その想いをITコーディネータの資格で得た知見・考え方をフル活用して、周りの人や会社をハッピーにしていけることが出来ればと思いますし、複業等で他の会社も支援できればと思います。

迫田 歩さん(2021年度資格取得)
 10年前のこと、自社で事務作業を行っていたとき、あまりの業務量の多さに疲弊していました。どうかできないのかと困り果て、たどり着いたのが、独学でプログラミングを学習し自社のオリジナルのシステム開発をすることでした。10年の月日が経過し、プログラミングの知識の他に経営の知識も習得していたのが思い出されます。この知識をもって、ITコンサルタントとして事業を立ち上げたいと考えました。しかし、独学で習得したので知識を証明することができなく悩んでいた時この資格と出逢いました。「経営者とITの架け橋」ピッタリの資格でした。
 取得にあたり、ITパスポート(750点以上)の資格を持っていたので「専門スキル特別認定試験」に該当しました。免除科目があるとはいえ、ITコーディネータを取得するための知識は多かったです。しかし、経営者の想いを受けてスタッフみんなで目標達成を実現するための工程が「IT経営推進プロセスガイドライン」にわかりやすく表現されていて、早速実務に活かせるため苦にはなりませんでした。ケース研修も実際の活動内容を細かく講義してくださり、ITコーディネータとしてしなければならないことが明確になりました。
 現在、ITコーディネータ資格保有者として、コンサルタント活動をしています。この資格のおかげでお客様に信頼をお伝えすることができています。今後、中小企業診断士の取得を目標にし、より財務の視点からお客様をサポートできるよう頑張りたいと思います。

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