ソラン株式会社システムコンサルティング事業室 荻原 信一(第11回合格) ■□■ 1.動機付け ■□■ ITベンダーに入社以来、システム開発部門にて ・古くは官公庁向けシステムの設計開発、 ・電機メーカー様の生産管理システムに約10年、 うち多くをエンドユーザ様および部門長、経営者向けのデータ活用の しくみの提案と構築に費やし、 ・その後プロジェクトマネジメント、部門マネージャー兼営業 というキャリアを歩んできた私が、コンサルティング部門に異動を命 ぜられ、以来、ITコンサルタントとして「お客様のために、お客様と ともに」をモットーに過ごしてきました。 コンサルティング部門には、コンサルティングのバイブルとなる一連の 成果物体系が整理されてはいたものの、お客様の課題ひとつひとつに身 一つで立ち向かっていくのは駆け出しのコンサルタントにとってなかな か勇気がいるもので、まさに毎日が手探りともいえる状態でした。 そんな時、ITコーディネータでもある会社の上司からITコーディネータ の役割とプロセスを学び、私自身もITコーディネータのスキル習得を強 く望むようになりました。 ■□■ 2.ケース研修は、真剣でした ■□■ ITコーディネータ試験より先にケース研修を受講したため、思い起こせ ば、手探りからの再スタートだったような気がします。 ケース研修では、インストラクターの一言ひとこと、課題の一つひとつ が自分に新しい発見をもたらし、日を追うごとに少しずつ成長している ことに気付くことができました。 土日のケース研修を終えると、リアルなお客様の課題に対して、何か新 しい気付きをもたらすことが出来ないかを考え続ける日が続きました。 ケース研修の課題と実際のお客様の仕事がちょうど同時並行で進行して いたため、土日と平日で予習復習と実践を繰り返す形となり、まさに身 によくつくケース研修となりました。 ケース研修も終盤を迎え、お客様の仕事もフィニッシュに近づくころに は、自社のコンサルティングの成果物体系も理解し使いこなせるように なり、コンサルタントとして歩んでいく自信を持つことができました。 ■□■ 3.合格には強くイメージを持って ■□■ 試験そのものは、プロセスガイドラインの読み込みと一般的な試験問題 をいくつか解いた程度で、体験記として書けるような出来事はあまり無 いのですが、何より大切なのはITコーディネータのスキルを習得した後 の自分自身の姿を強くイメージすることだと思います。 ・土日のケース研修を終えて、月曜日にお客様の前で何をするのか? ・ITコーディネータに合格したら、お客様に向かって何が出来るのか? そんな問いかけを自分自身に問いかけ続け、真剣にケース研修の課題と 向き合ったことが、自分自身への継続的な動機付けとなり、その後のIT コーディネータ試験に取り組む原動力となったと確信しています。 昨今では、ITコーディネータ試験に合格してからケース研修を受講され る方がほとんどと聞いておりますが、まずケース研修に真剣に取組んで 実践力を身に付けてから受験されるのも一案ではないかと考えておりま す。 ■□■ 4.最後に ■□■ ITコーディネータは、共通言語で語り合えるスキル体系を持ち、仲間と 共有できる何とも恵まれた資格です。 仕事を離れて情報共有したり、相談に乗ったり乗られたり、時には勉強 会で集まったりお酒を飲んだり・・・ケース研修で知り合った仲間は、 いつまでも仲間なんだな、とか、インストラクターの先生方との出会い と師弟関係もすばらしいものだなぁ、などなど寄稿にあたり振り返って しみじみ感じ入ったりしています。 資格取得の通り道と割り切らず、ぜひ、いい仲間作り、師匠との出会い も楽しんでください! まもなくITコーディネータ試験の受付が開始されます。 いつの日か同じ職場、同じプロジェクトで一緒に仕事ができるのを楽し みにしています。 |
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