更新日:2025年6月17日 |
ITコーディネータ資格を失効後、もう一度ITコーディネータ資格を取得(復帰)たされた方の声のご紹介。 |
小野 洋さん(2024年度復帰) |
私が初めにITコーディネータを取得したのは、2018年です。業務で経営層や情報システム部の方に対して提案を行ったり、システム構想を練ったりすることが増えてきていましたが、自己流で進めているため、それが本当に正しいのか?と疑問を持ちました。その際に、ITコーディネータのことを知り、体系立てて学ぶことができるのでは?と思い取得することになりました。その後、一時的に別業務に従事した経緯があり、資格を失効する形となってしまいましたが、また2024年度より、提案やシステム構想といったITに関する業務に復帰することとなったため、今回改めて資格復帰することを決めました。 私は企業内ITコーディネータではありますが、比較的、上流工程を担当することが多く、本資格を有していることもお客様に対してアピールとなるケースも多々ありました。また、社内においても育成担当などを行うケースもあり、その場合に課題となるのが、設計や開発といった手を動かす部分には興味を持って取り組む若手が多い反面、仕事を生み出す、お客様に寄り添って活動を行う立場で業務に取り組むことができる若手社員がまだまだ少ないことが事業の拡大において課題となっていることに気が付きました。本来であれば全員がITコーディネータの資格取得をできれば良いのですが、まだまだそこまで会社内での理解は浸透していないので、まずは私自身が見本となるような行動で示して、若手社員を導いていきたいと思います。 今回、資格復帰研修を踏まえて、改めて実践的なスキルの振り返りと定着ができたと感じています。2日間と短い期間ではありますが、ポイントに的を絞って頂けたこともあり、非常に有意義な時間であったと感じています。 今後の活動については、企業内ITコーディネータとしての活動はもちろんですが、所属する組織以外の方とも交流できるような活動を拡大していきたいと考えております。 |
佐藤 陽平さん(2024年度復帰) |
ITコーディネータ資格の取得は2017年です。私が所属する会社はユーザ系IT企業で、外販拡大の戦略が打ち出され、その一環として人選が行われました。その結果、私もITコーディネータ資格を取得することとなりました。資格を取得した直後は、外販に向けた提案に多く携わる機会があり、そこで得た知識を活かすことができました。しかし、数年後には生成AIなどの先端技術を活用する開発部署に異動となり、ITコーディネータとしての知識を活用する場面が少なくなってしまいました。さらに、ポイント取得の煩雑さも重なり、資格を失効することになりました。 しばらくの間、ITコーディネータを活かす業務から遠ざかっていましたが、月日が経ち、立場も変わりました。最近では事業戦略や営業戦略に深く関わるようになったため、再度ITコーディネータの知識を復習することが役立つと考え、資格の復帰を検討しました。 ITコーディネータ資格復帰特別研修では、ITCプロセスの実務への適用方法を復習することができました。忘れかけていたIT経営推進プロセスガイドラインは、あらゆる事業課題に対するITによる解決策として非常に有用なフレームワークであると再認識しました。 今後は、事業戦略や営業戦略にITコーディネータの知見を活かし、お客様へのIT支援においてもITCのメソッドを活用して、よりカスタマーファーストなIT支援を実践していきたいと考えています。 |
髙村 啓輝さん(2023年度復帰) |
ITコーディネータ資格の取得は2019年です。2017年度から中小企業のクラウド利用促進プロジェクトに携わり、ITコーディネータ(ITC)の存在を知り、興味を持ちました。当時、企業グループ内で新設されたビジネスアナリスト資格の要件にITコーディネータが含まれていたこともあり、ITコーディネータ資格を取得し社内での新設資格の第1号となりました。 その後、社内の営業ノウハウ共有や情報交換が不足していることに気づき、社内DXに注力することで忙しくなり、ITコーディネータ資格の更新が後回しになり、最終的には失効してしまいました。 2024年度から、地域DX支援で全国の企業を巡る機会が増えることになり、ITコーディネータの各種プロセスを再び体験し、活動に役立てるために資格復帰研修を受けました。 研修では、専門用語とITCプロセスの実務への適用方法を再確認でき、IT経営推進プロセスガイドラインの理解が更に深まり、重要性を再認識することができました。 今後は、「周囲も自分も幸せにする」という理念のもと、これまで研究開発で培った知識とITCプロセスを活用し地域企業のDX推進と問題解決を支援しながら、関係する皆さまと共に成長し地域社会に貢献していきたいと考えています。 |
西山 義雄さん(2023年度復帰) |
私が最初にITコーディネータ資格を取得したのは2007年度です。会社はユーザ系のIT企業ですが、資格全般の保有率が低く、ITコーディネータ資格を含めた上級資格の取得者がいないこともあり、資格取得の号令がかかりました。その一環として、ITコーディネータ資格取得に向けた人選がなされ、その1人としてITコーディネータ資格を取得しました。 その後、会社の担当業務(パッケージ製品の開発、導入)でITコーディネータの知識を活かす場面が少なく、ポイント取得の煩雑さもあり、資格を失効することになりました。 しばらくITコーディネータとは遠ざかっていましたが、今年度に異動があり、製造業向けの自社製品の開発、販売を担当することになりました。その際にITコーディネータのことを思い出し、2つの点で資格復帰をしようと考えました。1つ目は、地域に根差した活動を行っているITコーディネータ団体への参加によるユーザ発掘です。虫のいい話かもしれませんが、良い提案ができれば、関係者間でメリットを享受できます。2つ目は、自己研鑽です。ITコーディネータ関連の催事に参加することでスキルアップを図り、IT業界で生きていくための糧としたいと考えています。 そのため、ITC資格復帰特別研修に参加しましたが、今の時代に合った内容にブラッシュアップされており、有用な知識が得られると再認識いたしました。 今後は、ITコーディネータ協会等の催事に積極的に参加することでスキルアップを図るとともに、そのネットワークを活用して人脈を広げたいと思います。最終的にはITコーディネータの知識を活かし、地元企業に少しでも役立つ情報を提供していきたいと思います。 |
竹本 和弘さん(2022年度復帰) |
当初のITC資格を取得のきっかけは、私は30代半ばまで経営系の勉強はしていたもののITの勉強はあまりしていませんでした。所謂、上流系ITCです。当時勤めていた会社でITCの資格を取るようにとの指示があり会社が研修費用50万円の半額を負担してくれる話となり2005年にITCになりました。研修は当時15日間あり非常に内容の濃い研修で研修仲間とも非常に仲良くなった記憶があります。 その後転職し、転職先が全くITに関係ない業種だったため必要なポイントを取得出来なかった事が一番の原因で資格を失効しました。残念でしたがこれも仕方なかったと思っています。 今回、資格復帰を考えたのはSierに再転職した事が大きいです。部下に勉強する事の大事さを見せる事やITスキルもアップさせたいと思い復帰を考えました。資格復帰特別講習は大変充実した内容で非常に楽しく勉強になりました。特にIT経営推進プロセスガイドラインを実戦形式で学べ同じグループの皆さんも優秀な方も多く非常に良い体験が出来たと思います。有難うございました。 今後は、人生常に勉強との考えを持ちつつ自己研鑽を重ね人生をあるべき道へと進もうと思っています。特に、IT業界に現在居るためITの知識を更に向上させて組織をあるべき姿に導きたいと思っています。 |
山下 智信さん(2021年度復帰) |
当初の資格の取得の経緯は、2004年頃からB2Bテレマーケティングの仕事でしたが、当時はそのためのシステムが整っておりませんでした。そこで出会ったのがSalesforceでスムーズに導入ができたことで、「業務」と「IT」のどちらも把握しておくことの重要さを体感しました。「業務知識とIT技術と連携して支援する」ことに興味を覚え、IT系の資格を取得 したいと考えていた2006年頃にITコーディネータの資格が目に留まりました。 エンジニアではない自分でもIT関連の資格を取れる可能性があると感じ、即資格研修 受講と学習を始め、2007年の8月に無事取得できました。 そんな中、1昨年前に転職の機会があり、間も半年ほど空いてしまったことで更新費用や協会費用の負担が重くなり資格を失効してしまいました。 その後、事務局からのメールで復帰研修を知り、転職もできたことと、現在もIT系ベンダーで事業拡大の活動をしていく中で、社員教育にも有効でかつお客様への支援を行うときの基本的なメソッドとしても有効ではないかと思い復帰を考えました。 資格復帰特別研修では、特にグループワークを通じてナレッジや知恵を出し合い、より良い結果を出していこうとする プロセスが非常に良かったです。一人ではなく共創の考え方が重要な気がしました。よってITC内に継続的なコミュニケーションの場があることが、よりITCの強みを向上させるのではと感じました。 今後は社内チームへナレッジやITCの良さを浸透させていくことと、お客様へのIT支援でもITCメソッドを活用して、より価値あるIT支援をしていくことが展望であり目標です。 |
堀篭 宏章さん(2020年度復帰) |
ITコーディネータを目指したのは、転職しITコンサルタントになったタイミングです。ITの能力には自信があったものの、経営戦略からIT戦略に落とし込むということがどういうことなのかを知りたくて資格取得しました。 資格を取る時に受けたケース研修の濃さは今でもはっきりと覚えているぐらい印象的な研修で、企業に対してIT導入をどういう切り口で提案すればよいのか、ということを理解する切っ掛けになりました。 資格を失効してしまった理由は、再び転職するタイミングがあり直接コンサルティング業務を行う役割が減り、継続の費用負担感が大きくなったためでした。 このままずっと失効かと思っていたのですが、ITコーディネータ協会より復帰のチャンスを頂いたので、もう一度資格復帰を果たすことで、ケース研修で学んだ事の復習と新しいテキストを学び直そうと思い、復帰特別研修を受講しました。 復帰特別研修を受け、新しいテキストを読ませていただき、私がITCになった2003年とテキスト自体も変わっており(当時はβ版でした)、変化点を含め新しい知恵を得ることができました。 ITコーディネータの資格は、ケース研修に通じるように一つの答えがあるわけでなく、課題に対しての様々な切り口での解決策を考える頭を使う資格なので、改めて新しいプロセスガイドラインを「使って」みて、今後も継続して経験値を積みたいと思います。 |
上野 隆さん(2020年度復帰) |
『転禍為福"コロナ最中の復活物語』 ■なぜITCか 「通産省(当時)の肝いりだが柔軟な進化のため敢えて民間試験に。コンサルの流派にこだわらず世界最先端手法のいいとこ取り。」と言う触れ込みに惹かれ、「手に職を」と黎明期の2002年に受験しました。論文試験と違い実戦さながらの集合研修も性に合い自腹で参加し、認定と同時に勤め先を辞め、新天地上海へ。海外起業に悪戦苦闘中にSARSが襲来、一旦、日本に撤退、SARS終息の後香港へ。数度の起業失敗を経て、現在32年目のIT会社TRE社を継承。自社開発のERPを香港・華南の日系企業向けに提供、ITCの学びが日々役立っています。 ■失効の理由 海外ではポイント取得が難しく失効しました。 昔SARS、今コロナ。「転禍為福」ウェビナーの予想外の普及により帰国せずとも継続が可能となり復帰を決断しました。 ■資格復帰特別研修の良さ スキルキープのため香港で大学院等にも通いましたが、コンサルの継続学習の機会は見当たりません。ITCメソッドは世界に発信すべき内容だと思います。特に、過去の実例を凝縮した本研修のテキストや課題は実践的、抽象度の高い教材を経験豊富な講師陣が、平易に解説しながら、次々にテーマをこなす過程は、実際のコンサルティング現場さながら。チームで事例に取り組む中での経営課題の気づきを体系的に成果物にまとめ上げていくという過程を体感できる価値の高い経験となりました。また、復帰研修では、驚きの経歴の持主も珍しくなく技を高め合う知の乱取りの"場"で、最新版教材と、参加者からの刺激を化学反応させ"自分独自の解"を導くため頭に汗をかく"時"は自身の"脱皮"のための得がたい好機にもなりました。研修同窓の"絆"も今度の人的ネットワークの広がりを予感させます。 ■今後の展望・目標 大学では多国籍企業を研究、卒論は"戦略的撤退"、変わらぬ想いは、ITCを駆使しての海外中小企業の一生に寄り添うことです。コロナ、デカップリングも実は国際化・国際連携の話の一環、当地にてITCの国際発展に貢献できればと願っています。皆様、お気軽にお声掛け下さい! 上野さんの会社のホームページはこちら www.tre.com.hk |