2016年度 IT経営カンファレンス 開催地概要報告(沖縄)

 


 

2017/4/26
ITコーディネータ協会
事業促進部 

 

 

2016年度 IT経営カンファレンス
開催地概要報告(沖縄)

 

 

講演内容
来賓挨拶 内閣府沖縄総合事務所 経済産業部 地域経済課
課長 玉城 秀一 氏
講演 『国の施策と連携した中小企業戦略 ~ITによる新時代を迎えて~』
ITコーディネータ協会
会長 播磨 崇 氏
県内事例 『ペタルーナにおける攻めのIT活用のご紹介』
株式会社アイテォーオージャパン
専務取締役 伊藤 貴庸 氏
基調講演1 『未来を味方にする技術』
~ITがもたらす常識崩壊とは何か、そんなITを味方につける方法とは~
ネットコマース株式会社 社長 斎藤 昌義 氏
基調講演2 『IoTで実現する新しいビジネス~すべてをつなぐことで生み出すイノベーション~』
株式会社 ウフル 上級執行役員IoTイノベーションセンター所長
兼エグゼクティブコンサルタント 八子 知礼 氏

 

 

 

・参加人数:125名

今年度の「IT経営カンファレンス」第8回目の開催になります。
沖縄は昨年度に続き、3回目の開催になります。昨年同様、たくさんの聴講者においでいただき、活気のあるイベントになりました。


 

まずは、主催者のITコーディネータ沖縄の代表理事の新里様より、ITコーディネータ沖縄の活動内容のご案内をして頂きました。 続いて、IT経営カンファレンスの意義を。最後にITコーディネータについて、ご紹介頂きました。
 

 

来賓挨拶 内閣府沖縄総合事務所 経済産業部 地域経済課
課長 玉城 秀一 氏
・サイバー攻撃が社会問題化し、情報漏えい等発生。
・情報提供・人材育成などの施策実施している
・IT経営の阻害要因を取り除くことを実施している
・こういった勉強会での啓蒙活動が大事

 


講演 『国の施策と連携した中小企業戦略 ~ITによる新時代を迎えて~』
ITコーディネータ協会
会長 播磨 崇 氏

講演概要

・ITコーディネータ協会のご紹介
・Ⅰ.新時代の到来~産業構造・就業構造の変革~
・社会やビジネスの在り方そのものを根底から揺るがす大変革が進む新時代へ
・広告市場・ものづくりに変化あり
・IoT・VRなどで新サービスの創出される
・AI・ロボット・ドローンによる効率化
・クラウドファインディングでの資金調達
・クラウドソーシングでの働き方改革

Ⅱ.国の施策との連携
~地域未来投資促進事業~
・地域未来投資促進事業
1. サービス等生産性向上IT導入支援事業
◆次世代企業間データ連携調査事業
(ITコーディネータ協会受託)
データ連携プラットフォームを作り、共通EDIデータを活用、金融機関との連携も見据える
2. 経営力向上・IT基盤整備支援事業
◆100箇所セミナー・相談会の開催
◆プラスITフェア事務局と連携し、ITCの派遣を実施

~地方創生~

・秋田県仙北市の取組事例の紹介
(近未来技術実証特区の取組)
-ドローンの活用
-無人バスの公道実験
・横須賀市及び松本市の取組事例
-ふるさとテレワーク

Ⅲ.地域活性化に向けた取組事例
・西村金属様
-強みを磨き、企業間連携し、ユーザのニーズに対応
-下請けの課題は脱却できていない
・西村プレシジョン様
-商品開発から、グローバル展開へ

Ⅳ.まとめ
・白紙思考で考える事
・自分は既に顧客志向、白紙思考を持っていると思いこまない事
 


県内事例 『ペタルーナにおける攻めのIT活用のご紹介』
株式会社アイテォーオージャパン
専務取締役 伊藤 貴庸 氏
冒頭案内・商品案内・サービス案内

IT導入のきっかけ
2013年 スタッフ同士の意思疎通が難しくなる
顧客情報が紙のみ→店舗間での情報共有できない
イベントからの分析もできない
残業時間も大きくなっていた

IT活用し、経営の効率化を実施
レジ、顧客管理の導入は初期費用が大きい
IT経営コンサルへ相談
ダメもとで、ものづくり革新事業へエントリーし採択

IT導入(Sales Force導入)後
1.chatterの活用
店舗間で情報共有
情報共有促進・探す時間が短く効率化
スマホ対応(産休・育休中でも情報共有)

2.顧客管理
最新情報を店舗間で共有
入力作業の短縮
◆質の高いサービスを提供しCS向上に繋がった

3. 勤怠管理
タイムカードのスマートフォン対応
最新のシフトの確認が可能
給与計算が簡単
紙を廃止しため、経費削減に繋がる

SNS活用事例:アロマ活用法提案
ショップブログ:毎日更新し、詳しい情報の展開
インスタグラム:流行敏感世代、外国人へアプローチ

メリット
広告塔になる
FBでコメントのコミュニケーションツール
拡散率高い

デメリット
日々更新、手間。時間がかかる
続けていくことが難しい

まとめ
ITを費用と認識してたが、ITを投資として活用
管理コスト削減ができた
初期費用の捻出にあたり、国や県の助成金の活用
ITCやよろず支援拠点への相談が大事

基調講演1 『未来を味方にする技術』
~ITがもたらす常識崩壊とは何か、そんなITを味方につける方法とは~
ネットコマース株式会社 社長 斎藤 昌義 氏

講演概要

自己紹介(著書紹介)

アマゾンの事例紹介
AmazonGO、AmazonEcho
AIやセンサー、IoTで実現
amazonの提供意味
家庭内のハブになり、家庭内のサービスを牛耳る

コマツの事例
スマートコンストラクション
高齢化が進む、熟練した技術が必要
ドローンでの測量

工程組み換えにAIを活用し効率的に実施できる
若手の即戦力化にITの活用

足りない作業の人で確保をITを活用
新たな価値をITで活用

様々は情報がデジタル情報に変換され、ビッグデータになる。
データに意味、価値を見つける→難しい
AIが実施し、得られた知識がフィードバックされる

ロボットの進化
プログラム通りに動くものから、Aiが学習し判断し行動する→自立化

フィジカルからサイバーへ、それが現実世界へ
サイバーフィジカルシステム→IoTとも

デジタルトランスフォーメーション
劇的な変化が起こる可能性がある
あつめた情報を生産活動の改善に活用する

デジタルディスラプション
既存の産業やビジネスの価値がなくかることも

日常の常識が大きく変わる
産業のありかた、人の考え方、生き方
新たな視点が必要

ビジネス環境の急速な変化
過去の成功モデルが使える時代ではない
今の武器が3年後のに武器ではない
共創:できることをともに持ちより作り出す
一緒にビジネスをと作り出す

あるべき姿を作っていく

沢山失敗すること
安くなっていることでトライアンドエラーを繰り返す


基調講演2

『IoTで実現する新しいビジネス
~すべてをつなぐことで生み出すイノベーション~』
株式会社 ウフル 上級執行役員 IoTイノベーションセンター所長兼エグゼクティブコンサルタント 八子 知礼 氏

講演概要

デジタライゼーションにより、資産がなくとも、既存事業者を脅かす、存在になってきている。
機会損出をお金に換えることが流行っているモデル

デジタルとアナログの融合がIoTの目指すところ。

大量のデータを活用出来ていない。活用し実装する必要性がある
IoTは『もののインターネット』ではなく
『ものごとのインターネット』
大きなマーケットになる可能性がある

繋げていく発想が大事
繋がっていないことの境目の課題を解決→IoT
境目がビジネスチャンス。では、何とつなげるか。

ITが安くなってきた
→高いだろうという概念をなくす
小さな単位でも対応できる
身のたけIoTで中小企業から始めるべき

IoT事例紹介
センサー
スマートシティ
テレマティックス保険
勘からの脱却
見える化して管理していくことが大事
技術のハードルが下がり、やらない理由がない

スマホ、クラウド、SNS全部10年目
データ量は増えている

必要なのは・・・
見えていないデータ、把握していないデータを
分析する発想が必要
いかに自社にないデータを取得するか
そうでないと、新しい示唆が出てこない
それが、IoTに取り組まなければならない理由

AI
使うには目的に応じた大量のデータは必要
学習用のデータをためる
データはお金になる

クラウド+エッジ側での処理が必要
クラウドとエッジの境目を考えない
全部処理リソース→リソースプールのマネージメント
量の最大化→機会の最大化

『人に着目することが大事』
 

 

【開催情報】
セミナータイトル IT経営カンファレンス2016in沖縄
開催日時 2017年3月6日(月)13:00~17:00
会場:沖縄産業支援センター中ホール
主催 ITコーディネータ沖縄 沖縄県中小企業家同友会 情報関連部会「eおきなわ」
共催 特定非営利活動法人ITコーディネータ協会
後援 内閣府沖縄総合事務局、那覇市、沖縄県工業連合会、沖縄県産業振興公社、沖縄県中小企業診断士協会、中小機構沖縄事務所、沖縄県中小企業団体中央会、那覇商工会議所、沖縄海邦銀行、コザ信用金庫、琉球新報社、沖縄タイムス社、沖縄県情報産業協会、フロム沖縄推進機構


 

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本件に関するお問い合わせは、ITコーディネータ協会 事業促進部まで
 
 

 

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