![]() |
2024年6月27日に開かれた通常総会後の理事会におきまして、会長に再びご選任いただきました野村でございます。何卒よろしくお願いいたします。 |
トランスフォーメーションプラン骨子(2022年11月公表)を基に、昨年度より「ITCA Growth Loops」にて変革を推進中ですが、少しずつ結果となって現実化してきました。ITコーディネータ制度には多くのステークホルダーが存在していますが、各方面からの評価が数字となって表れています。例えば、全国の商工会議所経営指導員の方々のIT相談先としての認知度が向上し、「地域のITコーディネータ組織」が「大いに満足」という評価項目でトップの成績を得ました。また地域活性化の面的な活動では、ITコーディネータ資格を多数取得し始めた地域金融機関との連携が進んでいます。 | |
多くのITコーディネータが各地域の現場で真摯に仕事をし、評価を上げてきた賜物と想像しています。本当に感謝しかありません。 現在掲げているビジョンは、「2030年、全国各地でITCの活躍があり、その存在が多くのステークホルダーに賞賛され、ITCは1万人となっている」です。多くの方々にご賛同いただき、対話を繰り返しながら、一気呵成にITコーディネータの存在感をさらに高めていきたいと考えています。 |
|
ITコーディネータには、明確なパーパス(存在意義)があります。それは中小企業の現場で、資格制度発足以来24年間積み重ねてきた実績と信頼および期待です。25周年を迎え、我々の更なる活躍が日本を支えている中小企業の活気を促し、コロナ禍の痛みや震災をも乗り越えて、明るい未来に導くと信じています。ITを経営に活かすことは元より、各種業界や地域の課題を解決するためにリーダーシップを発揮するITコーディネータを一人でも多く生み出し、次の世代にもこの志を引き継いでいきたいと思います。皆様、ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。 |
|
「ITコーディネータ制度に関わるすべての方々の物心両面における幸福を目指して」 | |
2024年7月1日 特定非営利活動法人ITコーディネータ協会 会長 野村 真実 |
![]() |
新年あけましておめでとうございます。
特定非営利活動法人ITコーディネータ協会 |
|
会長 | し ぶ や ひ ろ ゆ き ![]() |
![]() |
新年あけましておめでとうございます。
2020年を振り返ると、コロナ禍に振り回された一年だったと思います。今なお第3波のさなかにあり、2度目の緊急事態宣言が出されようとします。米英で始まったワクチンの接種が世界中の人々に広まり、災禍が少しでも早く収束することを願ってやみません。
一方、人類はこのような大災禍の度に新しい世界を切り拓いてきました。14世紀のヨーロッパでのペストの大流行が封建制を崩壊させる端緒となったことは歴史が語るとおりです。コロナ・パンデミックも、私たちの世界を大きく変革する契機になるであろうことは、広く識者が語るところです。
私たちが在宅勤務のなかで気づいた一番大きなことは、「オンラインでこれだけのことができるんだ!」だと思います。毎日のWeb会議は言うまでもありませんが、ITCカンファレンス2020もオンラインで実施し、例年の1.3倍の1,041名の方々に視聴いただきました。また、ケース研修も、実施機関のご尽力のもと殆どオンラインで実施していただき、今年度の受講生は1月5日朝の時点で512名に達しています。大変ありがたいことです。
オンラインの有効性に目覚めるほどに、私たちはリアルの貴重さをも再認識するようになっています。初めてお会いするお客様とは、「コロナだから来なくて良い」と言われない限り、マスクをしながら短い時間でも直接お会いすることが双方の理解を深めることを改めて痛感しました。
通常はオンラインだけれども、これはという時はリアル(オフライン)という仕事様式、生活様式を私たちはニューノーマルとして獲得し始めています。これは、ITCカンファレンスにも登壇いただいた藤井保文さんが『アフターデジタル』『アフターデジタル2』で強調されてきた、デジタル社会になるとオンラインとオフラインが融合したOMO(Online merges with Offline)の世界になるということが、今ここに出現しているように思います。
私たちは、必要に応じて、あるいはその時々の快適さの度合いに応じて、オンラインとオフラインを使い分けるようになっています。オンラインとオフライン、どちらであっても同じように快適な体験ができる、楽しい買い物ができる、そういう顧客体験(UX:User Experience)を如何に提供できるかがこれからのビジネスのキーだと思います。
OMOの世界でお客様が望むUXを提供するためには、今、日本の多くの中小企業がおかれている個別最適・部分最適の仕事の仕方やIT活用の状態のままでは難しいでしょう。会社全体を見渡した全体最適の業務プロセスがあってこそ、オンラインでもオフラインでも同じように快適なUXを提供できるのだと思います。
デジタル・トランスフォーメーション(DX)が、はやり言葉になってきました。しかし、アメリカのIT業界で有名な金言のとおり「牛の歩いたぐちゃぐちゃの路をそのまま舗装しても意味がない」のです。個別最適の牛の路をそのまま舗装して多くの「牛の路システム」ができることは、むしろ会社全体の生産性を阻害します。
私たちは、中小企業の経営者がDXという言葉に踊らされて、個別最適のままデジタル化を推進することのないように支援していく必要があります。DXで大切なのは、デジタル化そのものではなく、現状の個別最適の状態から、いかにデジタル技術を活用した全体最適の業務プロセスにトランスフォーム(変容)するかです。
コロナ禍の収束にはもう少し時間がかかるかもしれませんが、人類は必ずや克服するでしょう。問題はむしろ、コロナ禍を機に「オンラインでもオフラインでも最高のUXを提供しない企業は存続が難しい」という状況が近づいていることにどう対応していくかだと思います。
この難しい時代に、経営者と対話を繰り返しながら経営の行くべき方向を支援する私たちITコーディネータの役割はますます重要性を増しています。
協会もITコーディネータの皆さんとよく対話をしながら、協会としてやるべきことを改めてよく考え、ITコーディネータの仲間を増やし、日本の中小企業がITを経営の力として活かして元気になるように、ITコーディネータの皆さんとともに頑張って行きたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。
|
|
会長 |
し ぶ や ひ ろ ゆ き ![]() |
![]() |
就任挨拶
2017年6月19日に開かれた通常総会後の理事会におきまして、播磨前会長を引き継いで新会長に選任いただきました澁谷でございます。よろしくお願いいたします。
わたくしは、東京海上日動および東京海上ホールディングスにて38年間もっぱらIT分野で仕事をいたしまして、その後、日本取引所グループで2年間CIOを務めました。東京海上におりました2009年から2015年にかけては、ITコーディネータ協会の理事も務めておりました。
ITが本当の意味で経営の不可欠のツールになってきたのは1999年ころからだと思いますが、昨今では、ITを経営の力として活用しないで企業が十分な競争力を持つことはないと言い切れる時代になってきたと思います。しかしながら、わたくしの40年間のシステム屋生活でも、「ITを経営の力として活用する」というのはそう簡単なことでないと思う局面がなんどもございました。
日本の中小企業380万社がより一層元気になっていただくうえで、「ITを経営の力として活用する」ことは必須不可欠なことだと考えますが、それを成功裏に進めるうえでは、経営とITの架け橋ができる専門家が必須不可欠で、それこそ、まさにわたくしたちITコーディネータの役割だと考えております。
このようにITコーディネータは高い潜在力をもつ仕事であり、わたくしたちはもっともっとその役割を果たしていかなくてはいけないと思います。2001年2月の設立から16年半が経った今、改めて「ITコーディネータの力で日本の中堅・中小企業を元気にする」ことを目標に、わたくしたちは、これまでやってきたことに加えて、さらに何をやっていかなくてはいけないか、全国6200人のITコーディネータの皆さんのご意見もよく伺いながら進めていきたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。
|
|
会長 |
し ぶ や ひ ろ ゆ き ![]() |
![]() |
就任のご挨拶 この度、6月19日に開かれた通常総会後の理事会におきまして、播磨前会長を引き継いで新会長に選任いただきました澁谷でございます。よろしくお願いいたします。
わたくしは、東京海上日動および東京海上ホールディングスにて38年間もっぱらIT分野で仕事をいたしまして、その後、日本取引所グループで2年間CIOを務めました。東京海上におりました2009年から2015年にかけては、ITコーディネータ協会の理事も務めておりました。
ITが本当の意味で経営の不可欠のツールになってきたのは1999年ころからだと思いますが、昨今では、ITを経営の力として活用しないで企業が十分な競争力を持つことはないと言い切れる時代になってきたと思います。しかしながら、わたくしの40年間のシステム屋生活でも、「ITを経営の力として活用する」というのはそう簡単なことでないと思う局面がなんどもございました。
日本の中小企業380万社がより一層元気になっていただくうえで、「ITを経営の力として活用する」ことは必須不可欠なことだと考えますが、それを成功裏に進めるうえでは、経営とITの架け橋ができる専門家が必須不可欠で、それこそ、まさにわたくしたちITコーディネータの役割だと考えております。
このようにITコーディネータは高い潜在力をもつ仕事であり、わたくしたちはもっともっとその役割を果たしていかなくてはいけないと思います。2001年2月の設立から16年半が経った今、改めて「ITコーディネータの力で日本の中堅・中小企業を元気にする」ことを目標に、わたくしたちは、これまでやってきたことに加えて、さらに何をやっていかなくてはいけないか、全国6200人のITコーディネータの皆さんのご意見もよく伺いながら進めていきたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。
2017年6月
|
|
会長 |
し ぶ や ひ ろ ゆ き ![]() |
1