合格体験記


(株)管理工学研究所
大久保 潤

 私は、開発系のシステムエンジニアとして15年近く仕事をしてきましたが、これからのキャリアを考えたときに、経営に関する知識が必要であると感じていました。そんな時にITコーディネータのケース研修の募集があり、受講することにしました。この時点では「ケース研修が終わるまでに試験を受けるか受けないかを決めればいい、それよりはまずはケース研修を楽しんでいろいろな知識を吸収しよう」ということを目標におきました。

 ケース研修が進むにつれて、ITコーディネータの考え方や経営とITを橋渡しするアプローチ方法を知るにつれて「どうしてもITコーディネータ(まずは補)になってみたい」「ITコーディネータとしての活動をしてみたい」と思うようになってきました。ケース研修を受講しているうちに試験を受けたい気持ちが形成されていきました。
  次はITコーディネータ補試験の受験の具体的なアプローチです。あくまでケース研修を楽しみつつ、という前提を崩したくなかったので、ケース研修修了後に試験対策を行うことにしました。ケース研修の最終日が10月27日、試験日が11月24日ということで、約1ヶ月間の短期決戦となりました。
  このとき最重要課題としたのはITコーディネータプロセスガイドラインの読み込みでした。ITコーディネータとしての考え方、仕事の進め方はすべてこのプロセスガイドラインに記載されています。これを覚えないことにはどうにもならないと判断し、出張先に向かう飛行機の中でも必死に読み込みました。それだけではただの暗記にすぎないので、プロセスガイドラインをどのように解釈するか、という部分を補うために問題集を利用しました。問題集は欠けている前提知識をチェックするためにも有効でした。
  そして、最後に受験対策セミナーを受講しました。計3日間のセミナーでしたが,セミナーを受けることにより、自分で勉強しなかった(気が付かなかった)穴を補うことができました。この三本柱の対策により、なんとか短期決戦を乗り切り、合格することができました。

 これから受験される方へのアドバイスとしては、まず試験対策を乗り切るためにモチベーションを維持すること、文言の丸暗記ではなく解釈ができるようにすること、そして足りないところはセミナーでも何でも使って(手段は選ばず)補うこと。以上の3点をお勧めします。
ぜひ試験を制してITコーディネータになられ、それぞれの目標を実現してください。


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