【2017.12.26】蔵本様コメントありがとうございます。

【2017.12.26】

​蔵本様からのコメント

お世話様になります。
普段から感じていることを書かせて頂きます。
ITCの立ち位置とITCとしての武器(ツール、能力)を明確にすべきと思います。
ITCの資格を取得したからといって、ITや経営について特段詳しくなるわけでは有りません。それぞれの専門家の知識にはかないません。
肩書きとして、○○○+ITC(例えば、中小企業診断士+ITC資格、システムエンジニア+ITC資格)といった時に、このITC資格がどういう能力(スキル)を保証しているのか曖昧です。
うたい文句の「IT経営を実現できるプロッフェショナルな人材」とは、どういう能力を持っている者なのか、ITCと非ITCとでは何が違うのかを具体的にかつ自信をもってアピール(差別化)出来るものが必要かと思います(例えば、要求定義、要件定義が適格に出来る人材等)。
こういうところがITC資格を取っても役に立たないと思われる理由の一つかと思います。

最後にITCの立ち位置をはっきりさせる方法のひとつとして、資格の名称を『IT経営コーディネータ』と変えることを提案させて頂きます。

   
会長からのコメント

蔵本さん
ブログへのコメント、ありがとうございます。回答が年をまたぐことになってしまってごめんなさい。

 ITCの立ち位置の明確化が必要というご意見をいただいています。蔵本さんが長年のご経験のなかで感じてこられたことと重く受け止めております。

 しかしながら、私は、「第2の創業計画」のなかでも、あるいは新年の挨拶のなかでも述べたように、ITコーディネータは経営者と対話を繰り返しながら、経営者が経営課題を具体的かつ論理的に整理するお手伝いをし、そのなかでITをどこでどのように活用するのが効果的なのかを経営者と一緒に考える仕事だと思っておりますし、この立ち位置は唯一無二とも言えるもので、大変価値の高いものだと考えています。だからこそ、私たちは持てる力をフルに発揮して、日本の中小企業がITを経営の力として活かせるように頑張っていかないといけないと「第2の創業計画」を立ち上げました。

 最近、あちこちで講演をさせていただく機会に、以下のような図を用いて、ITコーディネータはITの導入そのものだけに関わるのではなく、ITを経営課題のどこでどのように活かすかを一緒に考える仕事で、このプロセスを大事にしないとITを経営の力とすることはできないという話をしておりますが、この反響は大きく、経営者の方々、あるいは経営者と深く関わっている銀行の皆さんから、ITコーディネータがそういう仕事であれば、是非一緒にやってみたいというお声を沢山いただいています。

 是非、ITコーディネータの価値を信じて、ご一緒に明るく前向きに進めていければ幸いです。よろしくお願いいたします。

 

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