ITコーディネータ資格取得者の声(ITベンダー編)

更新日:2024年2月26日
ITコーディネータ資格を取得された方のメッセージをご紹介しております。(ITベンダー編)
その他のITコーディネータ資格取得者の声はこちらからご覧ください。
竹原 広機さん(2022年度資格取得)
 私は、ITベンダー企業の経営をしております。経験上、経営戦略がIT要件の中に十分に落とし込みされていない、経営目線ではITの重要性を認めながらも十分に活用しきれていない、なんてことがよく起こりがちです。今まで、業務知識を得るために各種IT系資格や中小企業診断士など様々な資格を取得してきましたが、この経営とITの乖離をどう解決するかが悩みでした。ある時、この乖離を結びつける役割がITコーディネータであると他の中小企業診断士の方から教わり、試験そしてケース研修を受ける動機になりました。
 ケース研修の日程調整には苦労しましたが、実に収穫の多い学びでした。ITと経営戦略を結合させるプロセスの学びです。目的を明らかにして業務改革とIT戦略の両輪を回すことの重要性など、他のIT系資格とは一線を画す気づきがありました。
 ただし、資格活用はまだまだです。どの資格にもいえますが、資格取得だけで何かが変わるわけではありません。自分力=スキル✕活動だとすれば、いくら資格でスキルを高めても活動しなければその力は発揮されません。自ら能動的に活動して初めて資格の価値が具現化していきます。私の場合、企業内や中小企業診断士活動を通じて、少しずつ活用の幅を拡げている最中です。
 なぜITが必要なのか?それは経営理念を実現するためです。現在の日本では、大幅な労働人口減少による社会構造の劇的な変化が起こりつつあります。企業がこの大きな社会変化に適応していくには、経営理念に根ざした経営戦略と、その実行手段としてのIT利活用が欠かせません。私はITと経営理念を一体として考え、それが事業の持続性や社会貢献に通じるという信念をもって活動を深めていく所存です。
小野寺 貴紀さん(2022年度資格取得)
 ITコーディネータ資格を取得したきっかけは、IT導入補助金の支援事業者として中小企業を対象にECのスタートアップ支援事業を開始するにあたり、IT経営の視点から提案できるノウハウを得たいと思ったことが理由でした。2022年4月に取得し現在にいたります。
 取得の過程で苦労したことは、これまで楽天市場やヤフーショッピングといったECモールの受注業務や商品登録作業など、EC運営の現場業務に携わってきたため、IT経営の推進といった広い視野に必要なノウハウや経験がほとんどなかったため、IT経営やIT利活用の具体的なイメージを見える化できなかったことです。特にケース研修では、さまざまな業界から集まった異なる視点を持つ方々と議論をしながら結論をまとめるためにイニシアチブを取ることの難しさを痛感しました。ITコーディネータの試験や研修の経験があったおかげで、EC制作という点の仕事だけではなく、EC事業に関わる継続的な運用支援を提案することで、安定した収益を伸ばすことに繋がったと感じております。
 直近の課題は2024年度からIT導入補助金からECサイト制作が対象外になるということです。これまでは補助金申請のサポートから支援するサービスを提供することで、競合となるWebサイト制作会社との差別化に成功してきましたが、また新たにストロングポイントを生み出す必要があります。今後はITコーディネータの視野を活かし、サイバーセキュリティから物流の支援など多角的にECの発展に携わっていきたいと思います。
中畝 真由美さん(2022年度資格取得)
 私は、ITベンダーにてシステム導入時の運用提案から稼働後の運用フォローまで、生業としています。導入決定後からのプロセスに携わる中で、長年疑問に思っていたことがありました。同じシステムを導入にしているにも関わらず、比較的早期に稼働して大きく結果を残していく企業と、稼働までに時間を要する企業など、そのプロセスや結果の違い、そして、その原因についてです。システム導入における全体プロセスやポイントを理解することで、導入していただく企業様に可能な限りは同じように結果を出して頂きたいという思いが、ITコーディネータの資格取得に取り組むきっかけでした。
 ケース研修においては、コロナ禍でのオンライン研修とはなりましたが、比較的少人数での開催になったこともあり、グループワークでは密に活発にコミュニケーションができたように思います。また、様々な視点や背景をお持ちのメンバーと取り組むことで、個人単位では全く気付くことが出来なかった考えや提案に、刺激を受けることもとても多くかったです。実際の実施した時間は6日間という比較的短い期間での研修ではあったものの、研修を終えた時には1カ月共にみっちり研修を受けた実感がありました。
 資格取得後も、本資格で得た知識や考え方をベースに、顧客企業の目指すべき姿と各種プロセスガイドライン捉え、業務に取り組むようにしています。直接的な結果を得るのはまだまだ先にはなるとは思いますが、少なくともお客様に本来の要求に以前より寄り添えている感触は少し感じています。
 引き続き、自分自身の知識もアップデートしながら、ITCとしての活動も進めていけるよう取り組んでいきたいと思います。
前野 享子さん(2022年度資格取得)
 所属企業では顧客向けにIT課題に対する解決策の提案や、技術支援を担当しています。自社の事業範囲の関係で、IT課題が顕在化してからご相談をいただき具体策を提案することが多いのですが、その段階に来ていると課題の背景が見えづらく、最終的な問題解決に繋がらないことや、所謂「的を射た提案」ができないことにジレンマを感じていました。もっと早い段階でご相談いただけるようになるにはどうすればよいか、お客様に信頼いただくためには何が必要か、悩んでいた時にちょうど上司とキャリア面談の機会がありました。その場で、これまで経験の積み重ねで対応してきたことを一度体系化してきちんと学び直してスキルアップを目指すこと、そのためにはITCが良いのではないかという提案があり、チャレンジすることを決意しました。
 資格取得に際してはケース研修から試験まで時間が空かないように計画しました。ケース研修は非常に濃い内容で、ワークショップのメンバーにも恵まれ、楽しくかつ実践的で有意義でした。講師の方に適切なアドバイスのおかげで、試験対策も十分な準備ができました。無事試験に合格し、資格が認定されました。
 研修で得た多くの学びにより、ITだけでなく経営に関する意識と想像力が高まり、お客様からより踏み込んだご相談をいただけるようになりました。また、社内でITCを中心としたコンサル活動体制などにも着手し始めており、組織にとっても得るものが大きかったと感じています。
 今後はITCとしてさらに経験とスキルを積み重ね、お客様の経営課題の解決につながる提案活動に取り組み、将来的にはコンサルタントとしての独立も視野に入れて前に進んでいきたいと考えています。
霜島 裕也さん(2022年度資格取得)
 IT業界で働き早や30年越、会社は違えど総務、営業、SEを経験し、現在はマーケティングやセールスエンジニアを担当しています。ITコーディネータ(以下ITC)を取得するきっかけは、現会社に転職した際に、取得候補者として声をかけられ、自身のPMP保有にITCも加われば、よりよいIT支援ができると考え取得計画を検討しました。
 ITC資格の取得(認定)方法は、ケース研修と試験合格の2つの条件をクリアする必要がありますが、私の場合は現業務の隙間時間で勉強するといった効率性を考慮する必要があるため、先に試験の合格を目指し、その次にケース研修を受講する順で進めることでITC資格の認定を目指しました。
 試験対策は、テキスト読込時に、概念→プロセス/プロジェクトへ落し込み、類似キーワードなど、順序や関連の理解に苦しみましたが、ダイジェスト版が大活躍でした。また、毎日100問以上の問題を合格圏内の正答率になるまで解き、試験前日まで繰り返し、試験に合格することができました。
 ケース研修では、モデル企業によるグループ討議やロールプレイを通じてITC業務や使命を疑似体験し、「自分の考えや思いを整理して共有する」という、コミュニケーション能力の向上が図れました。そして、無事に試験とケース研修の2条件をクリアし、2022年2月にITC資格の認定となりました。
 ITC資格に出会えたことで、自身のIT支援の層に厚みができました。現業務でも要件整理や提案で役立っています。ITCは、お客様に対して「経営を意識したIT利活用の推進支援」を可能としますが、ITを深く知っていないと取得できない資格ではありません。現会社では、ITアウトソーシングサービスが主です。ITCを取得したことでサービス向上/拡大などに貢献できればと考えます。また、私も定年まで10年は無いので、定年後の「ゆったりIT支援の種」になればとも考えています。
大山 浩史さん(2021年度資格取得)
 私はITベンダー企業に勤務しており、入社後約8年間ほど金融会社向けのシステム開発に従事していました。直近では、今までの業務内容からがらりと変わり、お客様の経営計画策定やそれに基づくシステム化計画策定の支援をする機会に恵まれ、お客様の会社に常駐しながら日々業務を実施しております。より経営者に近い業務に携わることになり、今まで培ってきたシステム開発経験やスキルだけでは経営者目線での課題抽出やシステム化計画の業務は遂行できないと考え、社内推薦もされているITコーディネータが目にとまり、体系的に学びたいという思いから資格取得を目指しました。
 ケース研修においては、講師含め3名と少ない人数での実施となりましたが、その分濃密な時間を過ごすことが出来ました。一緒に研修に参加した士業の方から、経営者目線のアドバイスを頂いたり、自身の考えと違う発想に触れることができ、非常に学びの多い研修でした。
 本資格の取得と研修で学んだノウハウを活かし、早速業務に取り入れています。お客様が中長期的に目指している姿と現状を捉え、目標に対し手段としてシステムをどのように活用していくのか、全体を俯瞰できるようになりました。
 今後は、目の前のお客様の企業価値向上に邁進し、そしてさらに多くのお客様に対して、システム化を主軸とした企業活性化を目指していきたいと思います。

豊増 佳宏さん(2021年度資格取得)
 私がITコーディネータ資格を取得しようと考えたきっかけは上司からの勧めでした。ITコーディネータの交流会等を通じて仕事の範囲を広げられるのではと考えてのことでした。
 資格取得の過程では、まずケース研修があり、初対面の参加者の方々と、初めて取り組む経営課題とIT課題の整理など、慣れない作業で苦労した覚えがあります。私はネットワークエンジニアがバックグランドですが、これまでのエンジニアとしての仕事がより俯瞰的に見えるような気がしてとても勉強になりました。また筆記試験においても試験範囲が広いため、勉強時間を確保するのに苦労しました。
 資格を取得することで、顧客ニーズの理解やプロジェクトマネジメントに関するスキルを向上させることができたと感じております。ITコーディネータの知識体系を生かして、よりお客様の視点で課題の抽出や要望を伺うことができるようになりましたし、その要望を元に、スケジュール感や予算感に関してステークホルダーと相談しながらプロジェクトを進めることができるようになったと思います。
 今後については関連IT資格の取得を進めスキル面での向上を図るとともに、業界の情報交換会や研究会にも参加し様々な業界と交流できるように活動して行きたいと考えています。IT業界は常に進化し続けており、新しい技術やサービスが次々に登場しています。そのため、今後も常に最新の情報をキャッチアップし、自身のスキルをアップデートしていくことが大切だと考えています。

奥田 晶彦さん(2021年度資格取得)
 1987年に現在の会社に入社し、それから20年ほど、ビジネス系システム(販売管理や会計・給与など)の設計開発に従事し、その後、数年ほどFA(製造業)系システムの設計開発に従事した後、現在技術営業(FAE)として日々提案活動を行っています。提案活動の中では、お客様の問題抽出から課題検討そして解決策提案といった工程を踏むのですが、こうした活動の集大成として、改めて考え直すと言う意味で「ITコーディネータ」の資格取得を志しました。
 ITC取得に向けたセミナーでは、日々何気に行っていた活動が結構雑であったり、ポイントを外していたことに気付かされました。一番には「経営者の思い」を背景に、IT導入をすることだけではなく、導入後にちゃんとITが機能しているかをチェックするところまで、お客様に提案できていなかったことがありました。
 こうして、これまでは「お客様に対して何かしら提案して終わりの業者」ではなく、「お客様が成果を見出すまで寄り添うコーディネータ」という意識で日々の活動に取り組むような意識に変わりました。
 今後もITCの基本的な考え方を背景に、これに照らし合わせながら、これに自問自答しながら提案活動に取り組んでいきたいと思います。

村林 篤司さん(2021年度資格取得)
 所属している企業でコンサルティング事業に注力していきたい、という方向性からITコーディネータの資格取得が推奨されたため、立候補する形で資格を取得しました。自身のキャリアプランにおいても超上流工程でのスキルアップを目指していたため、良いタイミングでした。
 コロナ禍ということもあり、ケース研修はすべてリモートでの開催でしたが、多くの参加者様とのワークショップや、意見交換などが非常に有意義でした。IT業界で多くの経験を積まれた皆様の考え方に触れることができ、刺激になったことを強く覚えています。
 その後の資格試験に挑むまでは、それなりの時間をかけて対策したこともあり、合格することができました。社内に先に取得していた先輩がいたこと、並びに研修運営事務局様が熱心に支援してくださったことは大変心強かったです。
 現時点では十分に資格を活かしきれているとはいいがたいので、今後は当面、企業内ITコーディネータとして、我が社で展開しようとしているコンサルティング事業でどのようにこの資格を活かしていくかを考えていきます。また届け出組織に所属することも検討しており、同じような立場のITコーディネータと情報交換をしていきたいと考えております。

岡戸 拓哉さん(2021年度資格取得)
 私はIT企業に勤務しており、戦略、マーケティングを含めたソリューションを立案しております。他のマーケティング資格研修に参加した際、同席していた参加者が「経済産業省推進資格のITコーディネータ資格を取得し、ITコンサルタントとして独立する。」と発言していたことで、本資格の存在を知り、興味を持ちました。本資格について調べたところ、経営戦略とIT戦略の両面から戦略を習得することができることを知り、ソリューション立案に活用できると考え、本資格を取得することにしました。
 長期経営計画・中期経営計画の観点から行うケース研修は、いかに顧客の企業価値を向上させる提案ができるかを想定しながら参加しました。ケース研修では異なる会社の方たちとチームを組むため、文化の違う方たちとの慣れない形でのディスカッションとなりました。ただ、苦労はありましたがさまざまな発想に触れることができ、学びの多い研修でした。
 私は大学院MBAコースを修了しております。本資格の研修はMBAで学ぶ内容と重複する部分があり、効率的に学ぶことができました。本資格を取得することによって、戦略を経営戦略とIT戦略の両面から捉え、高い視点から経営を全体俯瞰できるようになり、戦略コンサルティングができるようになりました。また、従来の枠組みにとらわれない発想もできるようになり、既存ビジネスの拡大のみでなく、新規事業創造に関する手法を学ぶことができました。
 今後は顧客の企業価値向上・企業価値創造を目指し、新規事業創造を含めた提案をしていきたいと考えております。

三枝 航さん(2021年度資格取得)
 私はITのマルチベンダーとしてお客様の業務課題を捉え、その業務プロセスに沿った解決策として様々なシステムを提案しております。日々の営業活動の中でお客様の部門ご担当者から経営者まで幅広い年代と職層の方とお話をする機会が多いです。しかしITC取得前はITの知識があっても、お客様の経営課題を正しくとらえ、その解決策を提示できるスキルが不足しており、お客様の潜在的な課題解決のお役立ちができていない歯がゆさはありました。そんな中、社内のスキルアップの制度にてITCの資格取得に向けた制度があることを知り会社から推薦をいただく事が出来ましたので、資格取得を目指しました。
 ケース研修はコロナ禍だったため、リアルでの集合型での研修はできずZoomでの開催になり、グループでのディスカッションの意思疎通が取りづらさがありましたが、他の企業の皆様の考え方や意見がとても勉強になり、自身の今後の仕事の進め方にとてもいい刺激を貰いました。また私が社会人4年目で、他の参加者の方と比べて年代的には若いため、基礎知識が比べて低いのが非常に苦労しましたが、無事研修が終了でき資格も無事修得できました。
 ITC取得後は、今までより経営視点でのお客様の業務を捉えて、より上流での営業活動ができるようになりました。まだITCとしての活動ができておりませんが今後はITCの知識とITベンダーとしての強みを生かして、まだDX化が進んでいない中小企業の経営課題にお役立ちできるように精進していきたいと思います。

安武 可成さん(2021年度資格取得)
 私は現在、外資系のITベンダーでコンサルタントに従事していますが、約1年前まで会計系ソフトウェアメーカーで営業職を18年間行っていました。その会社の中でベテランの域に差し掛かり、中間管理職としてさらに上を目指す立場でありながら、旧態依然とした社風や低い給与水準に不満を感じ、また長年の顧客対応で培ったコンサルティングの視点をさらに広げたいと考えるようになり、何かしら武器を得たいと考えた上でITCの取得に臨みました。
 ケース研修はグループワークによる取り組みになりましたが、メンバーに恵まれ、楽しく学習できたとともに、研修終了後も情報交換や飲み会を行う間柄となり、公私ともに非常に有益な人間関係を作ることができました。
 ITC試験については、「IT経営推進プロセスガイドライン」の徹底的な読み込みとこれまでの経験により、無事合格することができました。試験に関しては、3か月間のケース研修の期間内にしっかり取り組むことで合格を手にすることができると思います。
 私はITCを取得することで、コンサルタントの仕事を目指すことになり、転職活動の末、現在の会社にキャリアアップすることができました。仕事内容も理想的なものとなり、また収入も大きく上がることになりました。営業職専門の私がコンサルタントとして転職できたのは、資格そのものだけでなく、ITCの取得に際して得たIT経営に関する理解と自信によるものだと考えています。
 今後は、副業という形で中小企業向けの経営支援を行うべく、準備を進めています(ITCの更新料やポイント取得のための費用を稼ぐためにも!)。そしてやはり目指すは独立。常にアグレッシブに前進していきたいと思います。

橋本 智征さん(2021年度資格取得)
 2021年11月にITコーディネータ資格を取得しました。現在は企業内ITCとして活動しております。企業の課題や問題点を解決するには、パッケージ販売やシステム開発だけでなく、企業戦略も含めたITソリューションの提案やDX支援が必須であるとの考えから、ITコーディネータ資格の取得を目指しました。また自身のITスキルの向上を図るという思いもありました。
 働きながらの試験対策は大変でしたが、特にケース研修はスケジュール調整も含め、個人的にかなり大変だったと強く印象に残っています。リアル、オンライン両方での開催でしたが、各種ソフトが上手く利用できず、メンバーには本当に迷惑をおかけしました。
 研修において、異業種の方々とコミュニケーションを図ることは刺激のあるものでした。考え方が異なるメンバーとソリューション提案をオンラインでまとめていく作業は本当に大変でしたが、非常に楽しいものでした。「こんな提案もあるのか」と感動することもしばしばです。
ITコーディネーターに必要なスキル
 ・ユーザの課題、問題点を洗い出し、最適なITソリューションを提案する能力
 ・コミュニケーション能力
が必須であることが研修において理解できたことは、これからのITCとしての活動にとって非常に有益なものとなりました。
 以後の活動としては、引き続き当社顧客へのITソリューション提案等をメインに活動していきますが、研修で培ったことを十全に生かして活動していきたいと思っております。

中野 文雄さん(2021年度資格取得)
 私は顧客のビジネス成功に向けITを活用した総合的な支援を行う企業において、提案営業を生業としております。昨今、2025年の崖問題でも取り上げられている通り、多くの顧客においてもIT人材不足は火急の課題となっており、今後は、経営とITの融合へ向けた上流の提案の必要性を強く感じ、ITコーディネータ資格取得を思い立ちました。
 ケース研修の際は、正にコロナ禍真っただ中であり、研修はWEB会議形式での完全リモートで行われました。平時であれば、集合型の対面研修で行われるところを、リモート環境でもITツールを駆使し、アイディアを活性化し、知の集結を促すきめ細かい研修運営をしていただきました。スタッフの方々には大変なご苦労があったと思いますが、多くのアイディアが散りばめられており、流石はIT利活用のプロフェッショナルであるITコーディネータの方々による研修だと、とても感銘を受けました。研修の内容と同様に、運営の手法にも、普段のビジネスに活かせるヒントを数多くいただき、大変勉強になりました。
 ITコーディネータ資格を取得して間もないですが、体系化されたIT経営プロセスガイドラインには日頃のビジネスシーンで活用できるヒントが沢山あります。また、ご活躍されているITコーディネータの方々と知り合う機会もあり、資格取得のメリットは大きいと感じています。
今後は、より多くの顧客企業に対して全社DXの推進支援を通じて、お互いのビジネス成功へ向けた共創関係を築き、より良い社会の実現に貢献していきたいと思います。

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