コンサルティングのべからず集

「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D10

【投稿者】
投稿者 多田 豊 認定番号 0012232001C
会社名・団体名 (株)多田総合会計事務所
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
ヒヤリング不十分のまま、助言・アドバイスするべからず

【理由】
●要望事項の聞き取り方
 クライアントが、こちらにコンサルティングを依頼してきたとき、その要望を聞き取ることになるが、こちら側の思い、込みによる聞き取りになってしまうと、 偏見が入ってしまう恐れがあり、クライアントの真意を汲み取らないままにアドバイスをおこなうことになりかねない。 その結果、アドバイスが的を得ていないものになってしまいクライアントが満足しないまま、コンサルティングを終わってしまう可能性がある。
 そのため、コンサルタント(ITコ-ディネ-ター)は、聞き上手でなければならない。聞き上手になるためには、次の点に注意する必要がある。
  1.相手の話をじっくりと聞く
  2.あくまで主役は、話し手であることを忘れない
  3.自分のことは、あまり話さない
  4.関係のない話に振らない
  5.尋問調(取り調べ)にならない
さらに、聞き上手は質問の名人でなければならない。質問は、次の点を訊くと良い。
Why なぜ
When いつ
Who だれが
Where どこで
What なにを
How どのように

●アドバイスの仕方
 クライアントが、コンサルティングを依頼してくるとき、次の3種類のパタ-ンがある。
  1.まるっきり解らないとき
  2.方向性は決まっているが、具体性に欠けるとき
  3.結論が出ているが、そこに行くまでの道筋がわからないとき
 クライアントが、上記のいずれの状態であるかを聞き取りによって見極める必要があるが、建前と本煮の異なっている場合があるので、注意が必要である。 この見極めさえできれば、見当違いなアドバイスをすることはなくなる。

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