新年あけましておめでとうございます

野村 会長  令和5年、2023年がスタートいたしました。「兎走鳥飛(とそううひ)」のごとく、環境変化の流れは速く、かつ多様性を求められる時代となりました。「二兎を追う者は一兎をも得ず」とならないように迷いなく覚悟を決め、NPS(顧客推奨度)を向上すべく、2023年も邁進してまいりますので、変わらぬご愛顧のほど、ひとえにお願い申し上げます。

 昨年を振り返ると、記憶に新しいのはサッカー日本代表に勇気づけられたことです。攻守の切り替えが速く、個の力も示しながら一丸となって強い相手に向かっていく様は、感動を覚えました。礼儀正しく、正直で、クリーン(過去のW杯でレッドカードを一枚ももらっていない)な日本人らしさを見ていると、すがすがしい気分になります。比較するのもおこがましいですが、日本のDX推進の代表選手は「ITコーディネータ」だと多くの方に思っていただける日が来ることを望んでいます。
 また物価高、円安も歴史的な変化でした。多くの日本企業、特に中小企業にとっては過酷な経営環境に置かれています。デジタル化を持ち出さなくても変革(トランスフォーメーション)を求められていますが、「言うは易く行うは難し」であり、変革構想力を持つITコーディネータの支援が必要です。支援を求める企業とITコーディネータとのマッチングを今まで以上に、さらに進めてまいります。

 さてITC協会では「トランスフォーメーションプラン」を推進するために新しい取り組みを次々にスタートさせていきますが、改めて「ITCA=ITCoordinatorsAssociation」とは何か? について、共有したいと思います。ITCA=ITC協会という解釈も間違いではないですが、Associationとは、「共通の目的や関心をもつ人々が、自発的に作る集団や組織」であるため、ITCAは「ITコーディネータ制度を取り巻くステークホルダー全体」ではないかと考えています。この全体をトランスフォーメーションしていこうとする「思い」を強く持ち、ベストを尽くす所存ですので、今年もご支援ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。
令和5年(兎年)1月吉日         
  特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会
会長   野村 真実

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