1.IT担当者に必要とする知識レベル |
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中小企業では多くの場合、IT担当者とは、データの入力担当者を意味することが多い。
良くても、売上伝票・請求書の出力操作が出来る程度のレベルに止まる例が多い。
担当者の知識レベルとして、情報システムの意味が分かり、企画に参画でき、社内及びITベンダーと必要な折衝が出来る力が必要である。 |
2.トップマネジメントに、「IT担当者を最低2名置くよう」に進言すべし: 理由は |
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(1) |
IT担当者が1名だと、万一病気・退職等が発生した場合、自社システムの内容を知っている人が居なくなるため、企業の継続運営も困難になる。
他の仕事と兼任でも良いから、最低2名担当者を確保するよう進言する。〔企業としての最低限の必要条件〕 |
(2) |
担当者が1名では、ITを議論・相談する相手も居ないことを意味する。ITソリューションには、通常いくつかのやり方がある。
それらの議論をさせるためにも最低2名が必要である。 |
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3.担当者の育成: |
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(1) |
担当者の育成計画を、ITコーディネータはトップに進言すべし:
ITCは、担当者へのIT教育の必要性と、研修すべき内容を、トップに進言する責任がある。
外部研修への出席、OJTの指導など、具体的に進言する必要がある。
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(2) |
OJTは、ITC自身が自分の知識・経験を生かして担当されるようお勧めする。
経営者から絶大な信用をいただける一つの要素となる。
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(3) |
育成した担当者が、社員の情報リテラシーを向上させる講師役を担当することになる。 |
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