合格体験記


株式会社コムチェア
亀井 貴裕

 私は現在グループウェアを主とした開発の営業職にあり、直接多くのユーザーに接しています。その中で、ユーザーにとって本当に役立つソリューションを提供できるよう、自分自身のスキルアップを図ることが、今回のITコーディネータ補の資格にチャレンジする目的でした。

 とはいいましても、これまでの経歴を申し上げますと、情報システムに携わったのは3年前に現在の会社に転職してからと経験は浅く、経営については大学の専攻で勉強した程度の知識しかなく、"これからこの資格を取得して様々な経験を重ねていこう"という立場でチャレンジした次第です。
  勉強をするにあたっては、一連の内容を単に頭に詰め込むだけではなく、それを実行できる実践力を身につけることを目標としました。

 具体的には、まずプロセスガイドラインを読み、大枠の流れをつかみました。コンサルティング業務やシステム開発の要件定義業務などの実務経験が豊富な方は、これを読めば、経営とITの橋渡しとなるITコーディネータの一連の「行うべきこと」と「学べきこと」を理解できると思います。ただ、経験の浅い私の場合は、正直なところ"単純に覚えて"、"なんとなくわかる"程度しか理解できませんでした。

 そこで、試験に先立ち、土日を利用してケース研修に参加しました。15日間、参加者同士で実際に疑似体験を行うことによって、「ITコーディネータはこのような流れで一貫してサービスを展開し」また「そのためにはこのような知識が必要である」ということが、これによって身をもって実感できました。
  また、ケース研修への参加と並行して、研修の予習/復習の目的で、認定教材を使用しました。テキストを最初から最後まで文章を追ってただ読んでいくというのではなく、おおよそ研修の流れに沿って読んでいったため、自分自身でも教材の内容を実感しながら良く理解できたと思います。

 学習の期間としましては、平日は通勤時間を利用して認定教材等を1~2時間読み、土日はケース研修に参加するといった内容で3ヶ月間学習しました。 最後に個人的な意見を述べますと、通常の筆記試験同様、まず一通りの知識を詰め込むことだけで試験を合格する可能性もあるとは思いますが、私の場合はそれまでの経験が浅かったため、実践のケース研修と並行して試験の知識学習を行ったことが、相乗効果のような形で良い結果につながったと思います。実務での経験が浅くても、ITコーディネータ補の資格取得は無理ではないと思います、ぜひ参考にしてチャレンジしてください。

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