合格体験記


キリンビジネスシステム株式会社
  廣山 葉子(第12回試験合格)

1.はじめに
 はじめまして。キリンビジネスシステムの廣山と申します。
 私の勤めるキリンビジネスシステムはキリングループのIT関連業務を担う企業です。グループ各社のパートナーとして、情報戦略の策定・推進からシステム開発、各種ユーザーサポートなどITを活用したソリューションを提供しています。
 私はそのなかで経営企画部に所属し、グループ各社の経営戦略をITで支援するために全社のシステムプロジェクトの生産性向上、品質向上に携わっています。
 今回、ケース研修でご一緒させて頂いたITCAの中塚さんよりITコーディネータ試験合格に向けた体験談を書いて欲しいと要望され、筆を取らせて頂くことにしました。これから受験される方がお一人でも多く合格されるよう参考になればと思います。

2.受験のきっかけ
 ITコーディネータを目指すきっかけは、昨年異動した現職でグループ会社のシステム構築がスコープ通り滞りなく進められているかチェックする役割を担っているため、「経営とITの両面に精通し、企業経営に最適なIT投資を支援・推進することができるプロフェッショナル」であるITコーディネータの知識は必要だと心底感じたからです。

3.ITコーディネータ合格のポイント
 まずは、プロセスガイドラインの基本原則を徹底的に暗記してください。
 これが頭に入っており、ITコーディネータになりきって回答すると自ずと正解を選択することができます。
 ただし、注意して頂きたいのはあくまでベンダーの立場ではなく、ユーザー側の視点で答えてください。
 ここを間違えると回答が正反対になる設問が多いように思いました。
 例えば、ユーザー視点では「投資効果が出ないものは中止を検討する」といった選択肢がありますが、ベンダー視点では「リソースや優先順位を再考し継続する」といった選択肢が用意されています。
 ITコーディネータを目指す方の殆どがベンダーの方と思われますので、十分注意して臨んで下さい。
  次に、COBITの成熟度レベルは頻出ですのでキーワードを押さえ、身近なものに置き換えるなどして必ず覚えましょう。

4.私の勉強方法
 「ITコーディネータ資格試験 模擬問題集(ASCII社)」を3回解きました。
 まず1回目は一問一答方式で問題に慣れることから始めました。
 つぎに2回目はフェーズ単位で問題を解き、自分の強み・弱みを知りました。
 また、不得意分野は解けるまで徹底的に繰り返しました。
 最後に問題集全頁を一気通貫で解きました。
 試験時間内にすべての問題が解けるよう時間との勝負です。
 簡単な問題は素早く解き、難題のために時間を用意しましょう。
 社会人になると勉強時間をいかに確保するかがポイントになるかと思います。私の場合、基本原則を読んで、録音し、通勤時間帯で繰り返し聞きました。

5.最後に
 問題集や模擬テストの問題文は短めに設定されていますが、実際のテストでは長文です。
  読み切るだけで相当の時間を要しますので、比較的容易な問題はすらすら解いていき時間配分を間違えないで下さい。
  分かるところから落ち着いて解いていけば、絶対に合格できます!
 みなさんの朗報を期待しております。



BACK

トップへ

このページのトップへ