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・トップ(経営層)のリーダーシップの発揮
QRプロジェクトは会社間を越えた立場から、在庫圧縮、欠品防止、物流コスト削減などに向かって、「全体最適」のしくみを追求する業務改革であり、
プロジェクトの局面において、トップの適切な判断、全面的な支援が不可欠。
ここでは受注・企画・検品・全体工程の管理をリードした池内タオル株式会社池内計司社長のリーダーシップ。
・目的・目標の明確な設定
QRプロジェクトのスタートにあたって、メンバー全員が同じゴールに向かって進めるように、現状の重点課題を認識し、
なるべくわかりやすい明確な目標設定が必要。
ここでは「商品のリードタイムを短くすること」を明確に設定。
・タオルに関連する工程担当企業によるプロジェクトメンバーの構成
各社の論理を超えて新業務のしくみを具現化するために、さまざまな局面において、工程(部門)を代表した判断が求められ、
業務に精通し、迅速で適切な判断ができる企業がメンバーに求められる。
ここでは池内タオル株式会社をはじめとするが各工程担当企業。
・情報基盤の確立
計画の迅速な意思決定、関連部署・担当者間の情報の伝達・共有化を可能にするための情報基盤の構築が不可欠。
ここでは情報武装化計画の推進;(1)バーチャルファクトリーシステム構築、(2)実運用に耐えられるシステムの開発(約50社実証実験参加)、
(3)情報リテラシー向上(20社パソコン新規購入)、(4)情報の共有化による協調関係の確立。
・SCM機能を統合した新組織の発足
「全体最適」のしくみをうまく機能させるために、SCMの機能を統合しした役割・責任を負う組織を発足することが効果的。
ここでは池内タオル株式会社が主要な役割を果たす「今治バーチャルファクトリー」。
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