ケース研修受講体験記

ITC新ケース研修を無事終えて



株式会社名古屋ソフトウェアセンター
事業推進部部長 山崎 高文

1.ケース研修受講の動機
 私が勤務している名古屋ソフトウェアセンターは、名古屋地区のケース研修の会場として利用いただいており、旧ケース研修(休日コース)は、これまで3期連続開催することができました。
 しかし、2006年8月から始まった新ケース研修の集客は当初はかばかしくなく、ITC協会よりケース研修を受託している名古屋ソフトウェアセンターの職員である私が、ケース研修に申し込むこととなったのです。(最終的には30名の参加者がありました)
 そうは言っても、心のどこかでいつかこの日が来るのではと思っておりました。
 名古屋ソフトウェアセンターがITC資格者の東海地区の活動拠点として位置付けられていることから、私自身がITCの一員となり、活動の幅を広げるためにケース研修を開催することがCSF。ケース研修が開催されITC人口が増加し、コンサル実績を積み上げることが、当社にとってのKGIと考えました(水口インストラクターすみません。まだ理解が浅い不肖の教え子です)。

2.当初の期待
 受講するに当たり3つの期待を懐いておりました。
 ひとつは、BSCの習得でした。
 30年近い銀行員経験で財務の視点、顧客の視点から企業を見る習慣はついているつもりでしたが、業務プロセスの視点、学習と成長の視点で企業を見る感覚が身についておりませんでした。
 もうひとつはプレゼンテーション能力のアップでした。
 ITの研修機関に在籍しながらパワーポイントで資料を作成したことがなく、また人前で話すことも最近は遠ざかっておりました。
 最後は、ITCの人脈を作ることでした。
 受講生の皆さんは各々の企業・立場で十分な得意技を持った魅力的な方ばかりです。人と人のつながりは宝です。 名古屋ソフトウェアセンターは、ITCの力を借りてコンサルティング事業を行っております。自分自身の成長のためにも、また当社のためにもITCを良く知ること、人脈を作ることが重要なことでした。

3.ケース研修終了後の感想
 第2期ケース研修 B351コースは、2006年8月19日(土)~11月5日(日) 休日15日間を費やして29名が無事終了することができました。 しかし、休日15日間がつぶれることは、業務の消化、疲労の回復、家庭サービスができない点など正直厳しいものがありました。
 グループ学習は、はじめのうちは各企業文化・経験の違い、初対面という遠慮と少しばかりのプライドが邪魔をして、合意形成に苦心したこともありましたが、非常に有効な研修方法だと感じました。
 また自分の知らないこと、体験したことのない話を聞くことは非常に新鮮で興味深いものでした。
 それに何よりも、多くの受講生の方が非常にプレゼンテーションがうまいことに驚かされました。ある種タレント以上の才能であり当研修所の生徒さんにも見せてあげたいほどでした。
 研修が終わり1ヶ月近くが経過し、ようやく生活にも落ち着きを取り戻しました。 この間、同期の皆様にメールを出すこともほとんどありませんでしたが、これからITCとしての第一歩を踏み出すことになるのですから長い付き合いをお願いしたいと思います。
 I(いつも愛を持って)T(助け合って)C(チャンスをものにできるようにし)ネットワークを築いていきましょう。
 名古屋ソフトウェアセンターも「ITCの止まり木」としてお役に立ちたいと考えております。
 最後にITCが実績を重ね、社会的に認知され、学生にも「将来なりたい職業」として選択されるようになることを期待しております。


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