平成27年度 新任理事の紹介

 

更新:2015/08/06

平成27年度より新しく就任した新任理事よりご挨拶申し上げます。(順次掲載予定)
※敬称略・順不同での掲載となっています

 

     
  室脇 慶彦
株式会社 野村総合研究所 理事

 
  野村総合研究所ではITコーディネータ資格を持つ社員を数多く擁しております。これは、お客様のニーズをいかにうまく引き出していくかが、システムの構築にとって最も大切であるからです。
昨今のお客様の状況を考えてみると、何をシステムに期待しているのか、どう表現すればシステムが出来るのか、システムがどんなことが出来るのか等の疑問や悩みを多く持っておられるように感じます。特に、IoTなどと叫ばれているように、ITの活用が企業の規模に関わらず極めて重要な手段となっております。
JUASの調査によると、新たな分野へのIT投資をしている企業が利益を伸ばしていると報告されています。そういう意味でITCが、活躍をするべき範囲が大きく拡大するとともに、新たな事業の創造に深く貢献していくべきと考えます。
従いまして、ITC協会が更に発展し、時代の要請に少しでも応えられるように微力ではありますが貢献をしていく所存でございます。
 
    経歴:
証券、銀行、カード、消費者金融、年金、損害保険、産業などの幅広いシステムの大規模な開発に従事。主にプロジェクトマネージャーあるいは、プロジェクトマネージャーを支援・指導する立場で、仕事に取り組む。その経験から大規模システムのプロジェクトマネージメントを強みとしている。また、品質監理の責任者として、主要プロジェクトの状況の把握と改善の指導者としても活躍。

 

     
  栗脇 昭博
ITCパートナーズ 代表
福岡ITC推進協議会 会長

 
  新理事としての私の最大の使命は、地方のITC、ITC組織の声をいかに中央(ITCA)に届けるかだと思っています。どうしても組織や予算の制約上中央集中になりがちな、イベントや企画を如何に地方での開催に結び付けていけるか。
また、お客様やプロジェクトの種類、数、規模も当然地方との温度差や格差が発生します。それらの声をITCAに伝達していくことを目指したいと思います。
一方、理事としてITCA役員や他地区の理事の方々と直接会話をする機会に恵まれますので、そこで得られた情報・知見を私ども協議会や、九州・山口地区のITCA組織に持ち帰るということも実現したいと考えています。
各地のITC組織との交流の場をぜひ広げていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
 
    経歴:
外資系コンピュータメーカーのSE、コンサルタントを30年以上経験したのち、2008年に個人コンサルタントとして独立。コンサルタントとしての得意分野は、IT戦略策定、事業戦略策定、業務改革、CRM戦略の策定など。前職で経験した、コンサルティング・方法論とITCプロセス・ガイドラインを融合させ独自の方法論に昇華させている。また、ファシリテーション技法や、コーチング、カウンセリング技法なども、積極的に学んで幅広い領域のスキル・経験を有している。

 

     
  前田 尚次
四国ITC協議会 会長

 
  ITコーディネータ制度が始まって干支は一回りを過ぎ、その間多くの諸先輩方に多様な知見を教わることができました。四国の片隅で、自己流のシステム構築に携わっていた田舎者が、世界の先進的な考え方や、技術に触れ、知らぬことを恐れず、ITコーディネータインストラクタに取り組みました。
最初の5年ほどは全てが新鮮で、自己流の解釈と、各種ガイドラインや洪水のように押し寄せる技術情報に必死でした。その頃の新鮮な思いを新たに、IT活用の人材開発支援の手伝いができればと思います。
IT活用技術の進化は著しいですが、長年取り組んできた、「業務の見える化」の技術はまだまだ取り組むべき分野が存在します。
IT化を進める作業ではこれらは当然でありますが、各種ISOの認証取得や、それらの成果を生かし、ビジネスのあるべき姿を構築すること、ビジネスをつかさどる具体的な手順、内部規則、普遍的な事業継続の仕組み整備、またこれら構築されたルールの維持改善の作業など、業務を明確にし維持する普遍的な技術・手法はあまりありません。
EAの技法に長年取り組んだが、難しいと感じています。
約半世紀におよび情報技術に関わってきた経験を基に、12年かけ多くの組織で実践開発した「業務整理技法(BPAT:Business Process Arrangement Technique)」を開示・普及し多くのITコーディネータに役立つよう、支援することができれば幸いです。
  
    経歴:
1971年より30年間高知県庁(主要業務すべて)業務システム構築に関わる。
経済産業省情報化支援アドバイザ(10年以上)
(独)基盤整備機構CIO人材育成コーディネータ(2008年~)
2001年ITCインストラクタ。四国ITC協議会会長(2009年~)

 

     
  小林 聖敬
株式会社コア 執行役員 経営管理室 室長

 
  現在のIT業界は、過去のピーク時を越えるような需要の拡大がみられ、ITコーディネータの活躍のフィールドは間違いなく拡がっています。特に攻めのIT投資に関する様々な場面では、新しいパラダイムに対応するITコーディネータの活躍する姿がイメージできるほどです。今後求められるITコーディネータには、これまでの知識だけでなく、社会情勢やリスクヘッジなどの様々な分野にも目を向けなければなりません。そして何よりも重要なのは、元気な日本を支える中小企業の更なる活性化への対応です。
さらには、東日本大震災の被災地復興では、長期スパンで再生を図らなければならない被災地での企業再生、事業創造にITコーディネータの果たす役割も大きいものとなるはずです。
今回、ITコーディネータ協会に関わる機会をいただきましたことに対し、感謝を申し上げるとともに、微力ながら貢献していきたいと思っております。
 
    経歴:
メーカー入社後、研究部門のソフトウェア開発業務に従事する。また、情報処理振興事業協会(独立行政法人情報処理推進機構の前身)に出向し、ソフトウェア工学、人工知能の研究に携わる。その後、現会社に入社。様々な分野のシステム開発においてプロジェクトマネージャーを経験し、東関東、東北地区を統括するカンパニー責任者を経て現職。

 

     
  久井 敏次
東京海上日動火災保険株式会社 理事 IT企画部長

 
  デジタル時代に突入し、ビジネスに大きな変革がもたらされようとしています。従来のIT化と異なり、ITで新たなビジネス、サービスを創造する時代となり、各企業が『攻め』のIT活用を加速度的に進めることになると思います。一方、デジタル化が進展すればするほど、サイバーセキュリティをはじめとして大きな経営リスクにつながる時代となり、より堅牢な『守り』を整えていく必要がでています。
大小問わず各企業が、この『攻め』と『守り』をスピーディーかつバランス良く進めなければならず、悩まれている経営者の方も多くいらっしゃると思います。
まさにITCの方々の活躍が期待されるところですが、残念ながらITCの存在が十分に知られていないと感じています。多くのITCの方々が元気に活躍されることで、日本企業全体が元気になれることを夢見て、微力ながらご支援できればと存じます。 
 
    経歴:
1990年 東京海上火災保険株式会社に入社。IT部門で企画・開発業務に従事。
2009年 東京海上日動システムズに出向し、取締役としてコーポレート部門、開発全体統括を担当。
2012年 東京海上日動火災保険IT企画部に帰任し、現在に至る。

 

     
  齋藤 瞳
株式会社アイ・フォーサイト  代表取締役社長
NPO法人ITCふくしま 理事長

 
  ITの役割がコスト 削減から付加価値創造にシフトしつつある現在、ITコーディネータとして必要なスキルや役割も変革が求められているのではないでしょうか。
ビジネスモデルを見える化するだけではなく、新たなビジネスモデル創造を支援できるスキルです。また、女性の活躍が推進されるこれからの時代、女性ITコーディネータが求められる機会も増えてくるでしょう。しかし全ITコーディネータのうち、女性の割合は約5%と伺いました。これを更に増やし活躍の場ができるようにすることが私の役割だと考えております。
ITC協会およびITコーディネータの躍進のため、微力ではありますが貢献できるよう努力して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
 
    経歴:
1998年株式会社エフイーシー入社。製造業、流通業を始め様々な業種でのSE経験とコンサルティング実績を活かし、2009年にIT経営コンサルティング会社、株式会社アイ・フォーサイトを設立。2013年NPO法人ITCふくしま理事長に就任。

 

     
  中塚 一雄
特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会 常務理事 兼 事務局長

 
  平成19年からITコーディネータ協会事務局に籍をおき、ITコーディネータ協会の事業に携わってまいりましたが、このたび常務理事の大役を仰せつかりました。これまでご支援、ご協力いただいた方々に心からお礼申し上げます。
ITコーディネータ協会が掲げたビジョンの実現に向けて、平成27年度の事業計画では、「改革」をキーワードに中期計画にそってあるべき姿の実現を目指しています。
ITコーディネータ制度が持つ志に、深く共感いただいたITコーディネータ、会員、理事、支援機関などの皆様のご協力を得て、着実に一歩ずつ、しかし大胆に事業に取り組んで参ります。
大切なことは、ITコーディネータが活躍する現場の感覚を活かす、ITコーディネータのバックボーンである我が国中小企業の活力向上へ取り組む、時代の進化と多様性を柔軟に受け止める、コミュニティの力を上手に活用する、ことだと考えております。
新たな時代にふさわしいITコーディネータの素晴らしい活躍を夢見て、精一杯努力してまいります。どうかご支援をよろしくお願いいたします。
 
    経歴:
1975年 新日本製鉄(株)入社。本社(東京)、名古屋製鉄所、君津製鉄所で勤務。人事労務、海外技術協力、広報、情報システム等の業務に従事
1990年 新日鉄の情報系子会社(新日鉄ソリューションズ)に出向
2007年 ITコーディネータ協会に異動。現在に至る

 

 

 
 



 

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