新しい定款のもとで「第2の創業計画」を一緒に推進していきましょう

【新しい定款のもとで「第2の創業計画」を一緒に推進していきましょう】
会長の澁谷裕以(しぶや ひろゆき)です。

 前回2月9日のブログでもお話ししたように、2018年3月7日に議決権をもつ運営会員の皆様にお集まりいただいて定款変更をお諮りする臨時総会を開催し、大変活発な意見交換を経て、定款変更に必要な4分の3を大きく上回る賛同をいただき、新しい定款案が承認されました。(実際に新定款が効力を発するのは、東京都の認証を得てからですので、6月の上旬になります。)



1.定款変更の大きなポイントは3点です。

(1)1点目は、協会の目的を、現状に即して明確化したことです。以下のように目的を定めました。

「第3条(目的)日本の中小企業や団体がITを経営の力として生産性を高め発展することはますます重要性を増している。経営者と対話しながら、経営戦略のなかでITをどのように活用するかを経営者とともに考えるITコーディネータを育成し、活躍の場を広げることは、活力ある日本の未来をつくり、国際競争力を維持するために極めて重要な取り組みである。


この認識のもと、この法人はITコーディネータの資格認定、育成カリキュラムの策定・研修、ITコーディネータと経営者等とのマッチング、ならびにITの利活用に関する研究・啓発活動を行ない、広く公益の増進に寄与することを目的とする。」

(2) 2点目は、現在のように6,200人のITCのうち72人だけが協会運営に関わる運営会員ということではなく、2000人くらいは主体的に協会の運営にコミットし、自分たちで自分たちの資格や仕事の魅力を高めていく態勢をつくっていきたいということです。そのため、新たに「正会員」という制度をつくりました。是非、多くのITコーディネータに正会員になっていただき、ご一緒にITコーディネータの明るい未来をつくっていきましょう。
(これまでの賛助会員に替わる「協賛会員」という制度をつくりましたが、協賛会員は基本的に寄付と同等の扱いとしていきますので、新定款発布後は、協賛会員に対する特典は設けませんので、ご注意ください。

 正会員への特典としては、以下を考えています。
  1. 協会が主催する経営者等とのマッチング、ネットワーキングの場の提供
  2. 協会が保有するノウハウ、ツール類、協会主催研修の会員価格での提供
  3. 協会機関誌の無料購読
  4. 協会新オフィス(4/16以降)に設けるワーキングスペースの提供)

    *3月26日(月)協会ホームページから、「正会員」「協賛会員」の予約募集を開始します。
    正会員予約はこちら
    6月28日(木)に予定している定例総会は、5月末までに予約していただいた正会員の方々にご案内をお送りしますので、是非、早めに予約していただくことをお願いいたします。
     

(3) 3点目は、理事会を「改革推進本部」としていくため、人数を絞り、ITコーディネータとこの仕事をよく知る有識者を中心に20名弱の理事会にして、毎月活発な意見交換をし、改革を力強く推進をしていきたいということです。

2.このように改革推進態勢を整えたので、ここから先は各届出組織や全国のITコーディネータの皆さんとともに、「第2の創業計画」の実行計画をつくっていく時です。

(1)届出組織ごとの「第2の創業計画」

 ここから先の改革は、届出組織とともに進めていく必要があります。そこで、3月26日(月)に各届出組織長に届出組織ごとの「第2の創業計画」をつくっていただくご依頼をしました。

 協会の「第2の創業計画」に対してワークシートを用意しましたので、それをもとに届出組織内で活発なディスカッションをしていただき、届出組織としてのビジョンをまとめていただきたいと思います。(締め切りは5月9日(水)です。)

 提出いただいた届出組織の代表の方々に集まっていただき、5月16日(水)には「ITコーディネータの未来をともに語ろう会」として、久しぶりに昔の「コミュニティ大会」ような意見交換の場をもって、皆さんで明るく前向きなディスカッションをしていきたいと思います。

(2)企業内ITコーディネータ懇談会

 一方、「第2の創業計画」では、ITC2万人態勢をめざして取組みを進めていきたい。それくらいの数がないと、社会的な影響力を発揮できないだろうと考えています。

 この達成には10年以上がかかると思います。しかし、今、その方向に向かって、皆で改革を推進しなくては、ITコーディネータは自然衰退していくでしょう。今こそ舵を切るときです。

 2万人態勢をつくるうえでの最大の課題のひとつは、企業内ITコーディネータの皆さんがこの資格を有効に活かせる道を探ることだと思います。企業内にいらしても、ITコーディネータ資格を活かして、日本の中小企業等がITを経営の力として発展することを支援できる可能性は沢山あると思います。その可能性を企業内ITコーディネータの皆さんとともに探っていきたい。

 そこで、初めての試みですが、「企業内ITコーディネータ懇談会~ITコーディネータの未来をともに語ろう会~」を開催し、企業内ITコーディネータの皆さん同士で、その資格の活かし方をディスカッションいただく場も用意することにしました。来週早々には、企業内ITコーディネータの皆さんにご案内をだしますので、よろしくお願いいたします。(東京で2回、大阪で1回は開催したいと思っていますが、ご参加が多ければもっと開催したいと思います。)

 ITコーディネータ2万人態勢の実現は、ひとつの大きなイノベーションだと思います。イノベーションとは、「新しいアイディアの実現を通じて新たな価値を創造すること」です。ITC2万人態勢というのは一つの新しい価値の実現だと思います。それが実現できれば、間違いなく日本の中小企業等を元気にすることができるからです。そして、イノベーションを起こすための最大のキーは、チームワークと対話です。

チームワークを大切に、皆で前向きな対話を繰り返して、明るいITコーディネータの未来を一緒につくっていきましょう。

明るい未来

 

 

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