「IT経営体感ケース研修」の企業への導入の開始について

2010年6月4日
特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会

 ITコーディネータ協会では、IT利活用に関わっている方々を対象にした、IT経営のマネジメントプロセスを短期間のグループ演習で学ぶ「IT経営体感ケース研修」を開発し、企業内研修として実施していただけるよう準備を整え、販売を開始しました。
 特に、経営戦略とIT戦略が整合しておらず、企業の競争力阻害の要因となっている問題に対し、当研修で課題を解決するスキルを体感することを狙っており、大手ユーザー企業など業務改革の推進組織や、ベンダー企業の営業職などへの展開を重点的に行っていきます。
 また、企業だけでなく、自治体、業界団体、大学院、民間研修機関などへの導入も開始しました。

 IT経営体感ケース研修」リーフレット(PDFファイル)をご覧ください。

 当研修は、ITコーディネータ協会がITコーディネータ資格認定用に実施しているケース研修(15日間)の短縮版として開発したものですが、経営戦略の策定からITサービス活用まで、経営戦略と整合のある一貫したIT経営プロセスのマネジメントと評価を、ケーススタディで体感する研修となっています。事例は小売業、製造業、自治体などを取りそろえており、今後事例の拡大も行っていきます。

 この研修は、過去3年間で5社600名に実証研修として実績を積んだ内容となっています。この研修を受けることで、経営者の目線で会話ができるようになった、企画・提案力が向上した、などの受講者からの評価をいただき、企業からは、これまでにない研修との評価をいただいています。

 ITコーディネータ協会では、今年度各企業等で述べ50コースの開催を目指しており、IT経営の理解者を日本の企業に広く浸透させ、企業の競争力強化を支援することにしています。

研修の特長
  • IT経営プロセスの良さを体感できる実践的研修です。
  • 経営戦略からITサービス活用までを学ぶので総合的視点が養われます。
  • グループ演習なので確かな力が身につきます。

研修コースと対象者
現在、以下の4コースが実施できます。
  • IT経営ストラテジコース(2日間)
    経営企画、業務推進リーダー、IS部門など、企画者向き
  • IT経営マネジメントコース(3日間)
    業務推進の実務者、ベンダー企業の営業、SE、コンサル等で、実務者向き
  • IT経営マネジメントコース(5日間)
    3日間コースと対象者は同じですが、下流フェーズにも演習時間を割いています
  • 自治体IT経営マネジメントコース(3日間)
    ケース事例が企業ではなく自治体となっており、自治体での研修向け

研修のメリット
研修を受講した人からは、以下のような声が寄せられています。
  • 経営者の目線で会話ができる。
  • 経営課題とIT活用を踏まえた組織改革、プロセス改革をリードできる。
  • 効率的なIT化を推進することができる 。
  • 経営戦略を理解し、IT化を推進することができる 。
  • IT化の流れが分かり組織統括力・プロジェクトマネジメント力に磨きがかかる。

導入の方法
企業は、以下のうちいずれかの方法で、企業内研修を実施、または外部研修に参加することができます。
  • 協会が企業に出向き研修を一括して実施します。この場合、自社内会場で実施できるため、比較的廉価な費用で実施が可能です。
  • 当研修の講師資格を持ったITコーディネータであれば、企業内にいるITコーディネータを講師にすることが可能です。この場合、企業はさらに廉価な費用で実施が可能となります。
  • 企業内でまとまった受講者が集まらない場合には、研修機関や協会が実施するオープン研修を受講していただく方法があります。

修了者の特典
  • 当研修を修了すると、ITコーディネータ資格認定ケース研修(15日間)の受講が、12日間の受講で済むようになります。(詳しくは、電話でお問い合わせください)
  • ITC資格失効者の復帰条件に、試験、知識ポイントの充足の他、当研修の修了が追加されました。(詳しくは、「ITコーディネータ資格の復帰条件の追加について」をご覧ください。または電話でお問い合わせください)

お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは下記までお願いします。

企業向け研修担当 海老沢、片山 電話 03-5733-8380

メールでのお問い合わせは、下の「お問い合せはこちら」ボタンからお願いします

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