日立ビジネスソリューション株式会社 技術本部次長 藤田一郎(第14回試験合格) ■□■ 1.はじめに ■□■ はじめまして。 日立ビジネスソリューションの藤田と申します。 私の勤める日立ビジネスソリューションは、横浜に本社を置くIT企業です。ITに関する専門企業として、お客様のITコンサルティングからシステム開発、運用保守、製品開発まで一貫したサービスを提供いたしております。当社では、全社で36人のITコーディネータ資格者がおりますが、そのなかでITコーディネータの資格を活かし横浜、東京地区の中堅企業様のコンサルティング業務を行う部署もございます。 私は57歳という高齢?でしたが、率先垂範をモットーにチャレンジさせて頂きました。今回、ITコーディネータ試験合格に向けた体験談を書いて欲しいとのご要望がありましたので、筆を取らせて戴きました。これから受験される方のご参考になれば幸いです。 ■□■ 2.受験の経緯と合格のポイント ■□■ 私の場合、幸い会社の理解が得られ、まずケース研修受講から始めました。ケース研修は、いろいろな企業あるいは事業主の方とグループを組んで研修発表を行い、楽しく学ぶことが出来ました。 事前に、ケース研修の受講のみでは試験合格は難しいと聞いておりましたが、試験準備に多くの時間を掛けることが困難な状況であったため、とにかくケース研修で学んだことは絶対覚えるよう真剣に受講しました。あとで思うと、ケース研修で受験に必要な知識のうち60~70%は得られたと思います。皆さんも事情が許せば、先にケース研修から始めるのも1つの方法と思います。 それから、市販の模擬問題集を一通り解いて出来なかった所を暗記メモに書き出しました。これで万全と思いましたが、実は第1回目の試験は失敗しました。敗因は、時間配分でした。2時間で100問という問題数は、じっくり考える余裕を与えてくれませんでした。私は7割しか解答できずあとは空欄となってしまいました。 前回の敗因を踏まえて、2回目の受験では時間配分を最重点に出来るところから解いていく、解答に迷ったら深追いせずとばして後で考える、というようにしましたら時間はかなり余りました。余った時間で、今度はとばした所を再考することができました。 私の2回目の試験の場合、事前の勉強は第1回目で作成した暗記メモをサラッと見直しただけで特に負担はありませんでした。それから、脳の疲労回復のため試験開始前にチョコレートを1枚食べました。 ■□■ 3.最期に纏めますと ■□■ (1)問題は長文が多く読むのに時間がかかる。常に時間配分を意識する。 (2)ITコーディネータの立場を念頭に解答する。 (3)事情が許せば、ケース研修を先に受講することは有効です。 (4)市販の問題集を解いておく。 (5)脳活性化のため、チョコレートorブドウ糖を服用。 皆様方のご健闘をお祈りいたします。 |
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